本記事では、観光客に向けたインバウンド動画について解説します。
インバウンド動画は、外国からのインバウンド客を増やすために非常に効果的なコンテンツです。
インバウンド動画の制作をご検討されている場合には、ぜひ本記事の内容をお役立ていただければ幸いです。
インバウンド動画とは?
インバウンド動画とは、外国から日本に観光に来る人向けに制作された動画です。
インバウンド動画は、主にインバウンド集客のプロモーション強化を目的に制作されます。
インバウンド動画・観光客向け動画の事例(地域別)
ここからは、自治体などで制作されたインバウンド動画や観光客向け動画事例を紹介します。
秋田県「秋田犬ツーリズム」
世界的に認知が高まっている秋田犬とのふれあいを中心にした、大館市、北秋田市、小坂町の秋田県内の3市町が連携して発足した「秋田犬ツーリズム」のインバウンド動画です。
外国人女性が秋田に訪問し、秋田の自然、伝統芸能、食などを体験するストーリーになっています。
ナレーションや字幕は使わず、映像に集中してもらうことで、秋田の魅力を最大限に引き出す動画へと仕上げています。
岐阜県「多治見市 多治見インバウンドPV」
日本の雰囲気が伝わるBGMと共に多治見市の特産品である焼き物やイベントを映像にしたインバウンド動画です。
随所で訪日している外国の方を映し出すことで、視聴者の共感を得られる工夫が施されています。
新潟県「魚沼市観光PV」
魚沼市の四季を表現する4種類のPVを制作し、四季の魅力を伝えるインバウンド動画です。
ナレーションを英語にしながら、字幕を日本語にすることで、インバウンドだけでなく、日本人に対してもアピール可能な動画になっています。
美しい映像と共に魚沼市の土地の魅力が伝わる動画です。
福島県「LAST SAMURAI in AIZU」
福島県が制作した「LAST SAMURAI in AIZU」。
フランス人のフェンシング選手が剣道を通じて、福島県会津地方の少年少女と交流するストーリーとなっています。
また福島の名物を食べるシーンや、伝統工芸の体験をするシーンを入れることで、福島県の見どころもアピールしています。
兵庫県「兵庫県加古川市PR動画」
兵庫県加古川市の名所として知られる鶴林寺を舞台にしたインバウンド動画です。
印象的なキャッチコピーとともに、鶴林寺の様子が映し出されます。
また加古川市にあるその他の観光名所のシーンもあり、加古川市に訪れてみたいと思うような作品に仕上がっています。
兵庫県「神戸観光局 Find the JOY in KOBE」
兵庫県神戸市のインバウンド動画です。
神戸の街並みや、レストラン、雑貨店などを楽しみながら、神戸の見どころを紹介する内容になっています。
セリフやナレーションをほぼなくし、BGMと映像で楽しむ動画コンテンツに仕上げています。
島根県「IZUMO 出雲」
島根県出雲市の魅力をアピールするインバウンド動画です。
出雲大社をはじめとする観光名所や、自然、伝統工芸、食など、出雲市のあらゆる魅力を表現しています。
またドローン空撮やタイムラプスなどの技術を使うことで、印象的な動画に仕上げています。
これまで1,000万回以上再生されており、注目されているインバウンド動画です。
大阪府「大阪観光局 So,the Story Begins-ようこそ、あなたの物語がはじまる街へ」
大阪の観光プロモーションインバウンド動画です。
30個以上の大阪の見どころを美しい映像で紹介する動画になっています。
また動画の冒頭では、大阪の歴史を解説するシーンもあり、歴史的背景も知ることができるのが特徴です。
3分程度の尺とは思えないほど、大阪の魅力が豊富に詰まっており、大阪に行ってみたいと思ってもらえる動画に仕上がっています。
インバウンド動画を制作するメリット
インバウンド動画を制作する主なメリットは以下の3点です。
- 言葉がわからなくても地域の魅力を伝えられる
- 地域のリアルな様子を伝えられる
- SNSでの拡散を期待できる
それぞれのメリットについて解説します。
言葉がわからなくても地域の魅力を伝えられる
インバウンド動画は、映像を中心に魅力を伝えられるため、日本語が分からない人にも地域の魅力を届けられます。
日本語のセリフが入る場合でも、英語のテロップで補足すれば理解の妨げにはなりません。言葉に頼らず直感的に魅力を伝えられることは、インバウンド動画ならではのメリットの1つです。
そして、映像が主役であることにはもう1つ利点があります。
伝えたい内容の大部分を映像が担っていれば、言語を変える際に差し替えるのはナレーションやテロップだけで済む、つまり「1本作れば、言語を変えて展開できる」ということです。
私たちがこれを実感したのが、日本のゲーム・漫画・アニメを海外へ、海外のコンテンツを日本へ展開するアクティブゲーミングメディア株式会社様の会社紹介動画です。
同社は「提供しているサービスが多いため整理して紹介するのが難しい」「抽象的なサービスが多く既存の素材では表現できない」「翻訳を軸としているため、多言語で制作しないといけない」という3つの課題を抱えていました。
そこで映像で全体像を示す構成にしたうえで、同じ素材から日本語版と英語版の2種類を制作。東京ゲームショウへの出展では「多くの人が足を止めてくれました」という反応が得られています。
言語の異なる来場者が同じ映像で足を止めたという事実は、映像そのものに伝える力があったことの表れです。
この「1本作れば言語を変えて展開できる」という性質は、インバウンド動画でこそ効いてきます。狙う国や地域が増えるほど、1本の映像から派生させられる範囲は広がっていくからです。

地域のリアルな様子を伝えられる
インバウンド動画は、地域のリアルな様子を伝えることができます。
画像やテキストと比較すると、実際の動きや音を表現できる動画は、より具体的な地域のイメージを持ってもらうことができます。
動画を視聴してもらうことで、実際に観光しているような体験ができるため、期待感を高め集客効果を見込めます。
画像や文章での観光地紹介では、リスナーはその土地の魅力を断片的にしかイメージできません。
弊社では、このリアルさを伝えるうえで「人が映っているか」が大きな差を生むと考えています。
風景だけの映像は美しくても、視聴者が自分の体験として想像しにくいためです。
その土地を訪れた人や、そこで暮らす人の姿が映ることで、初めて「自分がここにいる姿」を思い描いてもらえます。
SNSでの拡散を期待できる
インタバウンド動画は、SNSでの拡散を期待できる動画コンテンツです。
地域の魅力を印象的に表現するインバウンド動画は、視聴者の共感や感動を生み出しやすく、SNS上で拡散してもらえる可能性があります。
例えば、Xで多くのユーザーにリツイートされたり、YouTube動画がシェアされたりすることで、急激に動画の再生回数が増加します。
広告費をかけずに認知を拡大できるため、非常にコストパフォーマンスの高い施策になります。
インバウンド動画の制作ポイント
インバウンド動画の制作ポイントは以下です。
- ターゲットを明確にする
- 観光客に人気のポイントを整理して情報を詰め込みすぎない
- 感情に訴えかけるストーリー構成にする
- 言葉が通じない分、BGMにこだわる
- 必要に応じて英語などのテロップを入れる
それぞれの制作ポイントについて解説します。
ターゲットを明確にする
インバウンド動画を制作する際には、最初にターゲット旅行者を明確に決めるところから始めましょう。
ターゲットが日本に来たいと思う理由、日本に期待していること、年齢、家族構成など、可能な限りターゲット像を詳細に決めていきます。
観光客に人気のポイントを整理して情報を詰め込み過ぎない
インバウンド動画を制作する際には、情報を詰め込み過ぎないことも重要です。
観光客にアピールしたい名所が数多くあるため、ついさまざまな要素を入れようと思ってしまいますが、情報が多すぎると、視聴者の印象に何も残らない動画になってしまいます。
弊社の経験上、自治体や地域の動画で最も陥りやすいのが、この「あれもこれも」の詰め込みです。
地元の魅力を知り尽くしているからこそ、すべてを伝えたくなる気持ちはよく分かります。
ですが、海外の視聴者にとっては初めて触れる土地であり、一度に多くを見せられても記憶には残りません。
むしろ「この地域といえばこれ」と思ってもらえる象徴的な魅力を絞り込むほうが、強く印象づけられると考えています。
インバウンド動画を制作する前に、観光客に人気のポイントを整理し、「ここは必ず動画にしたい」という優先順位をつけることが重要です。
感情に訴えかけるストーリー構成にする
インバウンド動画では、視聴者の共感を得られるかが非常に重要です。
単に観光地の情報を列挙するような動画だと、心が動かされず、「ここに行ってみたい」と思ってもらうことができません。
弊社Lumiiは、インバウンド動画では特に、この「共感を生むストーリー」が成否を分けると考えています。
海外の視聴者にとって、日本の観光地は名前を挙げられてもピンと来ないことがほとんどです。
だからこそ、その土地に流れる歴史や、そこで暮らす人々の営みを物語として描くことで、初めて「行ってみたい」という感情が芽生えます。
情報を並べるのではなく、見る人の心が動く一本の物語として組み立てることを大切にしています。
インバウンド動画の制作の際には、「心が動くようなストーリーになっているか」を意識するようにしましょう。
言葉が通じない分、BGMにこだわる
インバウンド動画は世界中のさまざまな人が対象となるため、可能な限り、セリフやナレーションはなくし、映像のみで魅力を伝えれるのが理想です。
その際に重要な要素がBGMです。
弊社は、インバウンド動画においてBGMは、「言葉に代わって感情を伝える主役」そんな風に捉えることもできると思っています。
セリフやナレーションに頼れない分、その土地の空気感や情緒を視聴者に届ける役割を、音楽が一手に担うことになるからです。
映像に合わせて既存の曲を選ぶだけでなく、動画が目指す世界観そのものを音でどう表現するかという視点で向き合うことが、クオリティを大きく左右します。
言葉が通じないからこそ、BGMにこだわり、よりクオリティの高いインバウンド動画を制作しましょう。
必要に応じて英語などのテロップを入れる
先ほど可能な限り映像のみで魅力を伝えられることが理想であると解説しましたが、シーンによってはどうしても補足が必要な場面があります。
そのような場合には、必要に応じて英語など、メインターゲットが理解できる言語でテロップを入れましょう。
ここで弊社が意識しているのは、テロップは「翻訳」ではなく「伝わる言葉選び」だということです。
日本語をそのまま直訳したテロップは、海外の視聴者には意味が通じにくかったり、意図した魅力が伝わらなかったりすることがあります。
ターゲットとする国や文化の感覚に合った言葉を選んでこそ、テロップは映像の魅力を後押しする役割を果たします。
テロップを入れる際には、短く簡潔な内容にすることを意識し、映像の流れを妨げないようにしましょう。
インバウンド動画を制作して地域の魅力を効果的に発信しよう
本記事では、インバウンド動画の概要、実際のインバウンド動画事例、インバウンド動画の制作メリット、制作する際のポイントについて解説しました。
インバウンド集客の強化を図る際に、映像のみで地域の魅力を伝えられるインバウンド動画は非常に強力なコンテンツになります。
また一度制作したインバウンド動画は、あらゆる場面で使用することができるため、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
ぜひ本記事をインバウンド動画の制作にお役立ていただければ幸いです。
弊社ではCMレベルの高品質なインバウンド動画を業界相場の1/3以下の価格で制作する動画制作サービスを提供しています。
インバウンド動画の制作をご検討されている場合には、ぜひ本サービスもあわせてご覧ください。
インバウンド動画に関するよくあるご質問
ここでは、インバウンド動画に関するよくあるご質問に回答します。
インバウンド動画とは何ですか?
インバウンド動画とは、外国から日本に観光に来る人向けに制作された動画です。
インバウンド動画を制作するメリットは何ですか?
インバウンド動画を制作する主なメリットは以下の3点です。
- 言葉がわからなくても地域の魅力を伝えられる
- 地域のリアルな様子を伝えられる
- SNSでの拡散を期待できる
詳しくは「インバウンド動画を制作するメリット」をご覧ください。
インバウンド動画の制作ポイントについて教えてください。
インバウンド動画の制作ポイントは以下です。
- ターゲットを明確にする
- 観光客に人気のポイントを整理して情報を詰め込みすぎない
- 感情に訴えかけるストーリー構成にする
- 言葉が通じない分、BGMにこだわる
- 必要に応じて英語などのテロップを入れる
詳しくは「インバウンド動画の制作ポイント」をご覧ください。


