ボタン1つでSESのバックオフィス業務が完了する「SES WORKS」の魅力とは?

SES事業と自社開発事業の2事業を中心にサービス展開する「株式会社メイプルシステムズ」。

同社の自社開発事業の1つである「SES WORKS」は、SES事業のバックオフィス業務を効率化し、「ボタン1つ」で業務を完了させることができる魅力的なシステムです。

今回のインタビューでは、CFOを務める石岡大様に「SES WORKS」とはどのようなサービスなのかについて伺いました。

インタビュイー
石岡 大
株式会社メイプルシステムズ
取締役 CFO

株式会社メイプルシステムズにエンジニアになるために入社。仕事を覚える過程で手伝っていた社内業務の手際の良さから、バックオフィスでのキャリアを勧められ方向転換。その後は会計分野に面白さを見出し、簿記2級・米国公認会計士の資格を取得。入社から3年後の2022年07月から取締役に就任。財務・経理の戦略立案とSESWORKSの営業を行う。

目次

SES・エンジニア向けサービスを展開する株式会社メイプルシステムズ

Lumii

まず株式会社メイプルシステムズの事業内容からご紹介いただけますか?

石岡様

弊社は大きく分けてSES事業と自社サービスの2種類の事業を展開しています。

自社サービスでは「SES WORKS」という、SESの契約管理を効率化するサービスと「エンジニアバンク」というエンジニア向け転職サービスを提供しています。

Lumii

石岡さんはどういったことをご担当されているのでしょうか?

石岡様

僕は財務や会計などのバックオフィス業務全般を担当しているのと、「SES WORKS」の責任者も務めています。

「SES WORKS」の営業や、導入後のカスタマーサポートなども全て担当しています。

Lumii

かなり幅広く担当されているのですね。なかなか大変ではないのでしょうか?

石岡様

そうですね、確かにけっこう幅広い領域に携わっているかもしれません(笑)。

ただ、弊社では「SES WORKS」を自社でも使っていまして、本来時間のかかるSESのバックオフィス業務は効率化されて、工数がほとんどかかっていません。

空いた時間で自社サービスの営業やカスタマーサポートにも時間を割けています。

自社のバックオフィス業務を大きく効率化できたことをきっかけにサービスを開始

Lumii

それはすごいですね!「SES WORKS」は御社内でも使われているサービスということなのでしょうか?

石岡様

はい、もともとは自社におけるSES事業のバックオフィス業務を効率化したいという目的からシステムを作ったのがきっかけだったんです。

SES事業のバックオフィス業務は、単純だけどかなり面倒な作業が多く、関わる人が多いため、どうしてもミスが発生してしまうことがあります。

その問題を解決するためにシステム化を進めていった結果、バックオフィス業務が大きく効率化されました。

「これだけ便利であれば、同じようにSES事業をされている企業様にとっても便利なシステムなのではないか?」と思い、外部へのサービス提供に踏み切ったという流れです。

SES WORKSなら「ボタン1つ」でバックオフィス業務が完了

Lumii

「SES WORKS」の開発にはそういった経緯があったのですね。さらに詳しく「SES WORKS」について知りたいので、教えていただけますか?

石岡様

「SES WORKS」では、主にエンジニアの管理、勤怠回収、延長確認、請求処理、契約管理、営業ツール(案件の進捗管理など)機能が備わっています。

SES事業のバックオフィス業務に必要なことは一通りできるシステムだと考えていただければと思います。

SES事業ではエンジニアの管理はもちろんのこと、案件ごとの契約管理や発注書作成、請求書送付などやらなければならないことが実はけっこうあるんです。

数人のエンジニアや数社とのプロジェクトであれば、手間には感じないかもしれないですが、数十件単位になると、相当な時間を必要としてしまいます。

もちろんプロジェクトの開始・終了タイミングはバラバラなので、それぞれ別々で対応が必要になります。

Lumii

おぉ…。それは確かに大変ですね。「SES WORKS」であればそれらの業務が効率化されるのですね?

石岡様

はい、基本的には「ボタン1つ」であらゆる業務が完了する仕組みになっています。

通常発注書を作るには、契約締結した内容を確認して、その内容をもとに発注書を作成する必要がありますが、「SES WORKS」では契約書を作成した段階で、その契約に伴う発注書が出来上がり、ボタン1つでメールを送信できます。

僕と代表の望月が面倒なことが嫌いで、あらゆるバックオフィス業務を自動化していった結果、「ボタン1つ押せば、面倒な単純作業が全て終わってしまう」というシステムが出来上がりました。

Lumii

「ボタン1つ」はとても魅力的ですね。そうするとSES事業を提供されている会社さんであれば「SES WORKS」を導入することで、大きな工数削減が望めるということでしょうか?

石岡様

おっしゃる通りです。

ただ、我々としては「工数削減をして終わり」ではなく、その空いた時間でより価値のある業務に時間を使って欲しいという思いがあります。

会社によっては、契約管理業務や書類作成業務だけで1ヶ月近くの時間がかかってしまっている場合もあります。

その時間が丸々他の仕事に使えるようになるんです。

エンジニアのメンタルケアなど、本来人間でないと対応が難しい重要な業務はたくさんあります。

あとは助成金の申請などに時間を使われるケースも多いですね。

外部に依頼をしていた助成金申請を社内で対応するだけで、数十万円のコストカットにも繋がります。

助成金の申請なども実はそんなに難しいものではないのですが、時間がないことが原因で対応できない会社さんが非常に多いんです。

バックオフィス業務の工数削減をして、より価値のある業務に時間を使い、全社的なコストダウン・売上アップに繋げていくことが重要だと考えています。

導入企業は5営業日かかっていた作業がわずか30分で済むように

Lumii

導入することで大きな効果が望めそうなサービスですね。実際に導入された企業様で印象的だった事例などはありますか?

石岡様

株式会社ルートゼロ様は「SES WORKS」の導入によって、大きな効果を感じていただけました。

例えば、このような結果が出ました。

  • 営業企画部と経営管理部のやりとりが削減された(特に延長確認業務が効率化された)
  • 1件5分かかっていた各書類作成が1件1秒で完了
  • 数時間かかっていた勤怠管理、経費精算書の回収が数分で完了

株式会社ルートゼロ様では、5営業日程度かかっていた延長確認作業が30分で済むようになったという効果もありました。

他にも「SES WORKS」の導入によって、データの競合が起きることなく、契約書を複数人で同時編集できるようになったなど、感謝のお声をいただいています。

Lumii

5営業日かかっていたのがたったの30分というのは驚きました。ちなみにこうしたシステムを導入するサービスは運用に乗せるまでが大変なイメージがあるのですが、サポートなどはあるのでしょうか?

石岡様

はい、基本的には僕が付きっ切りになってサポートをしています。

ただし、「SES WORKS」の操作はボタン1つ押していただければ完了できるようになっているので、難しい操作は一切ありません。

最初の1〜2ヶ月程度、運用サポートをさせていただければ、その後にご質問をいただくこともほとんどなくなってしまいます。

Lumii

なるほど。システム自体がシンプルなので、サポートがなくてもシステムを使いこなせてしまうということですね。

石岡様

おっしゃる通りですね。

よくあるSaaS系のサービスだとメインで担当していた方だけの理解が深まって、その方が退職すると、負荷の重い引き継ぎが発生することも多いかと思います。

その点「SES WORKS」であれば、「7営業日前になったら〇〇のボタンを押してください」というイメージでボタンを押すタイミングだけをお伝えすれば良いので、引き継ぎも簡単です。

導入のためのミーティングも15〜30分程度のミーティングを4回行うだけで、ほとんどの会社様は問題なく導入いただけています。

ありがたいことに今のところ導入してから解約される企業様もおらず、満足いただけているかと思います。

SES業界をエンジニアが働きやすい、よりフラットな業界へ

Lumii

私も過去の経験からこうしたサービスって使い始めの負荷が大きいのではないかと思っていたのですが、「SES WORKS」であれば非常に簡単そうですね。少しテーマは変わりますが、今後御社が目指されているビジョンについて伺えますか?

石岡様

「SES WORKS」に関しては、理想を言えば全てのSES企業様に導入していただくことを目指しています。

サービスのメリットは本日お話をしてきた通りですが、実は料金もかなり導入しやすい設定になっていて、1人のエンジニアにつき880円(税込)なんです。

ですので、全てのSES企業様にとって導入価値のあるサービスだと思っています。

より多くの企業様に導入していただくことで、エンジニアがより働きやすい環境を整えていきたいです。

あとはSES業界全体の課題として「多重下請け」というものがあります。

Lumii

「多重下請け」とは何ですか?

石岡様

「多重下請け」とは文字通り、下請け業者が何重にもなってしまっている状態を指します。

一見すると1つのプロジェクトに見えるものであっても、実はそのプロジェクトに100社以上の企業が関わっているということがあるんです。

関わる企業が多くなればなるほど、中抜きの金額は大きくなっていくので、最終的に仕事をするエンジニアの取り分が小さくなってしまいます。

こうした問題をなくしていき、よりフラットな業界にしていきたいと代表の望月は常々言っています。

Lumii

確かに、それだとエンジニアの報酬も少なくなってしまいますし、発注する会社も余計に開発費用がかかってしまいますよね。

石岡様

はい。

その問題を解決したくて提供しているのが、もう1つの自社サービスである「エンジニアバンク」です。

エンジニアバンクはエンジニアと企業を繋ぐプラットフォームで、エンジニアの転職・案件探しをサポートするサービスです。

このサービスを通じて、よりフラットな構造を作り、余計なマージンが支払われない仕組みにしていきたいと考えています。

Lumii

最後になりますが、読者の方に一言メッセージがあればお願いいたします。

石岡様

昨今の社会情勢もあり、世の中ではさまざまなDX改革が進められているかと思います。

弊社もDXサービスの一種であり、こうしたサービスを広めていくことで、より人々が働きやすい世界にしていきたいと思っています。

「SES WORKS」を使うことで、バックオフィス業務に携わる方々が働きやすい環境を作ることができますので、ご興味がありましたら、ぜひ一度ご連絡ください。

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この記事を書いた人

Lumii Discoverの運営チームです。企業・サービスの魅力をインタビューを通じて発見し、多くの人々が新たな可能性に気づくきっかけ作りを支援します。

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