タクシー広告とは?効果や費用、制作事例を徹底解説

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タクシー広告とは?効果、費用、制作事例を紹介
タクシー広告の効果・費用・制作事例

本記事では、タクシー広告の概要、タクシー広告の費用相場、活用するメリット、タクシー動画広告の制作ポイントなどについて解説しています。

タクシー広告の出稿をご検討されている場合には、ぜひ本記事の内容をお役立ていただければ幸いです。

目次

タクシー広告とは?

タクシー広告とは、タクシーの車内や車外に配置する広告です。

タクシーは富裕層や経営者などの利用率が高く、BtoBサービスの訴求に適しています。

タクシー広告には、デジタルサイネージやドアステッカー、ウィンドウステッカーなどさまざま種類があります。

最も目に入りやすいことから、「タクシー広告」は、デジタルサイネージ型のタクシー広告を指すことが一般的です。

タクシー広告の種類と費用相場

タクシー広告の種類と費用相場の一覧表は以下です。

タクシー広告の種類費用相場
タクシー動画広告タクシー1万台で1週間300〜1700万円
ステッカー広告タクシー1台あたり月額1,000円〜
リアステッカー広告タクシー1台あたり月額3,500円〜
車窓サイネージ広告タクシー100台で月額500万円
アドケースタクシー1台あたり月額2,200円〜
ヘッドレストポスタータクシー1台あたり月額1,800円〜
シートベルトカバータクシー1台あたり月額1,800円〜
ボディステッカータクシー1台あたり月額10,000円〜
ラッピングタクシー1台あたり月額35,000円
乗客サンプリング1回あたり40円〜

それぞれのタクシー広告の特徴について詳しく解説します。

タクシー動画広告

タクシー動画広告は、タクシーの助手席や運転席のヘッドレストに設置されているタブレットに表示される広告です。

「タクシー広告」と言うと、このタクシー動画広告のことを指すのが一般的です。

タクシーが出発すると動画が再生され、配信会社のコンテンツと広告が交互に流れます。

タクシー動画広告の相場:タクシー1万台で1週間300〜1700万円

ステッカー広告

ステッカー広告は、タクシーの車内外に掲載されるステッカータイプの広告です。

主には、タクシーのドアや窓の内側・外側に貼られます。

タクシーに乗車していない歩行者に対しても広告を訴求できるのがメリットです。

ステッカー広告の相場:タクシー1台あたり月額1,000円〜

リアステッカー広告

リアステッカー広告は、タクシー後方の窓ガラスに貼られる広告です。

ステッカーの面積が広いため、後続車や歩行者から目立つ広告であることが特徴です。

リアステッカー広告の相場:タクシー1台あたり月額3,500円〜

車窓サイネージ広告

車窓サイネージ広告は、タクシーの窓ガラスに静止画を投影するタイプのサイネージ広告です。

2021年から導入された広告であり、目新しさがあることから認知度アップを期待できます。

車窓サイネージ広告の相場:タクシー100台で月額500万円

アドケース

アドケースは、タクシー車内にパンフレット・チラシやポケットティッシュなどを設置できる広告メニューです。

乗客の手に取ってもらうために魅力的な特典をつけるなどの工夫は必要ですが、比較的安価に利用できるメリットもあります。

アドケースの相場:タクシー1台あたり月額2,200円〜

ヘッドレストポスター

ヘッドレストポスターは、助手席の背もたれに設置されているタクシー広告です。

デジタルサイネージではなく、紙面での広告となるため、広告費が安価であることが特徴です。

ヘッドレストポスターの相場:タクシー1台あたり月額1,800円〜

シートベルトカバー

シートベルトカバーは、シートベルトカバーに設置する広告です。

シートベルトをする際に目に入る広告です。

シートベルトカバーの相場:タクシー1台あたり月額3,000円〜

ボディステッカー

ボディステッカーは、タクシーの後部ドア外側に設置された広告です。

主に歩行者など車外の人に対する広告効果があります。

ボディステッカーの相場:タクシー1台あたり月額10,000円〜

ラッピング

ラッピングは、タクシーの車体全面のドアに設置する広告です。

前方、後方どちらのドアも利用するため、外から見た際のインパクトが大きく、認知効果の高い広告です。

ラッピングの相場:タクシー1台あたり月額35,000円

乗客サンプリング

乗客サンプリングは、タクシーを降りる際などに乗客にサンプルを渡す広告手法です。

化粧品やドリンク、ミントタブレットなどメーカーのサンプル品を乗客に渡します。

街頭などでのサンプリングと比較すると、手に取ってもらいやすいという特徴があります。

乗客サンプリングの相場:1回あたり40円〜

タクシー動画広告を活用するメリット

タクシー動画広告を活用するメリットは以下です。

  • 広告を集中して視聴してもらいやすい
  • 広告視聴後のアクションを起こしてもらいやすい
  • 富裕層・経営者層・ビジネスマンにアプローチしやすい

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

広告を集中して視聴してもらいやすい

タクシー動画広告は、広告を集中して視聴してもらいやすいというメリットがあります。

タクシーは個室空間であることに加えて、一定以上の移動時間がかかります。

日本交通の調査では、タクシーの平均乗車時間は18分でした。

参考:18分を広告視聴の時間に、日本交通デジタルタクシーの仕組み

そのため数分程度のタクシー動画広告は、最初から最後までしっかりと見てもらえる可能性が高いです。

電車広告や、街頭広告などと比較すると、視聴完了率が高いことはタクシー動画広告の大きなメリットです。

広告視聴後のアクションを起こしてもらいやすい

タクシー動画広告は、広告視聴後のアクションを起こしてもらいやすいというメリットもあります。

先ほど説明したように、タクシーは乗車時間が比較的長く、平均で18分間乗車しています。

またその間は座っているため、タクシー動画広告を視聴した後すぐにスマホで検索したり、表示されたQRコードを読み取ったりしやすい環境にあります。

広告を忘れられないうちに、視聴者の行動を促せるのはタクシー動画広告ならではのメリットの一つです。

富裕層・経営者層・ビジネスマンにアプローチしやすい

タクシー動画広告は、富裕層・経営者層・ビジネスマンに効率よく配信できるというメリットがあります。

一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会のアンケート結果では、1ヶ月でのタクシー利用頻度が最も多いのは会社経営者でした。

職業別タクシー利用頻度の傾向

参考:2021年度(第30回)タクシーに関するアンケート調査結果

また電車やバスなどの移動手段と比較すると、交通費は高くなる傾向があることから、富裕層の利用頻度が高いことが想定されます。

経営者向けのBtoBサービスや、富裕層向けのサービスを提供している場合には、タクシー動画広告は非常に相性の良い広告といえます。

タクシー動画広告のデメリット

タクシー動画広告のデメリットは以下です。

  • 広告出稿費が高い
  • 多くの人にリーチすることは難しい
  • 効果測定がしにくい

それぞれのデメリットについて解説します。

広告出稿費が高い

タクシー動画広告は、月に250〜500万円の広告費がかかるため、低予算では活用できないというデメリットがあります。

またタクシー動画広告に出稿するための動画は一定以上の品質基準を満たす必要があり、動画の制作費用自体も100万円以上する場合がほとんどです。

タクシー動画広告を活用する際には、まず少額で検証可能なインターネット広告から始め、成果につながりやすいパターンが見えてからタクシー広告に出稿するのがおすすめです。

短期間で多くの人にリーチすることは難しい

タクシー1台あたりに乗車する人数は限定的であるため、タクシー動画広告は短期間で多くの人にリーチすることには向いていません。

同じ交通系の広告を活用するのであれば、電車広告などの方が短期間で多くの人にリーチすることが可能です。

効果測定がしにくい

タクシー動画広告は効果測定がしにくいというデメリットもあります。

Google広告やMeta広告などのインターネット広告は、インプレッション数、クリック数、CV数など、あらゆる指標を細かく分析できますが、タクシー動画広告ではそのような分析はできません。

タクシー動画広告専用の遷移先などを用意することで費用対効果を計測することは可能ですが、どうしても部分的な評価となってしまうため、アンケートによる認知度調査など、別途調査が必要になるケースが多いです。

タクシー動画広告の制作ポイント

タクシー動画広告の制作ポイントは以下です。

  • ターゲットと配信エリアを明確にする
  • 音声なしでも伝わる動画にする
  • タクシー動画広告に連動したCTAを用意する

それぞれの制作ポイントについて詳しく解説します。

ターゲットと配信エリアを明確にする

タクシー動画広告を制作する際には、まずターゲットと配信エリアを明確にしましょう。

タクシーは特に経営者、富裕層の乗車率が高いので、自社サービスとの相性が良いかを確認しましょう。

タクシー動画広告は、BtoB向けサービスや高単価商材との相性が特に良いです。

タクシー動画広告は配信エリアを決めることもできます。

都内はもちろんのこと、全国のさまざまな都市で配信することができるので、広告戦略を踏まえて配信エリアを決めましょう。

音声なしでも伝わる動画にする

タクシー動画広告を制作する際には、音声なしでも伝わる動画にすることが重要です。

タクシー動画広告で音声を流すことはできるものの、タクシー車内という環境上、最低限の音量に設定されていることがほとんどです。

音がほとんど聞こえていないとしても十分に動画の内容が伝わるような構成、表現で動画を制作するようにしましょう。

タクシー動画広告に連動したCTAを用意する

タクシー動画広告を制作する際には、タクシー動画広告に連動したCTA(コールトゥアクション)を用意するようにしましょう。

タクシー動画広告と相性が良いBtoBサービスの場合、一般的な消費財のように、欲しいと思ったタイミングですぐに購入できないことがほとんどです。

そのため、どれだけ広告で興味を持ってもらえたとしても、その場で購入してもらうことは難しいです。

そのような場合には、サービス資料をダウンロードしてもらうなど、購入前のゴールに誘導することが重要です。

動画の最後に、「〇〇で検索!」と伝えたり、QRコードを表示させたりして、Webサイトへの誘導を促しましょう。

タクシー動画広告を出稿する流れ

タクシー動画広告を出稿する流れは以下です。

  • タクシー動画広告の配信会社を決める
  • 配信するエリアを決定する
  • タクシー動画広告の制作を依頼する
  • 完成した動画と必要な素材を入稿する

それぞれ詳しく解説します。

タクシー動画広告の配信会社を決める

タクシー動画広告を出稿する際には、まずタクシー動画広告の配信会社を決める必要があります。

タクシー動画広告を出稿できる主要な配信サービスは以下です。

  • TOKYO PRIME
  • GROWTH

TOKYO PRIME

「TOKYO PRIME」は株式会社IRISが運営するタクシーサイネージメディアです。

国内設置台数No.1を誇り、サイネージ導入台数は71,000台。(2024年10月時点)

多くの業種・業態の導入実績があります。

TOKYO PRIMEの参考価格(掲載期間は1週間単位)は以下をご覧ください。

※2024年12月現在。

メニュー名形式タイミング想定表示回数枠数台数広告料金(税抜)
1st Ads[FULL]動画
– 音声あり、最大60秒
発車直後1本目5,400,000回1枠71,000台1,700万円 @3.2円(目安)
[HALF]2,700,000回2枠35,500台850万円 @3.2円(目安)
2nd Ads[FULL]動画
– 音声あり、最大30秒
発車から2本目~8本目広告枠3,600,000回7枠71,000台1,200万円 @3.3円(目安)
[HALF]1,800,000回14枠35,500台600万円 @3.3円(目安)
3rd Ads[FULL]2nd Ads終了後広告枠1,600,000回9枠71,000台600万円 @3.8円(目安)
[HALF]800,000回18枠35,500台300万円 @3.8円(目安)
2nd Contents[FULL]動画
– 音声あり、最大30秒
もしくは静止画
-音声なし、最大15秒
発車から2本目~8本目コンテンツ枠3,800,000回3枠71,000台600万円 @1.6円(目安)
[HALF]1,900,000回6枠35,500台300万円 @1.6円(目安)
3rd Contents[FULL]2nd Ads終了後コンテンツ枠1,800,000回3枠71,000台320万円 @1.8円(目安)
[HALF]900,000回6枠35,500台160万円 @1.8円(目安)

参考:Media Sheet 媒体資料 | TOKYO PRIME

GROWTH

「GROWTH」は株式会社ニューステクノロジーが運営するタクシーサイネージメディアです。

東京都内11,500台のタクシーに設置され、月間770万人へリーチが可能です。

ノートPCよりも大きな15.6インチの大型モニターを採用しているため、広告への没入感を高めることができます。

GROWTHの参考価格(掲載期間は1週間単位)は以下をご覧ください。

※2024年12月現在。

メニュー名形式タイミング放映台数保証形式掲載期間※想定表示回数枠数広告料金
FIRST VIEW動画 音声あり
最大60秒
乗車直後
1本目
東京23区
武蔵野・三鷹地区
11,500台
期間掲載保証1週間
月曜日午前0時掲載開始
1,500,000回1枠700万円
想定再生単価4.6円
BUSINESS VIEW動画 音声あり
最大30秒
FIRST VIEW終了後
2-7本目
ランダム放映
1,200,000回6枠500万円
想定再生単価4.1円
ECONOMY VIEWBUSINESS VIEW終了後
ランダム放映
800,000回10枠300万円
想定再生単価3.7円

参考:MEDIA GUIDE | GROWTH

ターゲットをもとに配信エリアを決定する

タクシー動画広告の配信会社が決まったら、ターゲットをもとに配信エリアを決定します。

どこに配信するのが最適かわからない場合には、配信会社に相談すると、最適なエリアを提案してもらえます。

タクシー動画広告の制作を依頼する

次に入稿するためのタクシー動画広告の制作を依頼しましょう。

依頼する場合には、タクシー動画広告の制作経験が豊富な動画制作会社に依頼するのがおすすめです。

タクシー動画広告に入稿できる動画には、一定以上のクオリティが求められるため、ハイクオリティな動画の制作が可能な動画制作会社に依頼する必要があります。

完成した動画と必要な素材を入稿する

タクシー広告動画が完成したら、動画データとあわせて出稿に必要な素材を配信会社に共有しましょう。

配信開始タイミングになると、各タクシーサイネージで広告が再生されます。

タクシー動画広告の費用相場

タクシー動画広告の費用相場は、300〜1,000万円です。

また配信費用の相場については前述したように、1週間で300〜1,700万円です。

タクシー動画広告と配信費用を合算すると、600〜3,000万円程度の予算を見ておく必要があります。

テレビCMクオリティの動画が求められるため、タクシー動画広告の費用は高額になる場合が多いです。

また有名タレントなどを起用すると、1,000万円以上の費用がかかる場合もあり、余裕をもった予算の確保が必要になります。

タクシー広告の事例(株式会社Lumii制作動画実績)

ここでは、弊社が制作したタクシー広告の事例動画を紹介します。

タクシー広告用の動画を制作する際に、ぜひご参考ください。

株式会社サテライトオフィス

動画の種類実写動画
予算250〜300万円程度
ポイント認知度向上を目的とした広告動画を制作しました。クラウドサービスの印象を強めるために、冒頭でクラウドに関するセリフを入れたり、テキストグラフィックを用いてテクノロジー感を演出したりしています。

タクシー広告を活用して効率的に富裕層・経営者層・ビジネスマンにアプローチしよう

本記事では、タクシー広告の概要、タクシー動画広告のメリット、制作のポイント、タクシー動画広告の費用相場などについて解説しました。

タクシー広告は、富裕層・経営者層・ビジネスマンといった特定のターゲット層に効率的にアプローチできる広告です。

ターゲットによって、タクシー広告は非常に効果的な手段となります。

本記事を参考にタクシー広告の出稿をご検討いただければ幸いです。

また弊社では、成果につながるタクシー動画広告を業界相場の1/3以下の価格で制作する動画制作サービスを提供しています。

タクシー動画広告の制作をご検討されている場合には、ぜひ本サービスの詳細もご覧ください。

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