企業の動画活用に注目が集まっている背景もあり、ホームページに動画を掲載している企業も増えてきました。
新たに動画を制作して、ホームページに掲載したいと考えられている企業も多いかと思います。
本記事では、ホームページに動画を掲載する効果・メリット、活用シーン、動画の掲載方法、デメリット・注意点などについて解説します。
ホームページ上での動画活用をご検討されている場合には、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホームページに動画を掲載する効果・メリット
ホームページに動画を掲載する効果・メリットは以下の3点です。
- 文章や画像よりも多くの情報を与えられる
- 訪問者の感情を動かしやすい
- SNSで拡散されやすくなる
それぞれの効果・メリットについて詳しく解説します。
文章や画像よりも多くの情報を与えられる
動画は文章や画像よりも多くの情報を与えられます。
アメリカの調査会社Forrester Researchの研究結果では、1分間の動画には英単語にして180万語分の情報価値があると記されています。
参考:https://idearocketanimation.com/4293-video-worth-1-million-words/
動画は文章や画像と比較して、短時間で効率的に情報を伝えられるため、ホームページ上の企業の商品やサービスをより深く理解してもらうことが可能です。
訪問者の感情を動かしやすい
動画には、ホームページの訪問者の感情を動かしやすいメリットがあります。
動画の場合、文章や画像とは異なり、視覚だけでなく聴覚に対しても刺激を与えることが可能です。
感動的なBGMを挿入することで、視聴者の気持ちを大きく動かせます。
またストーリー性のある、ドラマや映画仕立ての動画にすることでも視聴者の感情を動かしやすくなります。
SNSで拡散されやすくなる
ホームページに動画を掲載することで、SNSで拡散されやすくなる効果が期待できます。
先ほどのメリットでもお伝えしたように、動画は情報量が多く、ホームページ訪問者の感情を動かしやすいという特徴があります。
そのため、「他の人にも情報を共有したい」と思う可能性が高まるのです。
とくに共感を生むような動画や、感動的な動画、クスッと笑える面白い動画などがSNSで拡散されやすい傾向にあります。
企業ホームページでの動画活用シーン
企業ホームページでの動画活用シーンは、以下の3つです。
- 企業のトップページ
- 商品・サービスの紹介ページ
- 採用ページ
それぞれの活用シーンについて、見ていきましょう。
企業のトップページ
企業のトップページは、最も一般的な動画の活用シーンです。
1分程度で企業の全体像がわかるような動画を掲載するケースが多いです。
また飲食店などの場合には、レストランの内装や、スタッフが働いている動画を掲載することもあります。
企業のトップページに訪問する人は、特定の情報だけを求めていない可能性が高いので、企業の概要が掴めるような動画を掲載するのが望ましいです。
商品・サービスの紹介ページ
商品・サービスの紹介ページで動画を活用することも非常に多いです。
LP(ランディングページ)に動画を掲載することもあります。
文章や画像だけでは伝えにくい、商品・サービスの魅力を動画で伝えることが可能です。
無形商材や複雑なサービスであっても、動画であれば視覚化して伝えられるので、ホームページ訪問者の理解を深められます。
採用ページ
採用ページで動画を活用するケースも増えています。
企業の雰囲気やカルチャーは、文章で説明することが難しく、テキストだけだと求職者も理解するのが困難です。
一方、動画であれば、社長や従業員の雰囲気をそのまま映像化できるので、会社の魅力をより伝えやすくなります。
実際に、採用動画を視聴してもらうことで、7割以上の就職活動生が「会社への志望度が上がった」と回答したアンケート結果もあります。
参考:https://proox.co.jp/topic/11366/
このように、採用の場面でも動画は非常に効果的なコンテンツとなるので、採用ページは積極的に動画を活用したい場面の一つだといえるでしょう。
ホームページに動画を掲載する方法
ホームページに動画を掲載するためには、大きく分けると以下の2通りの方法があります。
- 動画配信サービスに動画をアップロードしてからホームページに埋め込む
- ホームページに直接動画ファイルを埋め込む
それぞれの掲載方法について解説します。
動画配信サービスに動画をアップロードしてからホームページに埋め込む
専門的な知識がない場合でも、動画配信サービスを利用することで、簡単にホームページに動画を掲載できます。
動画配信サービスはYouTubeがおすすめです。
今では多くの企業がYouTubeアカウントを開設しており、無料で利用できるのが特徴です。
YouTubeに動画のアップロードが完了したら、「共有」をクリックして、「埋め込む」をクリックします。
表示されるコードをそのままホームページに貼り付けることで、動画を掲載できます。
ホームページに直接動画ファイルを埋め込む
ホームページに直接動画ファイルを埋め込むことでも、ホームページに動画を掲載できます。
ホームページを構成するHTMLに「videoタグ」と呼ばれるタグが存在するので、このvideoタグを活用することで、ホームページに動画を掲載できます。
以下がvideoタグの使用例です。
<video src="sample.mp4"></video>
非常にシンプルなタグなので、ホームページに直接動画ファイルを埋め込みたい場合には、videoタグを利用しましょう。
ホームページに動画を掲載するデメリット・注意点
ホームページに動画を掲載するデメリット・注意点は以下の3つです。
- ホームページの表示が遅くなる可能性がある
- 動画のクオリティが低いとホームページの離脱要因になる
- 動画制作に費用と時間がかかる
それぞれのデメリット・注意点について解説します。
ホームページの表示が遅くなる可能性がある
ホームページに動画を掲載すると、データが重くなってしまい、ホームページの表示が遅くなる可能性があります。
ホームページの表示が遅くなると、訪問者の離脱の原因となってしまい、SEO上も望ましくありません。
そのため、動画ファイルをホームページに埋め込む場合には、可能な限り軽い状態にしてからアップロードしましょう。
またYouTubeなどの動画配信プラットフォームを利用することでサーバーの負荷を下げられます。
動画のクオリティが低いとホームページの離脱要因になる
動画にはあらゆるメリットがありますが、ホームページにクオリティの低い動画を掲載している場合には、逆にデメリットになる可能性があります。
ホームページの上部に動画が掲載されている場合、ホームページの訪問者はまず最初に動画を視聴することになります。
その動画内容に満足してもらえない場合には、その後スクロールして、ホームページを読み進めてもらうことは考えにくいでしょう。
ホームページの離脱要因にならないように、一定以上の動画クオリティに仕上げることが重要です。
動画制作に費用と時間がかかる
動画制作には、一定の費用と時間がかかります。
一般的な費用相場としては、1本の動画あたり10〜50万円程度は必要です。
動画内容によっては、さらに費用がかかります。
また動画の発注から、最終的な納品までは、一般的に1〜2ヶ月間の時間がかかります。
そのため、すぐにホームページに動画を掲載したいと思っても、できるわけではありません。
ホームページに動画を掲載する場合には、前もって予算とスケジュールの確保をしておく必要があります。
ホームページでの動画活用事例(株式会社Lumii制作動画実績)
ホームページでの動画活用事例として、弊社が制作した動画実績を紹介します。
ぜひ自社で動画を制作する際に、参考にしてください。
ファストドクター株式会社
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 40〜60万円程度 |
ポイント | サービス紹介用のアニメーション動画を制作しました。予算の関係からアニメーションフォーマットを採用することで、キャストや撮影費用などをカットし、わかりやすい動画に仕上げています。 |
株式会社マイホム
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
予算 | 150〜200万円程度 |
ポイント | サービス紹介用の動画を実写動画で制作しました。サービスの利便性を表現するために、キャストの細かな表情にこだわった演出にしています。 |
株式会社東京チェンソーズ
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
予算 | 50〜70万円程度 |
ポイント | 会社紹介用の動画を制作しました。林業であることが視覚的にわかるように、ドローンを使用して森の全体感を映し出せる動画にしています。 |
効果的な企業ホームページ用動画を制作するポイント
効果的な企業ホームページ用動画を制作するポイントは以下の3点です。
- 目的とターゲットを明確にする
- 動画の尺は短めにする
- 企業の顔となるのでクオリティにこだわる
それぞれの制作ポイントについて解説します。
目的とターゲットを明確にする
効果的なホームページ用動画を制作する上で欠かせないのは、目的とターゲットの明確化です。
- 何のために動画を制作するのか?
- 動画を視聴してもらいたい具体的なターゲットは誰なのか?
この2点を明確にすることで、初めて最適な動画企画や入れるべきメッセージが決まります。
動画制作前には、目的とターゲットを整理しておきましょう。
動画の尺は短めにする
ホームページ用の動画の尺は短めに設定するのがおすすめです。
ほとんどの場合、ホームページの訪問者は情報収集を目的にしています。
そのため、長すぎる動画は離脱の原因となってしまう可能性があります。
短時間で必要な情報をわかりやすく伝えられる動画を制作しましょう。
企業の顔となるのでクオリティにこだわる
ホームページに掲載する動画のクオリティには、しっかりとこだわる必要があります。
特にホームページのトップページに掲載されている動画は、訪問者が一番最初に見る、企業の顔とも言えるコンテンツです。
この動画のクオリティが低い場合、多くの訪問者はホームページから離脱してしまうでしょう。
逆にクオリティの高い動画をホームページに掲載することで、ホームページの滞在時間が増えて、企業のブランドイメージ向上にもつながります。
ホームページに動画を掲載してより効果的なWebサイトにしよう
本記事では、ホームページに動画を掲載する効果やメリット、動画の活用シーン、掲載方法などについて解説しました。
企業の動画活用は注目を集めており、その重要性は年々高まっています。
ぜひ本記事を参考にして、ホームページ上で動画を活用してみましょう。
ホームページにおける動画活用に関するよくあるご質問
ここでは、ホームページにおける動画活用に関するよくあるご質問に回答します。
ホームページに動画を掲載する効果やメリットは何ですか?
ホームページに動画を掲載する効果・メリットは以下の3点です。
- 文章や画像よりも多くの情報を与えられる
- 訪問者の感情を動かしやすい
- SNSで拡散されやすくなる
詳しくは「ホームページに動画を掲載する効果・メリット」をご覧ください。
ホームページ上で動画が活用されるのはどのような場面ですか?
企業ホームページでの動画活用シーンは、以下の3つです。
- 企業のトップページ
- 商品・サービスの紹介ページ
- 採用ページ
詳しくは「企業ホームページでの動画活用シーン」をご覧ください。
ホームページに動画を掲載する際にデメリットや注意点はありますか?
ホームページに動画を掲載するデメリット・注意点は以下の3つです。
- ホームページの表示が遅くなる可能性がある
- 動画のクオリティが低いとホームページの離脱要因になる
- 動画制作に費用と時間がかかる
詳しくは「ホームページに動画を掲載するデメリット・注意点」をご覧ください。
企業ホームページ用の動画を制作する際のポイントはありますか?
企業ホームページ用動画を制作するポイントは以下の3点です。
- 目的とターゲットを明確にする
- 動画の尺は短めにする
- 企業の顔となるのでクオリティにこだわる
詳しくは「効果的な企業ホームページ用動画を制作するポイント」をご覧ください。