クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供するjinjer株式会社様。
今回のインタビューでは、マーケティング部の藤本様、田中様にご依頼の決め手や当社サービスのご感想をお伺いしました。
カテゴリーエントリーポイント(CEP)戦略に動画を活用
宮原:本日はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まずは御社の事業内容からご紹介いただけますでしょうか?
田中:当社はクラウド型人事労務システムの「ジンジャー」を提供しています。人事労務、勤怠管理、給与計算、人事評価、サーベイ、データ分析、eラーニングなど、人事業務を幅広くカバーするアプリケーションを提供しています。
田中 靖与 様/jinjer株式会社 マーケティング部 シニアマネージャー
宮原:ありがとうございます。今回動画制作に取り組まれた背景について教えていただけますか?
田中:今回動画制作を依頼した背景には、マーケティング部としてカテゴリーエントリーポイント(CEP)によるサービス想起を獲得したいという狙いがありました。カテゴリーエントリーポイントとは、顧客が商品・サービスのカテゴリーを思い出すきっかけを指す概念であり、この施策の一環として動画制作と広告配信を実施することになりました。
藤本:勤怠管理システムはすでにニーズが顕在化しているサービスですが、私たちが本当に伝えたい価値は人事データベースを軸とした全体最適の仕組みです。そこで今回の動画施策では、「勤怠管理」のような機能単体に焦点を当てるのではなく、「ジンジャー」というブランド全体を想起させる構成を意識しました。
藤本 真央 様/jinjer株式会社 マーケティング部 部長
本質的な提案にハッとさせられた
宮原:商談時の弊社の印象やご提案内容はいかがでしたか?
田中:御社からの初回のご提案は非常に気づきが多く、印象に残っています。自社内でしっかり考え抜いた上でRFP(提案依頼書)をお渡ししていましたが、「現状のカテゴリーエントリーポイントは、本当にジンジャーを想起するきっかけとして機能しそうですか?」という問いをいただいたときはハッとさせられました。単純に当社からの依頼に沿うのではなく、より本質的な部分から見直して提案してくださったことがありがたかったです。
宮原:当社も社内のプロデューサー陣と何度も議論を重ねながらご提案のアイデアを作り上げました。御社が丁寧にRFPを作成されていたからこそ、より本質的なアウトプットにつなげられたと思っています。
宮原 駿/株式会社Lumii 代表取締役社長・エグゼクティブプロデューサー(https://lumii.co.jp/member/shun-miyahara/)
的確なアドバイスとスピード感のある対応でプロジェクトがスムーズに進んだ
宮原:制作プロジェクトが開始してからのご感想について教えていただけますか?
田中:プロジェクトの開始後も、カテゴリーエントリーポイントに対する考え方や方向性について継続的にアドバイスをいただけたのがありがたかったです。また初稿完成までのスピードが非常に早かったことも助かりました。予定していた前日や前々日にいただけたことで、社内で丁寧にフィードバックする時間を確保できました。スムーズにプロジェクトを進められたことに感謝しています。
宮原:ありがとうございます。今回動画を制作される中でこだわったポイントはありますか?
田中:ターゲットのペインやゲインを本当に捉えられているのかを社内で何度も議論を重ね、使う言葉の一つひとつにこだわりました。たとえば、当社のサービスを利用することでユーザーは勤怠管理や給与計算の効率化が図れるため、その魅力を動画で伝えようと思うと、つい「自動化で楽になる」という訴求をしてしまいます。
しかし、当社がターゲットとしている従業員100名以上の企業の場合、ターゲットが抱えているリアルなペインは「ミスに対するプレッシャー」であり、「自動化で楽になる」と言われてもあまりピンと来ません。ターゲットのペイン・ゲインを徹底的に深掘りし、リアルな表現で動画を制作できたと思っています。
今回のプロジェクトを通して、マーケティング施策全体における一貫性を高められた
宮原:動画活用の効果はいかがでしたか?
田中:動画広告を活用した成果ももちろん得られていますが、それ以上に今回の施策によって、マーケティング施策全体における一貫性を高められたことが大きな成果だと考えています。設計したカテゴリーエントリーポイントに沿って、各種クリエイティブを制作したり、動画用に制作したイラストを各コンテンツに反映したりすることで、より効率的にマーケティング施策を展開できるようになりました。
宮原:今後も動画を活用した施策に取り組まれる予定はありますか?
藤本:広告用の動画に限らず、今後は動画コンテンツにも力を入れていきたいです。最近では生成AIベースの検索なども増えており、検索結果上で動画コンテンツがよりレコメンドされる可能性もあると考えています。生成AIや検索アルゴリズムは日々変化するため、まだわからない部分も多いですが、動画コンテンツの活用は、中長期的に見て重要なマーケティング施策になると考えています。
「動画を作る」以上の価値がある、伴走型の支援に満足
宮原:弊社サービスの総合的な満足度はいかがでしょうか?また弊社サービスはどのような会社におすすめのサービスと言えそうでしょうか?
田中:当社の施策に対して丁寧に伴走していただき、非常に満足しています。動画を作ること自体はあくまでも手段であり、施策の目的をしっかりと定義した上でプロジェクトを進めることが重要だと考えています。Lumiiさんは、「動画を使って何をしたいのか」という部分から一緒に考えてくれるため、単に動画制作を依頼するだけでなく、伴走してくれるパートナーを求めている会社にとって最適なサービスだと思います。
宮原:嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。改めて本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。 今後もよろしくお願いいたします。
jinjer株式会社様と制作した動画は下記よりご覧いただけます。
動画制作をご検討されている場合には、以下よりお問い合わせいただけます。
絵コンテ・企画案を無料でお作りしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。