本記事では、コーポレート動画の概要や、メリット、コーポレート動画の制作ポイント、事例などについて解説しています。
企業のブランディングにおいてコーポレート動画は非常に効果的なコンテンツです。
自社の魅力を伝えるコーポレート動画を制作する際に、ぜひ本記事をお役立ていただければ幸いです。
本記事では以下の内容について解説します。
- コーポレート動画とは?
- コーポレート動画のメリット・効果
- コーポレート動画の種類
- コーポレート動画の活用シーン
- コーポレート動画の制作事例(株式会社Lumii制作実績)
- コーポレート動画の制作ポイント
- コーポレート動画を制作する流れ
それでは早速見ていきましょう。
目次
コーポレート動画とは?
コーポレート動画とは、主に企業のブランディングや採用活動、IRを目的として制作される動画のことです。
自社の理念やビジョン、事業内容、強みなどを動画で伝えることで、ブランドイメージの向上に役立てることができます。
動画はテキストや静止画と比較して多くの情報を伝えられるため、直感的でわかりやすいという特徴があります。
コーポレート動画のメリット・効果
コーポレート動画を制作するメリットは、主に以下の3つです。
- コーポレートブランディングに効果的
- 求職者の入社意欲の向上
- 従業員エンゲージメントの向上
それぞれのメリット・効果について解説します。
コーポレートブランディングに効果的
文章よりも短時間で多くの情報を伝えられるコーポレート動画は、自社のブランディングに効果的です。
自社の企業理念やビジョンのような文章だけでは伝えることが難しい内容であっても、動画にすることで、ニュアンスなども含めてより正確に情報を伝えられます。
またBGMや映像を効果的に使うことで、視聴者の感情に訴えかけるような動画を作ることも可能です。
コーポレート動画を作ることで、見込み顧客や株主の感情を動かし、共感や信頼感を得ることを期待できます。
求職者の入社意欲の向上
コーポレート動画を制作すると、求職者の入社意欲を向上させる効果にも期待ができます。
たとえば、コーポレート動画内に働いている社員のインタビュー映像を入れることで、求職者に入社後のイメージを持ってもらうことができます。
実際、弊社が実施した調査では、採用動画の視聴によって6割以上の就職活動経験者が志望度が上昇したと回答しています。
出典:採用動画の視聴によって6割以上が志望度上昇。24卒の就活経験者に「採用動画に関する実態調査」を実施。
加えて、よりリアルな社内の様子を伝えることで、採用のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
従業員エンゲージメントの向上
コーポレート動画を制作すると、従業員エンゲージメント(会社に対し自発的に貢献したいと思う意欲)の向上効果も見込めます。
たとえば、コーポレート動画内で日々の活動が社会にどのような貢献をしているのかを表現したり、社員が活躍している様子を取り上げたりすることで、従業員のモチベーションを高められます。
会社に対するエンゲージメントが高まれば、離職率の低下や生産性の向上が見込めます。
コーポレート動画の種類
コーポレート動画の代表的な種類は以下の3つです。
- 事業紹介動画
- コンセプト紹介動画
- インタビュー動画
それぞれのコーポレート動画の種類について詳しく解説します。
事業紹介動画
事業紹介動画は、企業が自社の事業や商品・サービスの情報を伝えるために制作される動画です。
主に、自社の企業理念や事業内容、自社の歴史、提供している商品・サービスの特徴についての情報が含まれます。
自社コーポレートサイトや、SNS、セミナー・展示会などで活用されることが多いです。
コンセプト紹介動画
コンセプト紹介動画は、自社の理念やビジョン、商品・サービスに込めている想いなど、抽象的なものを伝えるために制作される動画です。
自社のブランディングを目的として、視聴者の共感を促すストーリー性のある動画を制作します。
商品・サービスのプロモーションや採用活動に向いている動画です。
インタビュー動画
インタビュー動画は、企業の代表や社員、顧客へのインタビューを通じて、会社、商品・サービスの内容について知ってもらうために制作される動画です。
インタビュー動画を活用することで、企業の代表者が持っている熱い想いをよりリアルに届けることができたり、社員の人柄を伝えられたりするため、採用活動に効果的です。
また既存顧客へのインタビュー動画を制作することで、商品・サービスの購入を検討している見込み顧客に信頼してもらいやすくなる効果が期待できます。
コーポレート動画の活用シーン
コーポレート動画の主な活用シーンは以下の8つです。
- コーポレートサイト(自社Webサイト)
- 自社のSNSアカウント
- 動画広告(Web広告、交通広告、街頭広告など)
- 求職者向けの企業説明会・採用サイト
- 株主総会
- 営業ツール
- 展示会・セミナーなどのイベント
- 社員総会などの社内向けイベント
それぞれの活用シーンについて解説します。
コーポレートサイト(自社Webサイト)
コーポレート動画をコーポレートサイト(自社Webサイト)に掲載することで、企業のブランドイメージ向上を期待できます。
特にコーポレートサイトのトップページのような多くの人が閲覧するページであれば、より効率的に情報を届けることができます。
コーポレートサイトの各ページの役割にあわせて、事業紹介動画やインタビュー動画を使い分けましょう。
自社のSNSアカウント
InstagramやTikTok、X(旧称Twitter)などSNSの投稿でもコーポレート動画は活用されています。
一般的なSNSは拡散されやすいプラットフォームであるため、コーポレート動画の内容によって急速に認知度を高めることも期待できます。
また近年のSNSでは、数十秒程度の短尺動画が好まれる傾向があります。
各SNSプラットフォームの特徴にあわせて、コーポレート動画を制作することが重要です。
動画広告(Web広告、交通広告、街頭広告など)
Web広告、交通広告、街頭広告といった動画広告でもコーポレート動画は活用されます。
Web広告では、広告を表示するターゲットを絞ったり、反応を細かく集計・分析したりできるため、継続的な改善がしやすいという特徴があります。
また交通広告や街頭広告は、オンラインではリーチしにくいターゲット層に向けても広告を配信できるため、短期間で幅広い人にリーチできるのがメリットです。
求職者向けの企業説明会・採用サイト
コーポレート動画は、求職者向けの企業説明会・採用サイトでも活用されます。
企業の理念を伝えるコンセプト動画の制作や、代表者・社員へのインタビュー動画など、さまざまなパターンでコーポレート動画を制作可能です。
求職者の感情に訴えかける動画を制作することで、入社希望者数の増加が期待できます。
また採用活動向けのコーポレート動画を制作する際には、会社のデメリットになり得る点についても伝えることが重要です。
よりリアルな情報を伝えることで、企業と求職者のミスマッチを防ぐことにつながります。
株主総会
コーポレート動画は、株主総会の場でも活用しやすい動画です。
業績報告をする際にアニメーションをつけた動画を用意することで、よりスムーズに内容を理解してもらうことが可能です。
また会社が今後目指しているビジョンを映像化することで、株将来の明確なイメージを伝えることができ、信頼性の向上にもつながります。
営業ツール
営業ツールとしてもコーポレート動画を活用することが可能です。
テキストや画像のみの資料では伝わりにくい内容であっても、動画にすることで直感的に理解してもらうことができます。
また競合他社との差別化にもつながり、購入率・受注率の改善にも期待できます。
展示会・セミナーなどのイベント
コーポレート動画は、展示会・セミナーなどのイベントでも活用できます。
展示会ブースでは、動画を流すことで、来場者に足を止めてもらいやすくなり、ブースの集客力を向上させることが可能です。
またセミナーなどのイベントでは、セミナー開始前や、セミナー中に動画を視聴してもらうことで、効果的に会社の魅力を伝えることができます。
社員総会などの社内向けイベント
社員総会などの自社社員が参加するイベントでも、コーポレート動画は活用されます。
会社のビジョンを映像化した内容や、代表者・社員のインタビューなどを通じて、社員一人のモチベーション向上が期待できます。
また会社や会社の人のことをより深く理解してもらうことで、より良いカルチャー作りにも役立てることが可能です。
コーポレート動画の制作事例(株式会社Lumii制作実績)
ここでは、弊社が制作したコーポレート動画の制作事例を紹介します。
コーポレート動画を制作する際に、参考にしていただければ幸いです。
事業紹介動画
メディカル・データ・ビジョン株式会社
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
参考価格 | 150万円〜200万円 |
ポイント | 実写映像の上にCGでポップアップを出すことで、将来の事業ビジョンをわかりやすく演出したコーポレート動画です。実利的なメリットを訴求し、効果的にメッセージを伝えています。 |
株式会社Grant
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
参考価格 | 50万円〜70万円程度 |
ポイント | 複雑に感じられやすい事業内容を、図解したアニメーションを豊富に使用することでシンプルにわかりやすく伝えています。 |
コンセプト紹介動画
株式会社マイホム
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
参考価格 | 150万円〜200万円 |
ポイント | 動きのあるカットで視聴者の目を飽きさせない工夫をしています。またメッセージのやり取りを画面上のポップアップで演出し、登場人物の心情とリンクした演出にしています。 |
株式会社アクティブゲーミングメディア
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
参考価格 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | 会社の事業内容に合わせたポップな印象を与えられるコンセプト紹介動画です。訴求内容が伝わるように抽象性と具体性のバランスを取った動画にしています。 |
インタビュー動画
医療法人社団千葉秀心会東船橋病院
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
参考価格 | 50万円〜70万円程度 |
ポイント | 実際に働いている様子がリアルに伝わるインタビュー動画です。複数名のスタッフの方に出演してもらうことで、院内全体の雰囲気が伝わるインサートカットを使用しています。 |
株式会社東京チェンソーズ
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
参考価格 | 50万円〜70万円程度 |
ポイント | インタビューを通じて事業の魅力を伝えるインタビュー動画です。ドローンを活用し、事業内容に合わせた自然のイメージを印象付けられる動画に仕上げています。 |
コーポレート動画の制作ポイント
コーポレート動画の制作ポイントは以下の3つです。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 動画を掲載する媒体や用途をあらかじめ決める
- 動画内で伝えるメッセージを絞る
それぞれの制作ポイントについて具体的に解説します。
目的・ターゲットを明確にする
コーポレート動画を制作する際は、動画の目的やターゲットを明確にすることが大切です。
なぜなら、目的やターゲットによって最適な動画内容は変わるためです。
目的・ターゲットが明確に定まっていない状態でコーポレート動画を制作しても、期待していた効果を得ることはできません。
また依頼先の動画制作会社と認識がずれやすくなり、想定していたものとは異なるコーポレート動画になってしまう可能性もあります。
効果的な動画を制作するためにも、目的・ターゲットを明確にしてから動画を制作しましょう。
動画を掲載する媒体や用途をあらかじめ決める
コーポレート動画の制作においては、動画を掲載する媒体や用途をあらかじめ決めることも重要です。
同じ訴求内容の動画であっても、短尺の動画が好まれるSNSと、長尺でも視聴してもらいやすい自社Webサイトでは、動画の尺や構成を変更する必要があります。
動画を掲載する媒体・用途を決めないまま、動画を制作してしまうと、掲載媒体に適さない動画になってしまい、十分な効果を得られない可能性があります。
コーポレート動画を制作する際には、あらかじめ掲載媒体や用途を決めるようにしましょう。
動画内で伝えるメッセージを絞る
コーポレート動画を制作する際は、動画の中で訴求したいメッセージを絞ることもポイントです。
動画は、文章に比べて多くの情報をわかりやすく伝えることが可能ですが、情報量が増えすぎると視聴者に何を伝えたいのかわからない動画になってしまいます。
制作する動画の目的やターゲットを意識して「伝えたいメッセージ」を絞ることで、一貫性のある動画を制作できます。
コーポレート動画内で伝えるメッセージを絞ることで、結果として印象に残る動画になりやすく、目的を達成しやすくなります。
コーポレート動画を制作する流れ
コーポレート動画を制作する流れは以下です。
- 動画制作の目的・予算・期日を決める
- コーポレート動画の制作実績が豊富な制作会社に問い合わせる
- 各動画制作会社から企画をもらい委託先を決定する
- 撮影・イラストの作成
- 動画編集
- 修正点のフィードバック
- コーポレート動画の完成
それぞれの制作の手順について解説します。
動画制作の目的・予算・期日を決める
まずはコーポレート動画制作の目的・予算・期日を決めましょう。
特に目的が明確になっていないと、やり直しが発生してしまい、場合によっては多くの修正コストがかかったり、スケジュールが後ろ倒しになってしまったりする可能性があります。
予算や期日については目安がわからない場合もあるかと思いますので、その場合は動画制作会社に確認するようにしましょう。
コーポレート動画の制作実績が豊富な制作会社に問い合わせる
目的・予算・期日が決まったら、動画制作会社に問い合わせをしましょう。
この際に、コーポレート動画の制作実績が豊富な制作会社を選ぶことがポイントです。
一口に動画制作会社と言っても、特徴はさまざまで各社の強みが異なります。
そのため、過去の制作実績から、理想とするコーポレート動画のイメージに近いものがあるかどうか確認することがおすすめです。
各動画制作会社から企画をもらい委託先を決定する
動画制作会社に問い合わせをすると、一般的に無料で動画の企画をもらうことができます。
企画内容、絵コンテの内容、過去の制作実績、費用など総合的に比較をし、最適な動画制作会社を選択しましょう。
また担当者とスムーズなコミュニケーションが取れるかどうかも重要なポイントです。
コーポレート動画の制作には通常1〜2ヶ月程度の時間がかかります。
その期間スムーズなやり取りができないと、期日通りに動画が完成しない可能性があります。
複合的な観点から比較をして、最終的に委託する会社を選びましょう。
撮影・イラストの作成
実写動画の場合には撮影、アニメーション動画の場合にはイラストを作成します。
撮影やイラスト作成に関しては、動画制作会社側で進めてもらえるため、ここではイメージ通りの素材が出来上がっているかを確認しましょう。
撮影が終わってから、撮り直しが発生してしまうと、スケジュールが後ろ倒しになってしまうだけでなく、多くの追加料金が発生してしまう可能性もあります。
動画制作会社と密にコミュニケーションを取りながら、撮影・イラスト作成を進めていきましょう。
動画編集
動画に必要な映像・イラストなどの素材がそろったら、動画を編集します。
素材のカットやつなぎ合わせ、テロップ(字幕)入れ、エフェクト(特殊効果)の追加などを行う作業です。
会社によってルールが変わることがありますが、仮編集で全体を編集したものを見せてもらい、修正点を確認して再度編集(本編集)する流れが一般的です。
修正点のフィードバック
初稿動画の内容を確認し、修正してもらいたい点を伝えます。
修正点は可能な限り細かく洗い出し、具体的な指摘をすることで、イメージ通りの動画に仕上げていくことができます。
どのように指示を出したら良いかわからない場合には、その旨を直接、制作会社に伝えましょう。
Web会議などで口頭でコミュニケーションを取ることで、抽象的な修正指示であっても、認識のずれが起きにくくなります。
コーポレート動画の完成
フィードバックをもとに再度編集して問題点がなければ、コーポレート動画の完成です。
検収後に修正を依頼すると別途料金が発生してしまう可能性があるため、納品完了前に動画に問題がないかをきちんとチェックすることが大切です。
納品された動画に問題がなければ、完成したコーポレート動画を活用しましょう。
コーポレート動画を制作して会社のブランドイメージを高めよう
本記事では、コーポレート動画の概要や、メリット、活用シーン、制作ポイントなどについて解説しました。
自社の魅力を伝える方法として、コーポレート動画の活用は非常に効果的です。
ぜひ本記事を参考に、コーポレート動画の制作をご検討いただければ幸いです。
また弊社では、高品質なコーポレート動画を従来相場の1/3以下の価格で制作するサービスを提供しています。
コーポレート動画の制作をご検討される際には、本サービスもあわせてご覧ください。
コーポレート動画に関するよくあるご質問
ここでは、コーポレート動画に関するよくあるご質問に回答します。
コーポレート動画とは何ですか?
コーポレート動画とは、主に企業のブランディングや採用活動、IRを目的として制作される動画のことです。
自社の理念やビジョン、事業内容、強みなどを動画で伝えることで、ブランドイメージの向上に役立てることができます。
動画はテキストや静止画と比較して多くの情報を伝えられるため、直感的でわかりやすいという特徴があります。
コーポレート動画にはどのような種類がありますか?
コーポレート動画の代表的な種類は以下の3つです。
- 事業紹介動画
- コンセプト紹介動画
- インタビュー動画
詳しくは「コーポレート動画の種類」をご覧ください。
コーポレート動画の活用シーンについて教えてください。
コーポレート動画の主な活用シーンは以下の8つです。
- コーポレートサイト(自社Webサイト)
- 自社のSNSアカウント
- 動画広告(Web広告、交通広告、街頭広告など)
- 求職者向けの企業説明会・採用サイト
- 株主総会
- 営業ツール
- 展示会・セミナーなどのイベント
- 社員総会などの社内向けイベント
詳しくは「コーポレート動画の活用シーン」をご覧ください。
コーポレート動画の制作ポイントについて教えてください。
コーポレート動画の制作ポイントは以下の3つです。
- 目的・ターゲットを明確にする
- 動画を掲載する媒体や用途をあらかじめ決める
- 動画内で伝えるメッセージを絞る
詳しくは「コーポレート動画の制作ポイント」をご覧ください。
コーポレート動画を制作する流れについて教えてください。
コーポレート動画を制作する流れは以下です。
- 動画制作の目的・予算・期日を決める
- コーポレート動画の制作実績が豊富な制作会社に問い合わせる
- 各動画制作会社から企画をもらい委託先を決定する
- 撮影・イラストの作成
- 動画編集
- 修正点のフィードバック
- コーポレート動画の完成
詳しくは「コーポレート動画を制作する流れ」をご覧ください。