本記事では、YouTubeショート動画の最適な時間の長さについて解説します。
またYouTubeショート動画のベストな時間の長さだけでなく、おすすめの投稿時間帯や、YouTubeショート動画の長さの注意点などについてもわかりやすく説明しています。
YouTubeショート動画の時間の長さで迷われている場合には、ぜひ本記事をご参考ください。
またYouTube運用代行を依頼できる会社をお探しの場合には、以下の記事をご覧ください。
目次
YouTubeショート動画の最適な時間
YouTubeショート動画の目的別のベストな時間は以下です。
- 認知拡大・バイラル:15秒〜30秒
- 教育・信頼獲得:50秒〜60秒
- 深いファン化・コンバージョン獲得:1分〜3分
上記のように、YouTubeショート動画の最適な時間は動画の目的によって異なります。
2024年10月のアップデートにより、YouTubeショート動画の上限時間が「60秒」から「3分」へと延長され、従来よりも幅広い目的に対してYouTubeショート動画を活用できるようになりました。
目的別のYouTubeショート動画の最適な時間について解説します。
認知拡大・バイラル:15秒〜30秒
まだチャンネルの登録者数が少なく、多くの人にリーチしたい場合には、飽きずに最後まで視聴してもらいやすい「15秒〜30秒」のYouTubeショート動画がおすすめです。
テンポ良く見終わることができるため、完全視聴率が100%を超えやすく、多くの拡散が期待できます。
インパクトのある映像や社員の日常、ティザー動画などに適しています。
教育・信頼獲得:50秒〜60秒
教育・信頼獲得を目的とする場合に最適なYouTubeショート動画の時間は「50秒〜60秒」です。
ショート動画の標準的な長さであり、情報を十分に伝えつつ、視聴者がギリギリ集中できる時間の長さです。
またTikTokやInstagramリールなどとも併用しやすい長さであるため、あらゆる媒体で幅広く活用できます。
ハウツー動画や、Q&A、商品紹介などに適しています。
深いファン化・コンバージョン獲得:1分〜3分
深いファン化・コンバージョン獲得を目的にする場合に最適なYouTubeショート動画の時間は「1分〜3分」です。
この変更により、従来のYouTubeショート動画では説明しきれなかった複雑な商材やストーリー性のあるドラマ仕立ての動画を投稿できるようになりました。
「1分〜3分」の長い時間、YouTubeショート動画を視聴してもらうことで、より深い理解を促しファン化・コンバージョン獲得を見込むことが可能です。
込み入った専門知識の解説やドキュメンタリー、インタビューの切り抜き、詳細な商品デモ動画などに適しています。
YouTubeショート動画のおすすめの投稿時間帯
ここからはYouTubeショート動画のおすすめの投稿時間帯について解説します。
一般的な「ゴールデンタイム」は18時〜21時
一般的なYouTubeショート動画のおすすめの投稿時間は「18時〜21時」です。
これは多くの人が学校や仕事から帰宅し、リラックスした状態で動画を視聴しているためです。
アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」の調査によると、平日の利用ピークは7時、正午、21時という研究結果もあり、夜の時間帯はユーザー数が多いことがわかります。
参考:https://note.fuller-inc.com/n/nf21d2c058dd2
ターゲット層別のおすすめの投稿時間帯
また狙いたいターゲットによっても、YouTubeショート動画のおすすめの投稿時間は変わります。
ターゲットごとのおすすめの投稿時間帯は以下です。
| ターゲット層 | おすすめの時間帯 | 解説 |
| 社会人・ビジネス層 | 7:00〜8:00、12:00〜13:00、18:00〜21:00 | 通勤時間やランチタイムの隙間時間にYouTubeショート動画を見てもらえる可能性が高いです。特に朝の時間帯はニュースを見る習慣がある人も多いため、ビジネス・ニュース系の動画に適しています。 |
| 主婦・主夫層 | 13:00〜15:00、21:00〜23:00 | 家事やランチが一段落した昼下がりの時間帯や、子どもを寝かしつけた後の時間などを狙うのがおすすめです。 |
| 学生・若年層 | 7:00〜8:00、17:00〜21:00 | 通学の時間や、帰宅後の時間を狙うと視聴してもらえる可能性が高いです。 |
自社データを活用できる場合にはYouTubeアナリティクスを活用する
前述した解説はあくまでも一般論であり、自社データを活用できる場合には、YouTubeの公式分析ツールである「YouTubeアナリティクス」を活用することが最も確実です。
YouTubeアナリティクス上で、視聴者が投稿している時間帯を調べたい場合には、以下の手順でデータを確認できます。
- YouTube Studioを開く
- 左メニューの「アナリティクス」をクリック
- 上部のタブから「視聴者」を選択
- 「視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯」というグラフを確認
すでに一定数の動画を投稿していてデータが確認できる場合には、YouTubeアナリティクスのデータを参考にして、YouTubeショート動画を投稿する時間帯を決めましょう。
YouTubeショート動画の時間に関する注意点
YouTubeショート動画の時間に関する注意点は以下です。
- アプリ内の楽曲(ライブラリ)使用時は「最大60秒」制限に注意
- 動画時間が長くなるほど「視聴維持率」の低下リスクが高まる
- Instagramリール等と併用するなら「90秒以内」が安全
それぞれの注意点について解説します。
アプリ内の楽曲(ライブラリ)使用時は「最大60秒」制限に注意
YouTubeショート動画の作成ツールには、人気アーティストの楽曲をBGMとして使える「サウンドを追加」機能がありますが、すべての楽曲を3分フルで使うことはできません。
多くの場合、人気楽曲は「最大60秒(またはそれ以下)」の制限があります。
また1分を超える動画の場合、著作権チェックの基準も厳しくなるため、著作権チェックによってブロックされてしまうリスクも高まります。
1分を超えるYouTubeショート動画を制作する場合には、著作権フリーの音源を使用するのが最も安全です。
動画時間が長くなるほど「視聴維持率」の低下リスクが高まる
2024年10月のアップデートにより、YouTubeショート動画の上限時間が3分へと延長されていますが、動画時間が長くなるほど「視聴維持率」は低下しやすくなるため注意が必要です。
YouTubeのアルゴリズムにおいて「視聴維持率」は重要な指標であるため、動画を無駄に長くして視聴維持率を下げてしまわないようにしましょう。
YouTubeショート動画の制作に挑戦し始めたばかりの頃であれば、60秒以内の動画を制作するのが望ましいです。
1分〜3分程度の動画に挑戦する場合には、テンポよく展開を変えたり、テロップや効果音で飽きさせない工夫が必要です。
Instagramリール等と併用するなら「90秒以内」が安全
多くの企業ではショート用の動画を制作する場合、YouTubeショートだけでなく、TikTokやInstagramリールなど、他の媒体にも動画を投稿します。
より長い尺の動画を投稿できる媒体も増えていますが、通常のInstagramリールは最大90秒以内となっているため、90秒を超える動画を制作してしまうと他媒体で利用できなくなってしまう可能性があります。
制作したショート動画を効率的に活用する場合には、「90秒以内」の動画を制作するのが安全です。
YouTubeショート動画の時間に関するよくあるご質問
ここでは、YouTubeショート動画の時間に関するよくあるご質問に回答します。
最低何秒からショート動画として投稿できますか?
YouTubeショート動画の最短時間は1秒です。
ただし、1秒だけの動画では内容をほとんど伝えることができないため、最低でも15秒以上の動画にすることがおすすめです。
また極端に短いショート動画をアップロードしてしまうと、YouTube上で「中身のない動画」と判定されて、チャンネルが低評価を受けてしまうリスクがあるため注意が必要です。
60秒以内と3分(長尺)、企業はどちらを投稿すべきですか?
まずは60秒以内の動画で運用基盤を作り、慣れてきたら3分のYouTubeショート動画に挑戦するのがおすすめです。
YouTubeショート動画では3分間の動画を投稿できますが、3分間飽きさせない構成・編集スキルは60秒の動画の数倍の労力を必要とします。
また60秒の動画であれば、TikTokやInstagramなど他媒体にもそのまま投稿できるため、コンテンツの活用効率の観点からもおすすめです。
最初に60秒以内の動画で勝ちパターンを見つけ、その後同様のテーマで3分の動画を制作すると成果に繋がりやすいです。
投稿済みの動画の長さを後から変更できますか?
YouTubeショート動画は投稿後に動画の長さを変更することはできません。
「YouTube Studio」の編集機能を利用することで、簡易的なトリミングは可能ですが、動画を根本から修正したい場合には一度投稿した動画を削除して、修正した動画をアップロードし直す必要があります。
動画を削除すると、それまでに獲得した再生回数、高評価、コメントなどのデータも全て削除されるため注意が必要です。
動画の長さによって広告収益の単価は変わりますか?
YouTubeショート動画の場合、動画の長さによって広告収益の単価が大きく変わることはありません。
YouTubeショートの収益モデルは「フィード内の動画と動画の間に表示される広告収益を、全クリエイターで分配する」という仕組みです。
そのため、動画が15秒でも3分でも、1再生あたりの収益単価に大きな差は生まれません。
広告収益の最大化を目指すのであれば、無理に引き伸ばして3分にするよりも、テンポの良い短い動画を量産して「再生回数の増加」を目指す方が効果的です。
YouTubeショート動画は時間を意識して効果を最大化しよう
本記事では、YouTubeショート動画の最適な時間の長さやおすすめの投稿時間帯、YouTubeショート動画の時間に関する注意点について解説しました。
YouTubeショート動画を活用することで、立ち上げたばかりのチャンネルであっても効率的に認知を拡大することが可能です。
YouTubeショート動画を制作する際には、ぜひ本記事を参考にしていただければ幸いです。
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