Web開発、フィットネス動画アプリ、VRヨガサービスを提供する株式会社Alfree。
同社の提供する「BeneFitenss」はスマホでフィットネスやヨガ、スポーツを学べる動画アプリです。
遺伝子検査によって最適なレッスンを選べたり、1週間で動画が消えてしまったりするなど、「BeneFitenss」には運動を続けるためのさまざまな機能が備わっています。
今回のインタビューでは、代表取締役である秋澤幸太郎さんに「BeneFitenss」の魅力について伺いました。
インタビュイー
秋澤 幸太郎
株式会社Alfree
代表取締役
東京理科大学理工学部卒業。スズキ株式会社に新卒入社し、ブレーキ制御実験に従事する。2013年株式会社Alfreeを設立。Web制作の請負事業を営業&ディレクターを現在も含め6年以上務め、社員3人から10人へ拡大させる。クライアントであるヨガ教室の倒産をきっかけに、フィットネスインストラクター支援事業を構想し、フィットネス動画配信アプリBeneFitenssをリリース。
Web開発、フィットネス動画アプリ、VRヨガサービスを手掛ける株式会社Alfree
まず御社の事業内容からご紹介いただけますでしょうか?
弊社は3つの事業を展開しておりまして、1つはWebの開発事業で、システム開発やWeb制作を提供しています。
もう1つはフィットネス動画アプリの事業で、ヨガ、野球、筋トレなどをスマホのアプリで学べるものになっています。
最後がVRヨガのサービスで、VRのゴーグルをかけると綺麗な景色とヨガのインストラクターが映し出されて、あたかもハワイの海でヨガをやっているような気分を味わえるというコンテンツサービスです。
秋澤さんのご経歴について教えてください。
私は新卒で車メーカーに入社して、2年間ほどブレーキ制御実験の開発をしていました。
その後、独立して今のAlfreeを創業してIT開発サービスの提供を始めました。
フィットネス動画アプリをスタートしたのは2年前のタイミングで、会社は現在11期目になります。
株式会社Alfreeの創業の経緯について伺えますでしょうか?
先ほどもお伝えしたように元々私は車メーカーにいたのですが、周りにいた社員が車を本当に好きな人たちばかりだったんです。
車を2〜3台持っていて、毎日カスタマイズして週末はサーキットに行く、というような人たちばかりでした。
私も車が好きで入社したのですが、彼らほどではないなと思ったんです。
「どんなことだったら、自分もそれくらい熱中できるだろう?」と考えた時に思い浮かんだのが「インターネット」でした。
それでインターネット事業をやろうと思い、Alfreeを創業しましたね。
動画が毎週上書き保存されるフィットネス動画アプリ「BeneFitness」
フィットネス動画アプリ「BeneFitness」とはどのようなサービスなのでしょうか?
「BeneFitness」はスマホでフィットネス、ヨガ、筋トレ、野球などを学べるアプリです。
弊社はフィットネス動画を作っておらず、フィットネスインストラクターやスポーツトレーナーが自分で動画を撮って、アプリ上にアップロードしてもらう仕組みになっています。
「BeneFitness」の一番の特徴は、「動画が毎週上書き保存される」という点です。
つまり動画を見逃してしまうと、もう見られなくなってしまう。
すると多くの方は見逃したくないと思って、毎週動画を見てくれるようになるんです。
結果的に多くの方が運動の継続に成功しています。
おそらく一度は運動が続かなくて諦めてしまった経験が皆あると思うのですが、「BeneFitness」では動画が消えてしまうという仕組みを導入することで、継続できない課題を解消しています。
さらに最近では遺伝子検査付きのサービスも提供していて、遺伝子検査の結果をもとにして、個々人に合わせたレッスンをレコメンドしています。
遺伝子検査とはおもしろいですね。どのように検査するのでしょうか?
遺伝子検査は唾液検査になっています。
弊社から遺伝子検査のキットをお送りするので、そこに唾液を入れて返送していただくと、2週間程度で結果が出ます。
個々人の特性に合わせたレッスンを受けていただけるので、大変ご好評いただいているサービスです。
「BeneFitness」ならジムに行くのが恥ずかしい人でも家でこっそり運動できる
「BeneFitness」はどのようなきっかけからスタートされたのでしょうか?
Web制作を担当していたヨガ教室のお客様が以前いらっしゃったのですが、事業がうまくいかず、あるとき倒産されてしまったのです。
お金をいただいている立場でありながら、お客様が倒産してしまったというのが、私としては非常にショックな出来事でした。
せっかくITのサービスをやっているのであれば、そういった方々の助けになるようなサービスを作れないかと思いスタートしたのが「BeneFitness」です。
「BeneFitness」を利用している方にはどのような点が最も喜ばれていますか?
まず、レッスンを提供しているインストラクターの方に関しては、マネタイズしやすいという点が喜ばれていますね。
自宅で運動する需要も増えているので、多くの方がYouTubeなどでも配信するようになっているのですが、しっかりマネタイズできるようになるまではかなりの時間がかかります。
一方「BeneFitness」であれば1人でも登録してくれる生徒がいればマネタイズできるので、比較的早い段階で売上が発生します。
またインストラクターの方であれば、登録料・掲載料は無料なので、始めるのにリスクがないという点も喜ばれていますね。
次にレッスンを受けている生徒の方に関しては、「家でこっそり運動できる」という点が最も喜ばれています。
「運動したいけど、ジムに行くのは恥ずかしい。」と感じられている方は多くいらっしゃいます。
「BeneFitness」であれば家でこっそり運動できるので、そのような悩みも解消できるのです。
また最近では、福利厚生として弊社のアプリを導入していただく企業様が増えています。
「在宅勤務で従業員が運動不足になってしまっているのを解消したいが、ジムだと皆続かない。」というお話しをよくいただきます。
弊社の場合だと遺伝子検査もあるので、これまでフィットネスに興味を持っていなかった従業員の方も興味本位で試してみてもらえるみたいなんです。
そこで一度試してみてもらえると、「動画が消えるまでの間に見ておこう」と思ってくれて、これまでよりも運動を習慣化するのに成功される方が増えています。
どのような方に「BeneFitness」を使ってもらいたいですか?
ジムに行くのが恥ずかしい方や、運動を続けられない方にぜひ使っていただきたいですね。
ヨガスタジオやダンスレッスンなどに行ったことがある方はご経験があるかもしれないですが、そのような場所ではすでにコミュニティができてしまっていて、後から入るのが恥ずかしいと感じる方もいると思います。
「BeneFitness」であれば家で1人で運動できるので、そのような心配も不要です。
動画を見ながら運動ができるサービスもいろいろとあるとは思うのですが、結局動画が多すぎてどれを見たらいいのかわからなくて、結果続かなかったという方もいるかと思います。
「BeneFitness」は最新の動画を1つだけしか見られないので、どの動画を見たら良いのか迷うこともありませんし、「見逃してしまうともったいない」という心理が働くので、続けやすいサービスかと思います。
ちょうどInstagramのストーリーを見たくなるような感覚に近いですね。
保険サービスとの連携によって健康な人の保険料を下げられるようにしたい
今後の展望について教えてください。
今後目指していきたいのは、保険サービスとの連携ですね。
弊社のサービスでは遺伝子の健康データと、日々の運動履歴がデータとして蓄積されていくので、アプリユーザーがどの程度健康的なのかを把握できます。
そのデータをもとに、健康的であればあるほど、保険料を安くできるような仕組みが作れないかと考えているところです。
健康になることによって、さらに多くのメリットを受けられるような世の中にしていきたいという思いがあるので、今後開発を進めていきたいです。
最後に読者の方に一言メッセージがあればお願いします。
弊社はまだ小さい会社ではありますが、保険サービスとの連携など、今後考えているビジョンは非常に大きいです。
そのような未来を考えると、まだまだ人手が足りていません。
サービスを推進していく方や、アプリの開発ディレクター・マネージャーの方も募集中です。
最初は週末だけ手伝うという形でも構いませんので、ぜひ気軽にお話ししましょう。
フィットネスを通じて世の中を変えていきたいという思いがあれば、弊社にご応募いただけると嬉しいです。