株式会社アスリートプランニングは「アスリート」をキーワードに人と組織の活性化を支援している企業です。
同社は体育会学生向けの就職支援と、体育会学生を採用したい企業向けの採用コンサルティングサービスを提供しています。
今回のインタビューでは、体育会事業部の事業責任者である佐藤剛史様に同社の「アスプラ」の詳細について伺いました。
インタビュイー
佐藤 剛史
株式会社アスリートプランニング
体育会事業部 事業責任者
新卒で株式会社リクルートに入社し、東京都内の大手中小ベンチャーの採用、IT領域のエンジニア採用に従事。2010年にアスリートプランニングに入社し、企業コンサルや大学生のキャリア支援、 アスリートのセカンドキャリア支援、障がい者アスリートの就職支援、関西支社立上げ・責任者など経て、現在は体育会支援事業の事業責任者として、数多くの体育会学生と企業のマッチングを創出を展開している。
体育会学生の採用支援を行う株式会社アスリートプランニング
本日はよろしくお願いいたします。まずは御社の事業内容について伺えますでしょうか?
弊社は体育会学生の就職支援と、体育会の学生を採用したい企業様向けの採用コンサルティングサービスを提供している会社です。
佐藤さんはどのようなことをご担当されているのでしょうか?
私は体育会事業の統括をしていまして、学生・企業様それぞれの支援の責任者を務めています。
体育会学生の部活と就職活動を両立させることを目的にサービス提供を開始
御社の「アスプラ」とはどのようなサービスなのでしょうか?
大きく分けると2つのサービスがあります。
1つは体育会学生と採用したい企業様をマッチングする合説イベント。
もう1つは成果報酬型で体育会学生を紹介する人材紹介サービスです。
「アスプラ」はどのようなきっかけからスタートされたサービスなのでしょうか?
創業の代表が今から20年ほど前に、野球で有名な東京六大学と一緒に合同説明会のイベントを開催したのがきっかけとなっています。
体育会の学生が部活と就職活動の両立が大変だということで、1日で就職活動が一気に進むようなサービスは作れないかと考えて開催したイベントでした。
それから徐々にイベントの規模も拡大していき、現在のサービスの形に至ります。
体育会学生ならではの魅力は「成果を生み出す力」
御社が考える体育会学生ならではの魅力とはどのような点でしょうか?
魅力はさまざまですが、やはり一番は目的を明確にして、成果を出すために取り組むという力が秀でている点だと考えています。
社会人になると、誰もが必ず目標を持たされて成果を生み出すための活動をすると思うのですが、体育会学生はそのような経験を部活を通じて経験してきています。
学生時代に本気で部活に取り組んでいるからこその力ですよね。
そうですね。
あとは挫折から立ち直る力も非常に強いですし、チームとして成果を出すのが得意な方も多いです。
部活の中でも、チームの目標達成のために、今自分が何をすべきなのか常に考え続けて行動してきた方が多いので。
社会人になってからの多くの仕事は部署などのチーム単位で進めることが多いと思うので、そのような場面でも力を発揮されていますね。
年間採用人数の約40%を体育会学生から採用する企業も
採用支援をされてきて印象的な顧客事例があれば教えてください。
具体的な会社名はお伝えできないのですが、毎年何百人と採用される企業様で、30〜40%程度の割合を体育会学生から採用されているケースがありますね。
そもそも体育会学生は大学生全体の約8%程度しかいないのです。
中学や高校では部活に所属している人は非常に多いですが、学生になるとサークル、研究室、アルバイト、留学など、選択肢が一気に増えるので、自然と部活動をしている人は減っていきます。
そのような状況においても毎年3割以上もの体育会学生を採用しているのは、それだけ活躍している人材が多いからです。
特に営業職で活躍される方が多いという特徴もありますね。
体育会学生が入社後に活躍されているのがわかりますね。
現在の体育会学生の採用市場ではどのような課題を感じられていますか?
まだまだ体育会学生の魅力が企業には伝わり切っていないですね。
「体育会学生」と聞くと、多くの人が「元気で明るくて、活発で…」というイメージを持たれていると思います。
その傾向は間違ってはいないのですが、同じ体育会学生であっても、落ち着いたタイプの学生や、冷静に分析するのが得意な学生、リーダーを支えるのが得意な学生など、いろいろな性格の学生がいます。
「うちの会社には、体育会学生のようなタイプの人は合っていないかな。」と思われていても、実は非常に相性の良い学生もいるのです。
私たちもアスプラを通じて、多くの企業様に体育会学生の魅力をより伝えていきたいと思っています。
今後は日本全国にサービスを広げ、就職活動前の学生も支援していきたい
今後の御社の展望はいかがでしょうか?
現在は東京、大阪、名古屋の3拠点でサービスを展開していますが、今後は日本全国にサービスを広げていきたいと考えています。
また支援する学生の幅も広げていきたいと思っていまして、現状は就職活動タイミングの学生さんを支援しているのですが、大学1、2年生向けのサービスも提供していこうと考えています。
その他にも、就職してからのキャリア相談などもしていきたいですね。
最後に読者の方に一言メッセージをお願いします。
弊社サービスの一番の特徴は学生と密に繋がっているところだと考えています。
先ほどお伝えした通り、体育会学生は大学生の内たったの8%しかいません。
そのような体育会学生がどのような考えを持っていて、部活ではどのようなことをしてきたのかなど生の情報をキャッチアップしてお届けできるのが弊社の強みです。
入社後に同期を引っ張っていくような人材の採用をしたいニーズがあれば、体育会学生の詳しいお話しをさせていただきますので、ぜひご相談いただけると嬉しいです。