現在、多くのBtoB企業が動画を制作し、動画マーケティングの取り組みを強化しています。
本記事では、動画制作・動画マーケティングを検討しているBtoB企業向けに以下の内容について解説しています。
- BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由
- 「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違い
- BtoB企業のPRに動画を活用するメリット
- BtoBマーケティングにおける動画の活用シーン
- BtoB企業に人気がある動画の種類
- BtoB企業が動画制作を依頼する流れ
- BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイント
動画制作や動画マーケティングの取り組み前に知っておきたい内容について解説していますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
目次
- 1 BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由
- 2 「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違い
- 3 BtoB企業のPRに動画を活用するメリット
- 4 BtoBマーケティングにおける動画の活用シーン
- 5 BtoB企業に人気がある動画の種類
- 6 BtoB動画の制作事例(株式会社Lumii制作動画実績)
- 7 BtoBマーケティングにおける動画活用を成功させるためのポイント
- 8 BtoB企業が動画制作を依頼する流れ
- 9 BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイント
- 10 BtoB企業の動画はプロの制作会社に依頼するのがおすすめ
- 11 BtoB動画制作・BtoB動画マーケティングに関するよくあるご質問
BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由
BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由は以下の3点です。
- 動画広告市場が拡大・成長しており、動画の視聴ニーズが年々増加しているため
- 複雑なサービスをわかりやすく伝えることができるため
- BtoB企業の購買プロセスの57%は営業担当者に会う前に終わっているため
それぞれの理由について解説します。
動画広告市場が拡大・成長しており、動画の視聴ニーズが年々増加しているため
近年、動画広告市場は拡大・成長しており、動画の視聴ニーズが年々増加しています。
株式会社サイバーエージェントと株式会社デジタルインファクトが共同で行った調査によると、2023年の動画広告市場は、昨年対比112%の6,253億円に到達し、2024年は7,209億円、2027年には1兆228億円に達する見込みであることが発表されています。
出典:サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を発表
このように、動画広告への注目度は非常に高まっており、企業が動画を活用したマーケティングに力を入れ始めていることがわかります。
また、総務省情報通信政策研究所の調査では、全年代での休日の動画投稿・共有サービスを見る平均時間は79.6分、平日でも54分という結果が出ており、生活者の動画視聴ニーズも高まっていることが伺えます。
出典:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
複雑なサービスをわかりやすく伝えることができるため
動画は複雑なサービスをわかりやすく伝えることができます。
BtoB企業の製品やサービスは、BtoCと比べると専門性が高く、理解が難しい場合が多いのが特徴です。
そのため、テキストや静止画だけでは十分に魅力を伝えきれないことがあります。
一方、動画は映像と音声、テロップなどを組み合わせることで、複雑な内容であってもわかりやすく、印象的に伝えることができます。
アメリカの調査会社であるForrester Research, Inc.のDr. James McQuivey氏は、1分間の動画は約180万語分のテキストに相当すると述べています。
出典:How Video Will Take Over The World
限られた時間で効果的に情報を伝えるには、動画は非常に有効なツールだと言えるでしょう。
BtoB企業の購買プロセスの57%は営業担当者に会う前に終わっているため
Googleが実施した調査によると、BtoB企業の購買プロセスの57%は営業担当者に会う前に終わっています。
出典:The Digital Evolution in B2B Marketing
つまり、営業担当者との商談の前に、Webサイトや動画などのデジタルコンテンツによって情報収集が行われているということです。
そのため、BtoB企業がマーケティングを行う上では、営業との商談前の早い段階から自社の魅力を伝えていくことが重要になります。
その際に動画は効果的なツールとなります。
「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違い
ここでは、「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違いについて見ていきます。
「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の主な違いは以下です。
- ターゲット
- 意思決定の基準
- 検討期間
それぞれの違いについて解説します。
ターゲット
BtoBマーケティングのターゲットは企業であり、BtoCマーケティングのターゲットは個人です。
BtoBでは経営者や管理職、現場の担当者など、企業内の意思決定者や影響力のある人物に訴求する必要があります。
意思決定の基準
BtoCでは感情的な要素が意思決定に大きく影響しますが、BtoBでは論理的な判断が求められます。
製品・サービスの品質や機能、コストパフォーマンス、アフターサポートの充実度などが重視されます。
検討期間
BtoBは、一般的にBtoCよりも購買の検討期間が長い傾向があります。
多額の投資を伴う場合も多く、企業内の複数の意思決定プロセスを経る必要があるためです。
導入までの検討期間が数ヶ月に及ぶ場合も多々あるため、検討期間を踏まえた長期的なコミュニケーションが重要です。
BtoB企業のPRに動画を活用するメリット
BtoB企業がPRに動画を活用する主なメリットは以下です。
- 複雑な内容であっても短時間でわかりやすく伝えられる
- 記憶に残りやすく、ブランディングにつながる
- 広告、展示会・イベント、営業など活用シーンが幅広い
- SNSなどでの拡散を期待できる
- 営業効率を高められる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
複雑な内容であっても短時間でわかりやすく伝えられる
前述の通り、BtoB企業の製品・サービスは専門性が高く、理解が難しいものが少なくありません。
しかし、動画であれば、映像や音声、テロップなどを効果的に組み合わせることで、複雑な内容であってもわかりやすく、短時間で伝えることができます。
記憶に残りやすく、ブランディングにつながる
動画は視覚と聴覚に訴えかけるため、テキストや静止画と比べて記憶に残りやすいというメリットがあります。
アメリカ国立訓練研究所の調査では、テキストの情報は読後10%程度しか記憶に残らないのに対し、動画の情報は20%程度残ると言われています。
印象に残る動画を発信することで、企業ブランドの向上にもつながるでしょう。
広告、展示会・イベント、営業など活用シーンが幅広い
動画は、YouTubeやSNS広告、展示会やイベントでのPR、営業活動など、さまざまなシーンで活用することができます。
そのため、動画を1本作ると、あらゆる場面で動画を視聴してもらうことができます。
動画コンテンツを制作する際に一定の費用はかかりますが、あらゆる場面で繰り返し動画を活用することで、動画コンテンツの費用対効果を高めていくことができます。
SNSなどでの拡散を期待できる
動画は、SNSでシェアされやすいコンテンツです。
多くのユーザーに動画を視聴してもらうことで、自然な形で企業の認知度を高めることができます。
特にBtoBでは、ターゲットとなる企業の担当者がSNSで情報収集することも多いため、SNS上での動画の拡散は大きな効果が期待できます。
営業効率を高められる
動画を活用することで、営業の効率化も図れます。
例えば、製品やサービスの特徴を説明する動画を事前に見込み客に送付しておけば、対面での商談でより具体的な話ができるようになります。
また、FAQ動画を用意しておくことで、問い合わせ対応の工数を減らすことも可能です。
BtoBマーケティングにおける動画の活用シーン
BtoBマーケティングにおける動画の主な活用シーンは以下です。
- 認知拡大・リード獲得:タクシー広告・デジタルサイネージ
- 認知拡大・リード獲得:各種SNSのWebCM
- リード獲得・リード育成:Webサイトへの掲載
- リード獲得・リード育成:セミナー・ウェビナー
- 商談:商談における営業資料
- カスタマーサクセス:オンボーディング用の動画、よくある質問への回答動画
- その他:採用・インナーブランディング
それぞれの活用シーンについて具体的に見ていきましょう。
認知拡大・リード獲得:タクシー広告・デジタルサイネージ
タクシー広告や街頭のデジタルサイネージを活用した動画広告は、BtoBでも有効です。
特にタクシーは企業の経営者層など、意思決定権を持つ人が利用することが多いため、BtoB企業にとって効果的な配信媒体となります。
タクシーに乗車しているちょっとした時間や、街中を歩いている時の短時間で印象に残すためには、明確な訴求軸を作ることが非常に重要です。
認知拡大・リード獲得:各種SNSのWebCM
YouTubeやFacebook、Instagram、Xなど各種SNS媒体でも動画を活用することが可能です。
SNS広告は個人情報を基にした精度の高いターゲティングが特徴です。
ターゲット像を明確にし、適切なSNSを選び動画を配信しましょう。
リード獲得・リード育成:Webサイトへの掲載
多くのBtoB企業が動画をWebサイトに掲載して活用しています。
自社のWebサイト上に動画を掲載することで、訪問者に商品やサービスの魅力を効果的に伝えることができます。
見込み顧客の商品・サービスに対する理解を深めることで、Webサイト上の問い合わせや資料請求数を増やすことが可能です。
リード獲得・リード育成:セミナー・ウェビナー
オフラインのセミナーやオンラインのウェビナーで動画を活用するのも効果的です。
セミナー開始前の待ち時間や、セミナー中に商品・サービス紹介動画を流すことで、効果的に商品・サービスの魅力を伝えることができます。
またセミナーの様子を撮影・録画しておくことで、後日動画を活用することも可能です。
BtoB取引の場合、検討期間に時間がかかる場合も多いため、セミナーの有益な情報を動画として届けることも効果的な施策です。
商談:商談における営業資料
商談における営業資料として動画を活用するのは、BtoB企業の代表的な動画活用方法です。
本来であれば、理解が難しい商品・サービスであっても動画を活用することで、短時間でわかりやすく伝えることができます。
また動画であれば誰でも同じ情報を届けることができるため、営業担当者のスキルに依存せず、商品・サービスの紹介が可能です。
営業担当者のスキルにばらつきがある場合などには、積極的に動画を活用することをおすすめします。
カスタマーサクセス:オンボーディング用の動画、よくある質問への回答動画
BtoB企業にとって、カスタマーサクセスは非常に重要な要素です。
商品・サービスの利用開始直後の顧客向けに、操作方法などを説明するオンボーディング用の動画を用意しておくことで、スムーズな導入を実現できます。
またよくある質問への回答を動画にしておくことで、顧客満足度を高め、問い合わせ対応の工数を削減することも可能です。
その他:採用・インナーブランディング
BtoB企業の採用・インナーブランディングでも動画を活用することができます。
会社の雰囲気や社員の声を動画で伝えることで、求職者に自社の魅力を印象付けることが可能です。
また社内向けに会社の理念や価値観を伝える動画を制作し、インナーブランディングに役立てている企業もあります。
BtoB企業に人気がある動画の種類
BtoB企業に人気がある動画の種類は以下です。
- 商品・サービス紹介動画
- 会社紹介動画
- 各種SNSの動画広告
- 展示会・イベント動画
- 顧客インタビュー動画
それぞれの動画の種類の詳細について解説します。
商品・サービス紹介動画
自社の商品やサービスの特徴・メリットをわかりやすく伝えることができる「商品・サービス紹介動画」はBtoB企業に最も人気がある動画の1つです。
商品・サービスの内容が専門的でわかりにくい場合でも、動画であれば短時間で理解を深めてもらうことができます。
関連記事:サービス紹介動画とは?制作事例31選と映像制作のコツ・作り方を徹底解説
会社紹介動画
自社の理念や歴史、強みなどを紹介する「会社紹介動画」もBtoB企業に人気があります。
依頼する会社を選定する際には、製品・サービスの比較だけでなく、会社自体の信頼性も比較対象となります。
また会社のブランドイメージを高める会社紹介動画は、採用活動の際にも役立てることが可能です。
各種SNSの動画広告
YouTubeやFacebook、Instagram、Xなど、各種SNS用の動画広告もBtoB企業に人気です。
SNS用の動画広告を制作する際には、各SNSの特徴・フォーマットに合わせた動画を制作するようにしましょう。
SNSによって、入稿できる動画の尺や縦横比、ファイル形式が異なります。
動画制作を外部に依頼する場合は、事前に利用するSNSを明確にした上で、制作会社に伝えるようにしましょう。
展示会・イベント動画
展示会やイベントなどの場面で動画を活用するBtoB企業も増えています。
展示会ブースでは、出展している製品・サービスに関する動画を流したり、会社の紹介動画を流したりすることで、来場者の足止めをすることが可能です。
また動画を見てもらうことで、どのような製品・会社なのかを理解してもらうことができるため、ターゲットとなり得る人を集客しやすくなります。
イベント会場では、幕間のタイミングなどで動画を流すことで、効果的に製品・会社のアピールをすることが可能です。
顧客インタビュー動画
顧客インタビュー動画もBtoB企業がよく活用する動画の種類です。
商品やサービスを購入する場合、多くの人が口コミや評判を参考にすると思いますが、BtoB向けの商品・サービスは第三者の情報が得にくいという特徴があります。
そこで顧客インタビュー動画を制作することで、第三者の意見を見込み顧客に伝えることができます。
信頼性を高めることにつながる他、他社のコメントから新たな価値に気づいてもらえることもあります。
第三者の情報が得にくいBtoBサービスだからこそ、顧客インタビュー動画は積極的に活用したい動画となります。
BtoB動画の制作事例(株式会社Lumii制作動画実績)
ここでは、弊社が制作したBtoB企業の動画事例を紹介します。
株式会社サテライトオフィス
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
予算 | 250万円〜350万円程度 |
ポイント | 実写動画に印象的なテキストグラフィックを合わせたテレビCM用のBtoB動画です。サービスの認知想起を高めるために、スポーツに関連するシリーズを複数本制作しました。 |
Chatwork株式会社
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | サービス利用による具体的なメリットを複数訴求することで、視聴者が課題を自分ごと化しやすい動画構成にしています。またBGMを効果的に使用することで、最後まで飽きずに視聴してもらいやすい動画に仕上げています。 |
株式会社建設ドットウェブ
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | サービスのわかりやすさを重視したアニメーション動画です。使いやすいシステムであることを印象づけるために、親しみやすいデザイントンマナに仕上げています。 |
メディカル・データ・ビジョン株式会社
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 150万円〜200万円程度 |
ポイント | 企業の目指すビジョンを動画化しました。CGを効果的に使用することで、テクノロジーを活用するイメージを印象づけて、期待感を醸成しています。 |
イニシャル・ポイント株式会社
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | セキュリティツールのサービス紹介動画を制作しました。現状のセキュリティレベルと、あるべき企業のセキュリティレベルの差を明確に表現することで、サービスメリットを訴求しています。 |
DIGGLE株式会社
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100万円〜150万円程度 |
ポイント | 実写映像にCGを組み合わせることで、クラウドサービスの内容を可視化して訴求しています。現場で発生するリアルな課題を表現することで、視聴者の共感を得られる動画に仕上げました。 |
BtoBマーケティングにおける動画活用を成功させるためのポイント
BtoBマーケティングにおける動画制作を成功させるには、以下の5つのポイントがあります。
- ターゲットを明確にする
- 配信媒体や動画の活用シーンを事前に決めておく
- 意思決定しやすいロジックを組み立てる
- CTAのハードルを下げる
- 動画のクオリティにこだわる
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
ターゲットを明確にする
BtoBマーケティングにおける動画制作を成功させるためには、まずはターゲットを明確にすることが重要です。
ターゲットを明確にし切れていないケースがよく見受けられます。
同じサービスであっても、企業の担当者をターゲットにする場合と、経営者をターゲットにする場合では最適なメッセージも変わります。
可能な限りターゲット像を具体的にすることで、ターゲットに合わせた訴求ができるようにしておきましょう。
配信媒体や動画の活用シーンを事前に決めておく
配信媒体や、動画の活用シーンを事前に決めておくことも重要です。
BtoB向けの動画であれば、FacebookやYouTubeなどのWeb広告や、タクシー広告などの交通広告、展示会やイベントなどのオフラインでの使用など、活用シーンが幅広いです。
配信媒体によって、動画サイズや動画尺の入稿基準が異なります。
またどこで動画を配信するかによって、動画内容を変更した方が良い場合もあります。
事前に配信媒体や、動画の活用シーンを決めておくことで、最適な動画内容に調整していくことができます。
意思決定しやすいロジックを組み立てる
BtoBサービスの場合には、意思決定しやすいロジックを組み立てることが重要です。
BtoBはBtoCの場合と異なり、個人だけでなく、複数人の人々に納得してもらう必要があります。
そのため、サービス導入のメリットや、導入による費用対効果、導入後に問題なく運用できるのかなど、導入にあたって必要な情報をわかりやすく伝えることが重要です。
動画の企画を作成する際には、意思決定しやすいロジックが組み立てられているかを慎重に確認しましょう。
CTAのハードルを下げる
BtoB向けの動画の場合には、CTAのハードルを下げることも重要です。
CTAは「Call To Action(コールトゥーアクション)」の略で、「行動を喚起すること」を意味します。
BtoC向けの動画では、動画の視聴者に対して、購入を促すCTAを設定している場合もありますが、BtoBの場合には、動画を視聴してすぐにサービスの導入を決定することは稀です。
そのため、CTAのハードルを下げて、まずは資料請求をしてもらったり、無料診断を受けてもらったりするのが望ましいです。
動画内のCTAのハードルを下げて、視聴者が行動しやすい内容にしましょう。
動画のクオリティにこだわる
BtoB向けの動画では、クオリティにこだわることも重要です。
なぜなら、動画のクオリティはそのまま企業イメージに直結してしまうためです。
広告などで配信されている動画のクオリティが低い場合、視聴者にはどうしてもネガティブな印象を感じさせてしまうことになります。
逆に動画のクオリティを高めることで、企業のブランドイメージの向上につながります。
社内での動画制作が不安な場合には、外部の動画制作会社に依頼するのがおすすめです。
BtoB企業が動画制作を依頼する流れ
BtoB企業が動画制作を外部に依頼する場合の一般的な流れは以下の通りです。
- 動画制作会社へ問い合わせ
- 動画制作の目的・予算・納期と依頼したい動画のイメージを伝える
- 企画提案をもらい、制作会社を決定
- 撮影・イラスト制作
- 動画編集
- MA(BGM・ナレーションの追加)
- 初稿動画の確認
- 修正・納品
それぞれの工程について一つずつ見ていきましょう。
動画制作会社へ問い合わせ
まずは問い合わせする動画制作会社を選定しましょう。
選定する際には、BtoB企業の動画制作実績が豊富にあるかを確認しましょう。
BtoB企業の商品・サービス特有のポイントがあるため、しっかりとBtoB企業動画の制作ノウハウがありそうかを見ておきましょう。
また企画や見積もり条件を比較するために3〜5社程度に問い合わせするのがおすすめです。
動画制作の目的・予算・納期と依頼したい動画のイメージを伝える
動画制作の目的や予算、納期、依頼したい動画のイメージを制作会社に伝えます。
これらの情報を事前に社内で整理しておくことで、自社がイメージしている動画と、制作会社が制作する動画のズレが起きにくくなります。
企画提案をもらい、制作会社を決定
一般的には発注前に企画提案をもらうことができるため、まずは制作会社の企画提案を待ちましょう。
各社の企画内容、見積もり金額、担当者との相性などを考慮して、制作会社を決定しましょう。
意外と見落とされがちですが、担当者とスムーズなコミュニケーションが取れるかは、動画制作プロジェクトが開始してから非常に重要なポイントとなります。
動画制作会社を比較する際には、担当者との相性もしっかりと見るようにしましょう。
撮影・イラスト制作
実写の場合は撮影、アニメーションの場合はイラストを制作します。
特に撮影の場合は注意が必要で、撮り直しが発生してしまうと、追加の費用が発生したり、スケジュールが大幅に後ろ倒しになってしまう可能性があります。
可能な限り撮影には同席するようにして、イメージしている通りの映像が撮れているかを都度確認するようにしましょう。
動画編集
撮影素材、イラスト素材が完成したら、編集して1本の動画に仕上げていきます。
編集時にこだわりたいポイントなどがある場合には、動画編集前にリクエストしておくと、理想通りの動画になりやすいです。
MA(BGM・ナレーションの追加)
ナレーションが必要な場合には、収録スタジオでの録音が発生する場合があります。
収録にも同席をして、修正したい箇所がある場合には都度伝えるようにしましょう。
ナレーション、BGMを追加して初稿の動画を完成させます。
初稿動画の確認
制作会社から初稿動画が届いたら、内容を確認します。
一般的には最初の修正は無料で対応してもらえるため、修正点がある場合には、可能な限り洗い出して伝えるようにしましょう。
修正・納品
修正点を反映し、最終的な動画が納品されます。
動画が納品されたら、目的に合わせて動画を活用する準備を進めましょう。
BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイント
BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイントは以下です。
- 出演キャストの契約期間・使用媒体
- 素材の費用
- 修正回数
- スケジュール(社内確認に十分な時間が入っているか?)
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
出演キャストの契約期間・使用媒体
最も注意したいのは、「出演キャストの契約期間・使用媒体」です。
キャストを起用する場合、多くのケースで動画を利用できる期間と使用媒体が定められています。
想定していたタイミングや、出稿しようと思っていた媒体で使えなくなってしまうと、大きな機会損失となってしまいます。
出演キャストに関する条件は、特に気をつけて確認しておきたいポイントです。
素材の費用
イラスト、BGM、映像素材など、動画制作に必要な素材の費用が含まれているかを確認しましょう。
見積書に素材の費用に関する記載がない場合、後から購入した分の素材費用を追加されてしまう可能性があります。
素材の購入を前提とした動画制作の場合には、素材費用についても明記されているかを確認しましょう。
修正回数
制作会社によって、何回までの修正に対応しているかが異なります。
一般的には1回〜2回程度の修正は無料で対応してもらえますが、それ以上の修正になると追加の費用が発生します。
特に初めて動画制作を依頼する場合には、修正が発生しやすいため、慎重に確認しておきましょう。
スケジュール
余裕を持ったスケジュールが設定されているかどうかも重要です。
特にフィードバック期間がタイトに設定されてしまっている場合、社内の他の業務を圧迫してしまったり、フィードバック期間内で社内調整ができなかったりするなど、スケジュールがズレてしまう要因となります。
自社のスピード感を踏まえて、余裕を持ったスケジュールになっているかを確認しておきましょう。
BtoB企業の動画はプロの制作会社に依頼するのがおすすめ
本記事では、BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由や、BtoB企業動画のメリット、BtoBマーケティングにおける動画の活用シーン、人気の動画、動画制作の流れ、見積書の注意点などについて解説しました。
本記事を参考にしていただき、ぜひ動画を活用して事業成長に役立てていただければ幸いです。
また動画を制作する際には、高い品質を担保できるプロの動画制作会社に依頼をするのがおすすめです。
特にBtoB企業向けの動画を多数制作している会社であれば、理想としている動画を作ってもらえる可能性が高いです。
弊社では累計1,000本以上の動画制作実績があり、多くのBtoB企業向けの動画を制作してきました。
また業界相場の1/3以下という、リーズナブルな費用でハイクオリティな動画を制作することが可能です。
動画の制作をご検討されていましたら、ぜひ以下よりサービスの詳細をご覧いただければ幸いです。
BtoB動画制作・BtoB動画マーケティングに関するよくあるご質問
ここでは、BtoB動画制作・BtoB動画マーケティングに関するよくあるご質問に回答します。
BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由は何ですか?
BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由は以下の3点です。
- 動画広告市場が拡大・成長しており、動画の視聴ニーズが年々増加しているため
- 複雑なサービスをわかりやすく伝えることができるため
- BtoB企業の購買プロセスの57%は営業担当者に会う前に終わっているため
詳しくは「BtoB企業が動画マーケティングを活用すべき理由」をご覧ください。
「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違いは何ですか?
「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の主な違いは以下です。
- ターゲット
- 意思決定の基準
- 検討期間
詳しくは「「BtoBマーケティング」と「BtoCマーケティング」の違い」をご覧ください。
BtoB企業のPRに動画を活用するメリットは何ですか?
BtoB企業がPRに動画を活用する主なメリットは以下です。
- 複雑な内容であっても短時間でわかりやすく伝えられる
- 記憶に残りやすく、ブランディングにつながる
- 広告、展示会・イベント、営業など活用シーンが幅広い
- SNSなどでの拡散を期待できる
- 営業効率を高められる
詳しくは「BtoB企業のPRに動画を活用するメリット」をご覧ください。
BtoBマーケティングにおける動画の活用シーンはどこですか?
BtoBマーケティングにおける動画の主な活用シーンは以下です。
- 認知拡大・リード獲得:タクシー広告・デジタルサイネージ
- 認知拡大・リード獲得:各種SNSのWebCM
- リード獲得・リード育成:Webサイトへの掲載
- リード獲得・リード育成:セミナー・ウェビナー
- 商談:商談における営業資料
- カスタマーサクセス:オンボーディング用の動画、よくある質問への回答動画
- その他:採用・インナーブランディング
詳しくは「BtoBマーケティングにおける動画の活用シーン」をご覧ください。
BtoB企業に人気がある動画の種類は何ですか?
BtoB企業に人気がある動画の種類は以下です。
- 商品・サービス紹介動画
- 会社紹介動画
- 各種SNSの動画広告
- 展示会・イベント動画
- 顧客インタビュー動画
詳しくは「BtoB企業に人気がある動画の種類」をご覧ください。
BtoBマーケティングにおける動画活用を成功させるためのポイントはありますか?
BtoBマーケティングにおける動画制作を成功させるには、以下の5つのポイントがあります。
- ターゲットを明確にする
- 配信媒体や動画の活用シーンを事前に決めておく
- 意思決定しやすいロジックを組み立てる
- CTAのハードルを下げる
- 動画のクオリティにこだわる
詳しくは「BtoBマーケティングにおける動画活用を成功させるためのポイント」をご覧ください。
BtoB企業が動画制作を依頼する流れについて教えてください。
BtoB企業が動画制作を外部に依頼する場合の一般的な流れは以下の通りです。
- 動画制作会社へ問い合わせ
- 動画制作の目的・予算・納期と依頼したい動画のイメージを伝える
- 企画提案をもらい、制作会社を決定
- 撮影・イラスト制作
- 動画編集
- MA(BGM・ナレーションの追加)
- 初稿動画の確認
- 修正・納品
詳しくは「BtoB企業が動画制作を依頼する流れ」をご覧ください。
BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイントはありますか?
BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイントは以下です。
- 出演キャストの契約期間・使用媒体
- 素材の費用
- 修正回数
- スケジュール(社内確認に十分な時間が入っているか?)
詳しくは「BtoB向けの動画制作時に見積書で確認すべきポイント」をご覧ください。