本記事では、Adobe Stock(アドビストック)のメリット・デメリット、料金プランについて解説しています。
Adobe Stock(アドビストック)のご利用を検討されている場合には、ぜひ本記事の内容を参考にしていただければ幸いです。
目次
Adobe Stock(アドビストック)とは?
「Adobe Stock(アドビストック)」とは、IllustratorやPhotoshopなどで有名なアドビ株式会社が提供しているストックフォトサービスです。
ロイヤリティフリー(著作権や肖像権などの権利保有者に使用料を支払う必要がない)の画像素材や動画素材を多数取り揃えており、他の無料ストックフォトサービスと比べると高画質かつ非常に幅広いジャンルの素材があることがAdobe Stockの魅力です。
またIllustratorやPhotoshop、Premiere Proとの連携機能もあるため、WEBデザインや動画編集の現場で働いている人はより恩恵を受けやすいという特徴があります。
有料サービスではあるものの、料金プランも使用者の環境に合わせて選びやすい設計になっています。
次の項目では、Adobe Stockの料金プランについて解説します。
Adobe Stock(アドビストック)の料金プラン
Adobe Stock(アドビストック)の料金プランには、クレジットを直接購入するクレジットパックと、月額料金を支払うことで月ごとに決められた上限数まで画像素材や動画素材をダウンロードできるサブスクリプションプランの2種類が存在します。
それぞれの料金は以下の通りです。
クレジットパック
得られるクレジット | 料金 |
5クレジット | 6,490円 |
16クレジット | 17,600円 |
5クレジット | 6,490円 |
40クレジット | 39,600円 |
80クレジット | 74,800円 |
150クレジット | 132,000円 |
※1クレジットで通常画像素材1枚、8クレジットで動画素材1点がダウンロードできます。
※サブスクリプションでは利用できないプレミアム素材も購入可能です。
サブスクリプションプラン
利用できる素材/月 | 料金/月 |
通常画像素材10点 or 動画素材1点 | 3,828円 |
通常画像素材25点 or 動画素材3点 | 6,578円 |
通常画像素材40点 or 動画素材6点 | 10,428円 |
通常画像素材750点 or 動画素材25点 | 27,478円 |
※動画素材1点と通常画像素材1点など、料金範囲内であれば組み合わせは自由です。
※一部プレミアム素材は利用できません。
※単月契約の場合の料金は異なります。
定期的にコンテンツを利用するWebデザイナーの方や動画編集者の方であれば、使用可能な点数がぐっと増える27,478円/月のサブスクリプションプランがおすすめです。
趣味での利用など、必要なタイミングで少しだけ素材をダウンロードする方の場合には、クレジットパックのご利用がおすすめです。
このように、個々の状況に応じて最適なプランを選べるようになっている点が、Adobe Stockのメリットです。
まずは有料ではなく、無料の素材サイトから試してみたいという場合には、以下の記事をご覧ください。
参考:動画制作・動画編集で使えるおすすめの素材サイト10選!無料・商用利用可能なサイトを紹介
Adobe Stock(アドビストック)の特徴・メリット
Adobe Stock(アドビストック)の特徴・メリットは、以下の5点です。
- 3億点以上の豊富な素材が使える
- 商用利用可能
- ロイヤリティーフリーで使用制限がない
- 検索機能が優れていて使いやすい
- Adobe Creative Cloudとの連携で業務を効率化できる
それぞれの特徴・メリットについて解説します。
3億点以上の豊富な素材が使える
Adobe Stockには3億点を超える素材が取り揃えられています。
Adobe Stockにある素材の種類は以下の通りです。
- 写真素材
- イラスト素材
- ベクターアート
- 動画素材
- オーディオ素材
- テンプレート素材(モックアップや名刺デザイン、パンフレットデザインなど)
- 3D素材
一般的なストックフォトサービスでは、画像素材のみ扱っている場合もありますが、Adobe Stockでは動画素材やテンプレート素材も用意されており、プロが作ったデザインをすぐに使用できます。
素材のクオリティも高いため、競合他社との差別化にもつながります。
商用利用可能
Adobe Stockで取り扱っている素材は全てが商用利用可能であり、クレジット表記をする必要もありません。
そのため、企業のオウンドメディアなど、クレジット表記がしにくい場面でも問題なく利用できます。
またAdobe Stockの素材は編集や加工も許可されているため、ダウンロードした素材を自分なりにアレンジして使用できることも特徴です。
ロイヤリティーフリーで使用制限がない
Adobe Stockで取り扱っている素材は商用利用が可能なだけでなく、ロイヤリティフリーであることも大きな魅力の1つです。
ロイヤリティフリーとは、使用許諾の範囲内であれば購入した素材を何度でも自由に使用できることを指します。
使用回数の制限などを考える必要がないため、不要な心配をすることなく、自由にあらゆる素材を使用できます。
検索機能が優れていて使いやすい
Adobe Stockには独自のAI技術『Adobe Sensei』を搭載した検索機能があり、検索ワードに合致した画像を探し出す機能が優れています。
また既に保有している画像に似ている画像を探し出すビジュアルサーチ機能なども搭載されています。
もちろん基本的な検索フィルター機能もあるため、誰でも簡単に理想としている素材を見つけ出すことができます。
Adobe Creative Cloudとの連携で業務を効率化できる
Adobe Stockの最大の特徴は、アドビ株式会社が提供しているAdobe Creative Cloudのソフトと連携できる点です。
たとえばPhotoshopでは、直接Adobe Stock内にあるテンプレートデザインを選択したり、ファイルから直接Adobe Stock内の素材を検索したりもできます。
普段からAdobe製品をよく利用する人は、連携機能により、業務を大幅に効率化することが可能です。
Adobe Stock(アドビストック)のデメリット
Adobe Stock(アドビストック)のデメリットは、以下の2点です。
- 日本人が被写体の素材が少ない
- サブスクリプション型は自動更新であるため注意が必要
それぞれのデメリットについて解説します。
日本人が被写体の素材が少ない
Adobe Stockの最大のデメリットは、日本人が被写体になっている素材が少ないことです。
これはグローバルサービスであれば、ほぼ全てのサービスに当てはまるデメリットです。
また海外の人から見た日本のイメージ素材などは、日本人からすると少し不自然に感じるものもあります。
ただし、年々新たな素材が増えていくため、日本人が被写体になっている素材も見つけやすくなってはいます。
そのため、「日本人が被写体になっている素材のみを大量に使用したい」などの場合を除けば、大きなデメリットにはならないです。
日本人が被写体の素材を中心に使用したい場合には、国内のストックフォトサービスを検討してみるのもおすすめです。
サブスクリプションプランは自動更新であるため注意が必要
Adobe Stockのサブスクリプションプランを契約する場合には、自動更新となるため、更新タイミングを忘れないようにしましょう。
仮に全く利用しなくなった場合であっても、自ら解約手続きをしなければ、月額料金が請求されてしまいます。
サブスクリプションプランを契約する場合は、利用状況を踏まえて、都度更新するか解約するかを判断するようにしましょう。
Adobe Stock(アドビストック)で商用利用可能な画像を見つける方法
Adobe Stock(アドビストック)で商用利用可能な画像を見つける方法は以下の通りです。
- 検索窓にキーワードを入力(AIを使用しているため他サービスよりも望んだ素材が検索しやすい)
- ビジュアルサーチ機能を使用し、アップロードした画像と似た画像を探す(使用する画像は低解像度でも問題なし)
- 絞り込みフィルターを利用する(被写界深度や色の鮮やかさ、人物の有無など細かいフィルターが使用可能)
以上の方法で、好みの画像をすぐに検索することが可能です。
またAdobe Stockで取り扱っている素材は全て商用利用可能であり、クレジットの表記も必要ありません。
ビジュアルサーチ機能が非常に便利であるため、Adobe Stockを利用する際にはぜひご利用を検討してみてください。
知っておきたい著作権とライセンスの基本
最後に、著作権とライセンスの基本について解説します。
Adobe Stockの素材を使用する場合は気にする必要はありませんが、素材を使用する上で著作権とライセンスに関する知識は重要です。
著作権とライセンスの基本知識に関しておさらいしておきましょう。
著作権とは?
著作権とは、簡単に言えば「著作者と著作物を守るための権利」です。
著作者とは著作物を創作した人を指し、著作物とは「思想や感情を創作的に表現したもの(文章、デザイン、音楽など)」を指します。
そして著作権には「著作者人格権」と「著作権(財産権)」の2つが定義されています。
「著作者人格権」には作品を公表するかを決める権利、作品に指名を表記するかを決める権利、著作物のタイトルを勝手に変えられないようにする権利などが含まれており、著作者が望まないことをできないようにするための権利とされています。
「著作権(財産権)」は、著作物が勝手に第三者に使用されないように定められている権利です。
デザイン関連では、勝手な複製を禁止する複製権、美術作品(絵画やデザインなど)の勝手な展示を禁止する展示権、二次的著作物の利用権を原作者が持つ二次的著作物の利用権などがそれにあたります。
著作権(財産権)は他にも上演権/演奏権、上映権、公衆送信権、公の伝達権、口述権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権などが存在します。
著作権侵害は損害賠償の対象や、刑事上での罰則の対象にもなりえるため、扱いには注意が必要です。
「著作者に許可されていないことを無断で行わないこと」「利用規約を必ず理解すること」を徹底するのが重要です。
ライセンスとは?
ライセンスとは、「著作者が第三者に対して著作物の使用を許諾する契約」のことを指します。
ライセンス契約は著作権譲渡とは異なり、著作者が著作権を持ったままで第三者に著作物の利用を認めます。
ただしライセンス契約を締結しても、第三者が著作物を自由に扱えるわけではなく、ライセンス契約は著作者が定めた利用規約の範囲内で使用することができます。
利用規約の範囲を超えて著作物を使用すると、罰則の対象となる可能性があるため、注意が必要です。
Adobe Stock(アドビストック)を活用して高品質な素材を入手しよう
本記事では、Adobe Stock(アドビストック)のメリット・デメリット、料金プランなどについて解説しました。
Adobe Stockは、希望する素材を簡単に検索し、高品質な素材を入手できるサービスです。
普段からAdobe製品を利用している方であれば連携機能により作業も効率化できるため、ぜひ一度試してみましょう。
また弊社ではCMレベルの動画を業界相場の1/3以下の価格で制作する動画制作サービスを提供しています。
動画制作・映像制作の外注をお考えの場合には、ぜひ本サービスもご覧いただければ幸いです。
Adobe Stock(アドビストック)に関するよくあるご質問
ここでは、Adobe Stock(アドビストック)に関するよくあるご質問に回答します。
Adobe Stock(アドビストック)とは何ですか?
「Adobe Stock(アドビストック)」とは、IllustratorやPhotoshopなどで有名なアドビ株式会社が提供しているストックフォトサービスです。
詳しくは「Adobe Stock(アドビストック)とは?」をご覧ください。
Adobe Stock(アドビストック)の料金プランについて教えてください。
Adobe Stock(アドビストック)の料金プランには、クレジットを直接購入するクレジットパックと、月額料金を支払うことで月ごとに決められた上限数まで画像素材や動画素材をダウンロードできるサブスクリプションプランの2種類が存在します。
詳しくは「Adobe Stock(アドビストック)の料金プラン」をご覧ください。
Adobe Stock(アドビストック)のメリットは何ですか?
Adobe Stock(アドビストック)のメリットは、以下の5点です。
- 3億点以上の豊富な素材が使える
- 商用利用可能
- ロイヤリティーフリーで使用制限がない
- 検索機能が優れていて使いやすい
- Adobe Creative Cloudとの連携で業務を効率化できる
詳しくは「Adobe Stock(アドビストック)の特徴・メリット」をご覧ください。
Adobe Stock(アドビストック)のデメリットは何ですか?
Adobe Stock(アドビストック)のデメリットは、以下の2点です。
- 日本人が被写体の素材が少ない
- サブスクリプション型は自動更新であるため注意が必要
詳しくは「Adobe Stock(アドビストック)のデメリット」をご覧ください。