現在では、多くの企業が「採用動画」を採用活動時に利用しています。
採用動画は効果的な採用ツールであり、実際に弊社が独自に調査したアンケート結果でも、採用動画の視聴によって、6割以上の求職者の志望度が上昇することがわかっています。
本記事では、採用動画に関する以下のことについて解説をします。
- 採用動画の制作事例
- 採用動画の必要性
- 採用動画のメリット・効果
- 採用動画の作り方のコツ
- 採用動画の制作費用相場
- 動画制作の予算を抑える方法
ぜひ本記事を採用強化のためにお役立ていただければ幸いです。
目次
かっこいい採用動画の事例12選
採用動画は大きく分けると以下の4種類の動画があります。
- 事業紹介動画
- インタビュー動画
- オフィス紹介動画
- コンセプトムービー
それぞれの種類における、かっこいい採用動画を紹介してきます。
事業紹介動画
株式会社ワールドコーポレーション
インフォグラフィックスを活用した、理解しやすい事業紹介動画です。
自社の事業が業界の課題をどのように解決するのかが語られているため、会社のミッションが非常にわかりやすいです。
求職者が入社にあたって不安に思うことに対して、動画内で網羅的に答えることで、求職者の不安感も払拭しています。
ベルフェイス株式会社
プレゼン形式で会社の事業内容を紹介している動画です。
シンプルなプレゼン動画ではなく、CGを活用して、よりメッセージを伝わりやすくしています。
株式会社メディックス
事業紹介、組織の風土、社員インタビューが1本の動画でわかりやすくまとまっている採用動画です。
インタビュー動画
株式会社タカラトミー
株式会社タカラトミーの新卒採用向け動画です。
インタビュー形式で実際の社員の方が会社の魅力について語っています。
株式会社電通デジタル
社員一人一人の「パーパス」に焦点を当てたインタビュー動画です。
クールなBGMとともに期待感が醸成される動画です。
株式会社オアシスライフスタイルグループ
社長のみのインタビュー動画です。
会社のトップが考えているビジョンや、社長視点での会社のおもしろさなどを知れる内容になっています。
オフィス紹介動画
富士通Japan株式会社
オフィス紹介と事業紹介を組み合わせた採用動画です。
日本テトラパック
新オフィスの工事段階の映像を含めたオフィス紹介動画です。
オフィスの各スポットが魅力的に伝わる動画になっています。
兼松エレクトロニクス株式会社
ドローン撮影を用いたオフィス紹介動画です。
最寄駅からのアクセス情報についても空中からの撮影になっており、そのままスムーズにオフィス紹介に移っています。
コンセプトムービー
株式会社リクルート
「PLAY」をコンセプトにして、社員それぞれが会社をどのように「PLAY」しているのかをインタビューしています。
インタビュー形式でメッセージを伝えるコンセプトムービーです。
株式会社トヨタシステムズ
「2050年の未来」をコンセプトに、企業の持つ技術がどのように人々の未来を変えていくのかを伝える動画です。
三菱地所株式会社
「総合デベロッパー」「まちづくり」の企業イメージが強い企業ですが、それだけではない、会社の未来をイメージさせるコンセプトムービーです。
採用動画の必要性(独自アンケート調査)
まずは採用動画の必要性について見ていきましょう。
弊社が独自に317名の就職活動経験者に調査をした結果、採用動画の視聴によって、6割以上の就職活動経験者の志望度が上昇しており、8割以上の就職活動経験者が「採用動画はあった方がいい」と回答しています。
参考:https://lumii.co.jp/blog/recruitment-video-survey/
この結果からもわかるように、採用動画は多くの求職者に求められるコンテンツとなっています。
いまや採用動画は企業の採用活動における有効なツールの1つだと言えるでしょう。
採用動画の必要性を踏まえた上で、次は採用動画のメリットや効果について解説します。
採用動画のメリット・効果
採用動画のメリット・効果は以下です。
- 求職者の志望度が高まる
- 求職者の安心感につながる
- 企業知名度の向上
- 企業のイメージアップ
- 入社後のミスマッチを防止
- 採用活動のコスト削減とクオリティの均一化
それぞれ解説していきます。
求職者の志望度が高まる
採用動画の大きなメリットは求職者の志望度が高まることです。
先ほども解説したように、弊社の独自アンケートでは、採用動画を視聴したことで、6割以上の就職活動経験者の志望度が上昇していることがわかります。
企業の採用活動において、求職者の志望度を高め、母集団を形成することは最重要課題の1つだと言えるでしょう。
その課題の解決手段として、採用動画が効果的に機能します。
求職者の安心感につながる
就職や転職活動は、本人の人生において非常に重要なイベントです。
そのため、多くの求職者は「この会社に入って大丈夫なのか」という不安を抱えています。
採用動画を制作することで、テキストや画像だけでは伝わらない職場の雰囲気や、事業の内容を求職者に伝えられるようになります。
結果として、求職者の不安を払拭し、安心してエントリーしてもらうことにつなげられます。
企業知名度の向上
インパクトのある採用動画を制作することで、企業知名度を向上させることができます。
多くの中小企業では露出の場面が少なく、どうしても企業の知名度が低いことが採用上の課題になってしまうことがあります。
そのような場面では、印象的な採用動画を視聴してもらうことで、企業名を覚えてもらいやすくすることが可能です。
入社後のミスマッチを防止
採用動画は、企業のリアルな一面も見せることができるため、入社後のミスマッチ防止にも効果的です。
求職者が思っていた会社のイメージと、会社の実情がずれないようにするためには、可能な限り会社のリアルな姿を求職者に見てもらう必要があります。
採用動画では、実際に働いている社員の様子なども見てもらうことができるので、テキストや画像と比較して、より鮮明に会社の雰囲気などを感じてもらうことができます。
採用のミスマッチを減らすことで、余計な採用コストや教育コストを抑えることができるので、採用動画を活用して会社のリアルな姿を求職者に見てもらえるようにしましょう。
採用活動のコスト削減とクオリティの均一化
採用活動中は、事業内容や業務内容など、同じ内容を何度も伝える機会があります。
このようなあらかじめ決まった内容は採用動画を制作しておくことで、説明工数をなくし、採用コストの削減が可能です。
また業務に慣れていない担当者の場合には、企業説明のクオリティが下がってしまう可能性がありますが、採用動画であればクオリティを均一化することもできます。
成功する採用動画の作り方のコツ
続いて、成功する採用動画の作り方のコツについて解説します。
ポイントは以下の6点です。
- 採用動画を制作する目的を明確にする
- ターゲットを詳細まで設定する
- ターゲットにとって魅力的な自社ならではの強みを把握する
- 動画の制作前に採用動画を使用する場面・シーンを決めておく
- 求職者が知りたい情報を中心に動画を構成する
- リアルな部分も見せてミスマッチを防止する
採用動画を制作する目的を明確にする
効果的な採用動画を制作するためには、最初に目的を明確にすることが欠かせません。
同じ採用動画であっても、母集団形成をしたいのか、内定辞退率を下げたいのかなどによって最適な動画の内容は異なります。
「何のために採用動画を作るのか?」をまずは明確にしましょう。
ターゲットを詳細まで設定する
次に採用したいターゲットを詳細まで設定するようにしましょう。
年齢や性格、就職・転職の理由、求職者が気になっていることなど、可能な限り細かくターゲットの詳細を設定します。
ターゲットの解像度を高めることができると、動画内で伝えるべきメッセージがより明確になり、効果的な採用動画を制作できます。
ターゲットにとって魅力的な自社ならではの強みを把握する
続いて、ターゲットにとって、魅力的だと感じられる自社ならではの強みを把握します。
勢いのあるベンチャー企業であれば、成長環境を強みとして訴求できるでしょう。
また誰もが知っている大手企業であれば、ネームバリューや安心感、充実した福利厚生などを訴求できるかもしれません。
採用したいターゲットにとって、会社のどのような面を強調するのが良さそうかを検討します。
動画制作前に採用動画を使用する場面・シーンを決めておく
動画制作前に採用動画を使用する場面・シーンを決めておくことも重要です。
なぜなら、採用動画が視聴される場面・シーンによっても、求職者のニーズが異なるためです。
たとえば企業説明会であれば、長尺の動画になったとしても、事業内容が詳細まで伝わる動画の方が望ましいでしょう。
一方、企業のSNSなどでは、社員インタビューや1日の業務の流れなど、会社のよりリアルな情報を求めている人が多いです。
事前に採用動画を使用する場面やシーンを決めて、求職者のニーズに合わせた動画を制作しましょう。
求職者が知りたい情報を中心に採用動画を構成する
求職者の知りたい情報を中心に採用動画を構成することも重要なポイントです。
弊社が独自に調査したアンケート結果では、就職活動経験者が視聴したいと思う採用動画コンテンツの1位は「社員の1日の流れ」、2位は「事業説明」、3位は「社員インタビュー」でした。
企業側の目線で伝えたい内容を動画に盛り込むのではなく、求職者が求めている情報を中心とした採用動画作成を心がけましょう。
会社のリアルな部分も見せてミスマッチを防止する
最後のポイントは、会社のリアルな部分も見せてミスマッチを防止することです。
採用動画では、会社の良い面ばかりを伝えるのではなく、人によってはデメリットになり得る情報も伝えていくのが望ましいです。
一見するとデメリットを伝えることは良くないと思われてしまいますが、自社に合わない人を採用してしまうと、その分育成コストや対応コストが膨らんでしまいます。
ミスマッチになり得る人を採用しないようにすることも、採用動画において重要なポイントになります。
採用動画の制作費用相場
採用動画の制作費用相場は、動画の種類や演出方法によって異なります。
採用動画の種類ごとの制作費用相場は以下を参考にしてください。
事業紹介動画 | 50万円〜70万円程度 |
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インタビュー動画 | 30万円〜50万円程度 |
オフィス紹介動画 | 30万円〜50万円程度 |
コンセプトムービー | 100万円〜150万円程度 |
予算を抑えたい場合には
採用動画の予算を可能な限り抑えたいと考える企業も多くあると思います。
採用動画の予算を抑えたい場合には、以下の3つの方法があります。
- 動画の尺を短くする
- キャストではなく、自社スタッフを起用する
- 制作工程の一部を内製化する
動画の尺を短くする
比較的実現しやすい方法は、動画の尺を短くすることです。
一概には言えませんが、一般的に動画の制作費用は動画の尺が長くなるほど、高くなる傾向があります。
採用動画で伝えたいメッセージが冗長的になってしまっていないかなど確認し、不要な場面は極力削るようにしましょう。
キャストではなく、自社スタッフを起用する
キャストではなく、自社スタッフを動画の演者として起用する方法を採用する企業も多いです。
ただし、コストを抑えられる一方で、動画の内容によっては一定の演技力が求められたり、スタッフの方と事前に権利について契約を締結しておく必要があったりするなど、事前に注意をしておくべきこともあります。
弊社ではこれまで多くの企業様の採用動画で自社スタッフの起用をお手伝いさせていただいているので、お気軽にご相談ください。
制作工程の一部を内製化する
採用動画の制作工程のうち、撮影や編集など、一部分を内製化することでも、予算を抑えることが可能です。
採用動画の制作ノウハウがある場合には、このように部分的に外注することで、必要最低限のコストで採用動画を制作できます。
ただし、動画制作ノウハウがあまりないと感じる場合には、無理に内製化してしまうと、かえって社内のコストが膨らんだり、動画のクオリティが下がったりしてしまうこともあります。
どこまでの範囲を内製化するべきなのかについても、制作会社に相談をして、慎重に決めることをおすすめします。
効果的な採用動画を制作して採用活動を強化しよう
本記事では、かっこいい採用動画の事例や、採用動画の必要性、メリット、作り方のコツ、制作費用などについて解説をしました。
採用動画は、求職者の志望度を高めるなど、採用活動において非常に効果的なツールです。
魅力的な採用動画を制作したいとお考えの場合には、ぜひ本記事をお役に立てていただけると嬉しく思います。
また弊社では、高クオリティな採用動画を従来の1/3以下の価格で制作する「Lumii Video Hub」という動画制作サービスを提供しています。
コストを抑えながらも、効果的な採用動画を制作したいとお考えの企業様にぴったりのサービスなので、ぜひ詳細をご覧ください。
採用動画に関するよくあるご質問
ここでは、採用動画に関するよくあるご質問に回答します。
採用動画とは何ですか?
採用動画とは、企業の事業内容や職場の様子を動画にしたもので、求職者に対して企業の内容を理解してもらうことを目的に制作します。
採用動画にはどんな種類がありますか?
採用動画には、下記の種類があります。
- 事業紹介動画
- インタビュー動画
- オフィス紹介動画
- コンセプトムービー
それぞれの採用動画の事例は「かっこいい採用動画の事例12選」をご覧ください。
採用動画を導入するメリットは?
採用動画を導入するメリットは下記です。
- 求職者の志望度が高まる
- 求職者の安心感につながる
- 企業知名度の向上
- 企業のイメージアップ
- 入社後のミスマッチを防止
- 採用活動のコスト削減とクオリティの均一化
詳しくは「採用動画のメリット・効果」をご覧ください。