「YouTubeコンサルを依頼しようと思っているけど、費用・料金相場はどのぐらいなんだろう?」
「YouTubeコンサルではどんなことをサポートしてもらえるのだろうか?」
ここ数年で企業のYouTube参入が盛んになり、多くの企業がYouTubeチャンネルを活用したマーケティングなどに取り組んでいます。
一方で、YouTubeチャンネルを適切に運用するためには、戦略的なチャンネルコンセプト設定や、動画制作・編集技術、YouTubeSEO対策など、専門的なスキルを多く必要とするため、思ったような成果が出ない企業が多いのも事実です。
そうした背景からYouTube運営において専門的な知識を持つコンサルタントにYouTubeコンサルの依頼をするケースも増えていますが、コンサルティングの内容や、費用・料金相場についてはあまりよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事では現役のYouTubeコンサルタントが、YouTubeコンサルの具体的な内容から、費用・料金相場、依頼するときに気をつけるべきポイントなどを徹底解説します。
ぜひ本記事を最後までご覧いただき、YouTubeコンサルを検討する際にお役立ていただけますと幸いです。
目次
YouTubeコンサルの業務内容
まずはYouTubeコンサル会社がコンサルティングを行う際にどのような業務を支援してくれるのかについて解説します。
基本的にYouTubeコンサルでは、これから紹介する業務のアドバイス・助言を行うことが一般的です。
YouTubeチャンネル運用を丸っと依頼したい場合には、YouTubeチャンネルの運用代行サービスを検討するのがおすすめです。
クラスターの決定
「クラスター」とは、YouTubeチャンネルを視聴してもらいたいターゲットを指しています。
当たり前のことですが、50代の男性が視聴したいチャンネルと10代の女性が視聴したいチャンネルは異なります。
そのため、どんな人にこのチャンネルを視聴して欲しいのかを明確にします。
YouTubeチャンネルテーマの決定
YouTubeのチャンネル運用をしていく際に、どのようなチャンネルにするのかを決定していく必要があります。
例えば、料理チャンネルにするのか、犬猫チャンネルにするのか、ビジネスチャンネルにするのか、などです。
前工程で決定したクラスターに合わせてYouTubeチャンネルテーマを決定します。
目標(計画)設定
目標とするYouTubeチャンネル登録者数や、再生回数に応じて、制作が必要な動画本数を決定します。
YouTubeチャンネルの開設
YouTubeチャンネルのアカウントを開設します。
アカウント開設の際に、適切なタイトルやバナー、チャンネルアイコンの設定などを行います。
YouTube動画の企画立案
制作するYouTube動画の企画・立案をします。
YouTube動画を企画する際には、設定したチャンネルテーマから外れないようにする必要があります。
チャンネルテーマからそれた動画企画を行ってしまうと、YouTubeアルゴリズム上、視聴回数が伸びにくいチャンネルになってしまうので注意が必要です。
YouTube動画の制作
シナリオ作成、撮影、編集、ナレーション収録を行いYouTube動画を制作します。
自社での動画制作が難しい場合には、YouTubeコンサル会社に動画制作の代行ができないかを聞いてみましょう。
サムネイル作成
サムネイルはYouTube動画のクリック率に大きな影響を与える要素です。
全く同じ内容の動画でもサムネイルの内容によって、視聴回数が数倍変わることもあります。
タイトル・説明欄最適化
タイトル、説明欄を最適化することによって、YouTube上での検索結果画面の上位に表示されやすい状態にすることが可能です。
特に説明欄では、タイムレコードや、ハッシュタグなど設定すべき項目が複数あります。
YouTubeチャンネルの分析・改善
チャンネル全体の表示回数やクリック率、視聴維持率を主にYouTubeアナリティクスを使って分析します。
分析した数値を元に次回のYouTube動画の企画に役立てます。
YouTubeコンサルの種類と費用・料金相場
続いて、YouTubeコンサルの種類とそれぞれの費用・料金相場について見ていきましょう。
YouTubeコンサルは大きく分けると、以下の3つのサービスに分かれます。
- テクニカル型YouTubeコンサル
- 企画支援型YouTubeコンサル
- 全包囲型YouTubeコンサル
それぞれの特徴、費用・料金相場を見ていきましょう。
テクニカル型YouTubeコンサル
特徴
テクニカル型YouTubeコンサルはチャンネルの戦略立案や、企画立案、動画制作には関与せず、動画の投稿時に必要となる、サムネイルや、タイトル・説明欄の最適化についてコンサルを行うタイプです。
費用・料金相場
費用・料金相場:月額5〜30万円程度
テクニカル型YouTubeコンサルの場合、チャンネルテーマの決定や、企画立案、動画制作に関与をしない分、コンサルタントの実働時間が少ないために、他のYouTubeコンサルと比較すると費用を抑えることが可能です。
こんな方にお勧め
YouTubeチャンネルで取り扱うテーマなどは決定しており、動画の企画立案から制作までのフローが確立されているが、サムネイルやタイトル・説明欄については、専門的な知見がない方。
企画支援型YouTubeコンサル
特徴
YouTubeチャンネルのテーマには関与しないものの、各YouTube動画ごとの企画立案についてコンサルティングを行います。
企画の立案とともに、動画制作のディレクションを行う場合もあります。
サムネイル作成や、タイトル・説明欄の最適化については関与しないケースが多いです。
費用・料金相場
費用・料金相場:月額20〜40万円程度
企画支援型YouTubeコンサルの場合、主に動画の企画に携わることになるため、関わる範囲こそ狭いものの、時間のかかる工程になるので、テクニカル型YouTubeコンサルより高い費用相場になっています。
こんな方にお勧め
YouTubeチャンネルの目指したい方向性などは決定しているが、どのようにすれば面白い動画になるのかわからず、動画の構成作家のようなポジションの人を探している方。
全包囲型YouTubeコンサル
特徴
クラスターの選定〜分析までトータルで支援するタイプのコンサルティングです。
YouTubeチャンネルの運用全般を一括で相談したい場合には、このタイプのコンサルを依頼するのが最もおすすめです。
費用・料金相場
費用・料金相場:月額30〜50万円程度
全包囲型YouTubeコンサルの場合、YouTubeを運営していく全ての工程に関わるために、多くの工数がかかります。
また、必要なノウハウも全て開示するため、他のYouTubeコンサルよりも費用は高いです。
こんな方にお勧め
YouTube運用についての知見が無い、YouTubeチャンネルの運用に時間を割けないが、最短で成果をあげたい方。
補足:YouTube動画のみの制作
費用相場:5-15万円程度
YouTubeコンサルとは異なりますが、YouTube動画の制作のみを依頼した場合の費用相場です。
サービス紹介動画や、広告用動画とは異なり、簡易的な撮影・編集になるので、比較的安い費用相場になっています。
YouTubeコンサルは個人と会社どちらに依頼するのがいいか?
ここでは、YouTubeコンサルを依頼する際に個人と会社どちらに依頼するのがいいかについて解説していきます。
YouTubeコンサルを会社に依頼するメリット
ノウハウが体系化されている
複数のコンサルタントが、多くの実践の中で得た経験を社内に共有し、ノウハウの可視化をし続けているので、ノウハウが体系化されています。
再現性高く、YouTubeチャンネルを成長させることができます。
あらゆるケースに対応が可能
不測の事態などに陥ったとしても、多くの実践経験から、柔軟に対応可能です。
各工程のスペシャリストがいるため、網羅的・専門的なコンサルを受けられる
動画企画のスペシャリスト、分析のスペシャリスト、サムネイルやタイトルなどのテクニカル面のスペシャリストなど、各工程のスペシャリストでチームが編成されることも多く、網羅的・専門的なコンサルティングを受けられます。
YouTubeコンサルを会社に依頼するデメリット
費用が高い
YouTubeコンサルを会社に依頼すると、多くの人物がプロジェクトに関与するため、どうしても費用が高くなってしまう傾向があります。
柔軟性がない
YouTubeコンサルを会社に依頼すると、程度の差こそあれど、コンサルタントは会社のルールに則ってコンサルティングを行います。
そのため、契約内容には含まれていない内容を相談したい場合に、柔軟には対応してもらえない可能性があります。
YouTubeコンサルを個人に依頼するメリット
費用が安い
個人のYouTubeコンサルタントに依頼する場合、費用が安い傾向にあります。
通常は月額30〜50万円程度する内容のコンサルティングも、個人に依頼すると月額15〜20万円程度で相談できる可能性があります。
柔軟性がある
個人の裁量で意思決定できるので、多少無理な内容でも相談に乗ってくれることがあります。
YouTubeコンサルは幅広い支援が求められるため、柔軟性があるパートナーは魅力的です。
YouTubeコンサルを個人に依頼するデメリット
ノウハウが十分に体系化されていないケースがある
タイトルや説明欄などのテクニカルな最適化は得意なものの、動画の企画はできないなど、個人で活動されているコンサルタントの場合、ノウハウが十分に体系化されていないこともあります。
ノウハウの充実度は、組織で活動している会社の方が優れているケースが多いです。
得意な業界が限られているケースがある
個人のYouTubeコンサルタントの場合、得意な業界が限られていることもあります。
そのため、自社と似たような業界の支援経験があるかは確認した方がいいでしょう。
YouTubeコンサル会社に依頼するときに気をつけるべきポイント
ここでは、YouTubeコンサル会社に依頼する際に気をつけるべきポイントについて解説していきます。
YouTubeコンサルの範囲を明確にする
YouTubeコンサル会社にコンサルティングを依頼する際には、コンサル内容にどの範囲までが含まれているのかを明確にしましょう。
コンサル内容が不明確なまま、契約に進んでしまうと、期待したコンサルを受けられない可能性もあります。
動画制作費用に変動がないか確認する
多くのYouTubeコンサル会社では動画制作も一貫して支援してくれます。
その際にコンサルティングとあわせて発注することで、YouTube動画の制作費用が通常よりも安くなっていることがあります。
YouTubeコンサルを終了して、動画制作のみを依頼した際に、動画制作費用が思いがけず高騰してしまうケースもあります。
将来的にYouTube動画制作のみを依頼する場合を想定して、YouTube動画の制作のみの場合の費用についても確認しておくことをおすすめします。
担当するコンサルタントの実績を確認する
YouTubeコンサル会社の実績については、Webページなどで確認することができるかもしれませんが、担当するYouTubeコンサルタントの実績までは、公開されていないケースが大半です。
YouTubeコンサルは担当の能力次第で、成果が大きく変わってしまうサービスです。
発注をする前には、担当するYouTubeコンサルタントが十分信頼できる実績を持っているのかを事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回はYouTubeコンサルの種類や費用・料金相場について解説しました。
ぜひ、本ページの内容を参考にYouTubeコンサルの検討にお役立ていただければと思います。
また弊社、株式会社Lumiiでは、大手企業を中心に多くの企業チャンネルをコンサルティングしてきたYouTubeコンサルタント陣が在籍しています。
YouTube動画の制作に関しても、クリエイターと企業を直接マッチングするマッチングプラットフォーム「Lumii」を活用することで、通常の約1/3程度の費用で制作が可能です。
YouTubeチャンネルの運用にお困りの場合には、ぜひ一度LumiiのYouTubeコンサル・運用代行サービスをご確認いただければと思います。