累計125万部のベストセラー作家であり、株式会社クロスリバーの代表取締役社長を務める越川慎司様。
弊社では、越川慎司様のYouTubeチャンネル「越川慎司のトップ5%仕事術」の立ち上げおよび運用の支援をしています。
本インタビューでは、弊社にご依頼いただいた決め手や、YouTube運用による効果、弊社サービスのご感想などを伺いました。
「マルチインプット・マルチアウトプット」を強化するためのYouTube運用
宮原:本日はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まずは御社の事業内容からご紹介いただけますでしょうか?
越川:当社は言葉、教育、コンサルティングの3事業を展開しています。まず言葉事業では、作家として書籍の執筆を手がけ、これまでに32冊を刊行しました。現在では、翻訳版も出版しており、累計発行部数は125万部に達しています。
教育事業では、企業向け研修プログラムの提供に加え、大学での講義も実施しています。実践的なカリキュラムで組織と個人の成長を支援しています。
コンサルティング事業では、「成果を生み出す働き方」を検証するため、延べ17万3000名の行動データを分析してきました。人事評価でトップ5%に入るハイパフォーマーの行動を AIカメラや音声記録などで可視化し、社員のパフォーマンスを高めるためのコンサルティングを提供しています。多くの企業に導入いただき、実績を上げています。
越川 慎司 様/株式会社クロスリバー 代表取締役社長
宮原:YouTubeチャンネルの運用に取り組まれた背景について教えていただけますか?
越川:私の根底には「マルチインプット・マルチアウトプット」という戦略があります。マルチインプットの観点では、これまでお客様との対話や年間数百冊に及ぶ読書から学びを得ていましたが、YouTubeで動画を公開するとコメントや再生回数、いいね数などリアルタイムで上質なインプットを得られます。これらのインプットを活用することで、アウトプットの質をさらに高めていくことができます。
またマルチアウトプットの観点では、書籍やメディア出演に加えて、新たにYouTube上で情報を発信することで、さらに幅広いチャネルで認知を獲得できるようになります。この「マルチインプット・マルチアウトプット」を実践する上でYouTubeは非常に効果的な媒体であり、以前からずっと注目していました。
宮原:「マルチインプット・マルチアウトプット」を強化するためにYouTubeチャンネルを開設されたのですね。
越川:そうですね。私の場合、学んでから発信するのではなく、まずアウトプットして足りない部分を補うようにしています。仮に知識が不十分でも発信し、フィードバックを受けて次に活かす。これが最高のインプット循環です。インプットだけで満足してしまう方も多いと思うのですが、アウトプット先を決めてからインプットすると、成果につながりやすいと実感しています。
立ち上げを行ったYouTubeチャンネル「越川慎司のトップ5%仕事術」
宮原:YouTubeに取り組む上で、そのお考えは非常に重要ですよね。私も日々多くの方とお会いしますが、「自分がYouTubeを始めても、大したことを話せない。」とハードルを感じてしまっている方も多くいらっしゃいます。越川さんは迷いなく発信されていますが、何か意識されていることはありますか?
越川:まず「成功か失敗か」という判断をしないことが重要です。そもそもYouTubeの成功とは何か、失敗とは何かと考えると、結局は登録者数や再生回数を他チャンネルと比較して一喜一憂してしまう。それよりも、私は「実験」だと捉えるようにしています。
YouTubeコンテンツは、一時的に見てもらうものではなく、長期的に見てもらえる「資産」です。動画が5年後、10年後でも視聴されれば、そこから講演や研修の依頼が生まれ、ビジネスにつながります。その視点に立てば、最初から完成度100%を目指す必要はありません。むしろ70%ほどで公開し、コメントや指摘をもとに修正していく。そのプロセス自体が次の企画やサービスにつながります。理科の実験を延々と続けているような感覚で検証し、改善を重ね続けることが何よりも重要です。
最終的な決め手となったのはプロデューサーの人柄
宮原 駿/株式会社Lumii 代表取締役社長・エグゼクティブプロデューサー(https://lumii.co.jp/member/shun-miyahara/)
宮原:どのようなきっかけで弊社にお問い合わせいただいたのでしょうか?
越川:率直に言うと、最初のきっかけはChatGPTでのリサーチでした。ChatGPTのディープリサーチ機能を使い、どの会社が良いか尋ねたところ、御社を含めて数社が候補に上がり、問い合わせをさせていただきました。
宮原:最近は生成AIで情報収集してからご相談をいただくことも増えています。複数社にお問い合わせされたとのことですが、最終的に弊社にご依頼いただいた決め手は何だったのでしょうか?
越川:最終的な決め手となったのは、価格でもサービス内容でもなく、プロデューサーである宮原さんの人柄でした。動画制作は丸投げして作るものではなく、依頼主と制作会社が一体となって作り上げるものだと考えています。だからこそ、「何を」提供してくれるかよりも「誰と」一緒に取り組むかが重要でした。御社はその点で非常に信頼できるパートナーだと感じました。
豊富な支援経験とデータに基づいて的確なアドバイスをしてもらえる
宮原:プロジェクトが開始してからのご感想について教えていただけますか?
越川:当初は制作会社に依頼した意識でいたのですが、実際には映像の制作に留まらず、コンサルティング的な提案が多かった点が印象的でした。コラボ企画を検討していたときも、「チャンネルの視聴者層を考えると、この企画は成果が出にくいかもしれません。」と率直なフィードバックをもらえました。
豊富な支援経験とデータに基づいて的確なアドバイスをしていただけるので、非常に心強いです。発注者と受注者はどうしても上下関係ができてしまいやすいですが、御社は同じ目標に向かうパートナーとしてフラットに伴走してくれる点が素晴らしいと思っています。
わずか2ヶ月でチャンネル登録者数10万人を達成
宮原:YouTube活用による効果や反響はいかがでしょうか?
越川:当初掲げていた「1年でチャンネル登録者数10万人」という目標を、わずか2ヶ月で達成することができました。すでにフォロワーがいるその他のSNSから誘導できたことも大きな要因ですが、しっかりと質の高い動画を発信できているからこその結果だと思っています。
ここまでは非常に良いペースですが、さらなるチャンネルの成長に向けて、より一層有益な動画を作っていきたいと思っています。
宮原:2ヶ月でチャンネル登録者数10万人は素晴らしい結果ですね。今後はどのような展開をお考えなのでしょうか?
越川:ありがたいことに書籍やSNSで多くの方に知っていただくことができましたが、まだ十分に認知を獲得できているわけではなく、今後はいかに無関心層にリーチできるかが重要だと考えています。
YouTubeを始めたことで、想像以上にあらゆるフィードバックをいただく機会があり、書籍の出版や講演活動では得られなかったリアルな声を聞くことができています。こうした視聴者の声を一つ一つ改善に活かし、コンテンツの質を高めることで、さらに多くの方に動画を見てもらえるようにしていきたいです。
まだアイデアが曖昧な状態であっても、魅力的な動画に仕上げてくれる
宮原:弊社サービスはどのような会社におすすめのサービスと言えそうでしょうか?
越川:かっちり固めた企画書があるよりも、大枠だけを共有し、一緒に形を作り上げていくスタンスの企業に合うと思います。私自身、今回のプロジェクトで「メロンパン思考」という新しい発想を得ました。メロンパンは外側がサクッと、中はふわふわだからおいしい。企画も同じで、最初は柔らかいアイデアを持ち寄り、進行に合わせて少しずつ固めていくことで、外はサクッと、中はふわっとした魅力的なコンテンツに仕上がります。
御社は、ふわっとしたアイデアを仕上げていく工程に強みがあり、数多くの経験から「これは効果的」「これは控えたほうがいい」と的確なアドバイスをしてくれます。まだアイデアが曖昧な状態であっても、Lumiiさんであれば魅力的な動画に仕上げてくれますので、YouTube動画を検討されている企業様はぜひ相談してみてほしいです。
宮原:嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。さらなるチャンネルの発展に向けて、今後もしっかりとサポートさせていただきます。本日はお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
越川慎司様のYouTubeチャンネル「越川慎司のトップ5%仕事術」は以下よりご覧いただけます。
弊社では企業YouTubeチャンネルの戦略立案から企画、動画制作までをトータルでサポートしています。
各社様に最適なYouTubeチャンネル戦略を提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。