株式会社シムックスイニシアティブは製造業のDX支援を始め、カーボンニュートラル支援、DX事業のBPOを行う企業です。
同社の「Jupiter X」は体系的に工場のさまざまなデータを集め、工場における生産性を向上させることのできるシステム。
今回のインタビューでは、広報部の部長である木村基志様に「Jupiter X」の詳細について伺いました。
インタビュイー
木村 基志
株式会社シムックスイニシアティブ
広報部 部長
大学卒業後、モバイルコンテンツ会社に就職。ディレクター職、企画職を経て、ゲーム会社へと転職し、プロデューサーとして運営、新規企画など、コンテンツ制作の上流から下流までを経験。数十万人規模のユーザーを有するコンテンツに携わる。2020年シムックスイニシアティブに入社。
製造業向けにデータの収集・見える化・制御ができるサービスを提供
本日はよろしくお願いいたします。まずは御社の事業内容についてご紹介いただけますでしょうか?
当社は製造業の企業様向けにIoT機器を使って、データの収集・見える化・制御ができるサービスを提供しています。
製造業以外にも大学、電力会社さまと一緒にビル、オフィス向けのサービス等も行っておりまして、最近では今までの経験をもとに、DXやカーボンニュートラルをキーワードにさまざまな事業展開をしています。
木村さんがご担当されている仕事内容について教えてください。
私は今年の1月まで営業企画部の部長だったのですが、2月から新設された広報部の部長に就任し、当社と当社のサービスをより多くの方に知っていただくための活動をしております。
製造業支援から生まれた10種類のデータ管理で工場の生産性を高める
「Jupiter X」とはどのようなサービスなのでしょうか?
「Jupiter X」は当社がこれまでさまざまな製造業の企業様の支援をしていく中で蓄積されたノウハウをもとに、当社の代表が考える工場データの4階層である、「加工管理」、「プロセス管理」、「工場管理」、「経営管理」を10個のデータ収集によって実現、お客様の生産性向上の支援をさせていただくサービスです。
「Jupiter X」導入後には運用支援なども行っていただけるのでしょうか?
はい。
製造業のお客さまの悩みは千差万別です。こまめなヒアリングをさせていただきまして、サービスを利用する上でのお悩みなどは解決できるようにしています。
データを分析し、ムダを省くことで、年間の電気代を200万円以上削減
「Jupiter X」を実際に導入された企業ではどのような効果が生まれているのでしょうか?
「Jupiter X」の導入によって、正しく現場の状況を把握して、改善策を検討できるようになったという企業様が多いですね。
当社では、データをもとに正しく現場の把握や経営改善することを重要視しています。
職人の技術など、人の勘に頼る曖昧な仕事をデータ化し、人の勘に頼らない判断が可能です。
また最近ですと、電気代が高騰しており、経営に影響が出ているというニュースをよく聞くかと思いますが、工場ではモノを作っていないときの待機電力など、無駄な電気を使ってしまっているケースが多く見受けられます。
どの機械が、どのくらいの電力を使用しているか、それがいつ発生しているのかをデータを元に把握、対策することで、年間の電気代が200万円以上削減できた会社様もいらっしゃいます。
そこまで削減できるのは非常に大きなメリットですね。「Jupiter X」はどのような企業におすすめのサービスなのでしょうか?
一番おすすめしているのは製造業の中でも金型加工などの製品を作る企業様です。
元々、当社の代表が金型加工の工場を経営していたノウハウから「Jupiter X」の開発をしているため、相性が良いのです。
もちろんその他の工場にも応用できますので、DX化を推進したいという場合には、ぜひ一度お声がけください。
DX・カーボンニュートラルの支援を拡大し、業界のリーディングカンパニーへ
今後の御社の展望について教えていただけると嬉しいです。
昨今の電気代の高騰やCO2削減への動きなどもあり、DXやカーボンニュートラルに関する需要はますます増えていくと考えています。
そのような需要にお応えできるようにサービスの改善をしていき「製造業におけるDX・カーボンニュートラルはシムックスイニシアティブだよね。」という認知をしてもらえるようになり、業界のリーディングカンパニーを目指したいです。
最後に一言メッセージをいただけますか?
会社としてDX・カーボンニュートラルに取り組んでいく必要があるけれど、一体何から取り組んでいけばいいのかわからないという場合もあるかと思います。
そのようなお悩みがありましたら、ぜひ一度当社にお問い合わせください。製造業のお客様以外でも、空調の自動制御による省エネサービスや、パートナー企業を通じてのご提案など、現状の課題などをヒアリングした上で、それぞれの企業様に最適な提案をさせていただきます。