オフィス移転にかかるコストが2,000万円削減可能?居抜きオフィス物件の検索・掲載メディア「ハイッテ by 株式会社IPPO」

スタートアップ・ベンチャー企業向けにオフィス移転サービスを提供する株式会社IPPO。

同社の「ハイッテ by 株式会社IPPO」は居抜きオフィス物件を検索・掲載できるサービスです。

今回のインタビューでは、株式会社IPPOの代表取締役社長である関口秀人様に「ハイッテ by 株式会社IPPO」のメリットや同社の展望について伺いました。

インタビュイー
関口 秀人
株式会社IPPO
代表取締役社長

近畿大学大学在学中にEC立ち上げや越境ECなどを行い、中国進出した際に詐欺に遭い一文無しになる。卒業後、新卒で不動産仲介会社に入社し不動産の面白さに気づき、24歳で共同創業者として不動産会社を設立。日本のスタートアップ聡明期のオフィス移転を数多く手がけ、創業から上場までをサポートした後、2018年2月に株式会社IPPOを設立。IPPOでは、スタートアップ・ベンチャー企業に特化し、調達ステージ・事業計画に合わせた移転や新しい働き方に対するオフィス提案などを手がける。

目次

スタートアップ・ベンチャー企業向けにオフィス仲介サービスを提供

Lumii

まずは事業内容のご紹介からお願いいたします。

関口様

弊社はスタートアップ・ベンチャー企業に特化したオフィス仲介をメインに行っています。

加えて、居抜きメディア「ハイッテ by 株式会社IPPO」も運営しているので、マーケットに出ていない独自の情報も提供しています。物件の鮮度が良く、移転検討から成約までスムーズに行えるのが特徴です。

またスタートアップ・ベンチャー企業の実績が豊富なため、各社様のフェーズや事業計画、採用計画に合わせた移転コンサルティングもさせていただいています。ただオフィス仲介として物件の情報を提供するだけでなく、お客様の成長を見据えた提案を行っているため、リピート率が非常に高いです。

Lumii

創業の経緯について教えてください。

関口様

新卒で不動産会社に入社し、その後2011年に株式会社クリアビジョンを創業して、そこでも不動産業界に携わっていました。

そこで8年ほど経営する中で、よりスタートアップ・ベンチャー向けのサービスを拡大していきたいという思いが強くなり、2018年に株式会社IPPOを創業しました。IPPOではオフィス仲介だけでなく「ハイッテ by 株式会社IPPO」を運営し、弊社のミッションに掲げる「不動産業界の商慣習を再定義し、これからのあたりまえを創る」を実現するため新しい価値観を創っています。

スタートアップ・ベンチャー企業が居抜き物件を選ぶべき理由

Lumii

「ハイッテ by 株式会社IPPO」とはどのようなサービスなのでしょうか?

関口様

「ハイッテ by 株式会社IPPO」は都心6区を中心に居抜き・セットアップ物件を多数掲載しています。

弊社が注力するスタートアップ・ベンチャー企業の傾向として、短期間で企業が成長するため、1年半〜3年程度で移転を繰り返す企業が多いです。ただ、その都度オフィスの内装を作り込んで、退去する際に壊して、再度次のオフィスで作り込んで…という非効率的な形のオフィス移転が多いと感じていました。

そこで、せっかくオフィスを作り込んでいるのであれば、そのまま「居抜き」で次の企業に使ってもらうことで、退去テナントは原状回復費用を抑えて、次の入居テナントは内装工事費用も抑えることができるのではないかと考えて生まれたのが「ハイッテ by 株式会社IPPO」です。退去する企業と入居する企業にとってWin-Winのサービスとも言えます。

現状、「ハイッテ by 株式会社IPPO」では、都心6区を中心とした居抜き物件や「セットアップ」と呼ばれる内装・オフィス家具付きの物件が多数掲載されています。加えて、居抜き退去を希望するお客様に対して原状回復コンサルティングも実施しています。

Lumii

そもそも居抜きにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

関口様

居抜きには大きく「コスト削減」「移転にかかる時間の短縮」「廃棄物の削減」の3つのメリットがあると考えています。

まず「コスト削減」については、たとえば100坪のオフィスに入居する場合、内装工事費用・オフィス家具購入費として1,200〜2,000万円のコスト削減が可能です。

また居抜き退去時には、原状回復費用として1,000万円程度のコスト削減ができます。内装によって削減金額は異なりますが、最近人気の天井スケルトンにする場合、内装費用・原状回復費用は高くなる傾向にあります。

続いて「移転にかかる時間の短縮」についてです。

通常はオフィス探しから契約や内装工事をして入居するまでに約9ヶ月間の時間が必要です。

一方、居抜きの場合には4ヶ月程度で入居まで完了します。それは内装工事期間がないことによりオフィス移転検討開始から入居までの時間を短縮できるためです。

3つ目の「廃棄物の削減」については、居抜き移転にすることで移転の度に新たな内装を作ったり、退去時に破棄する量を減らしたりできます。これにより環境に優しい移転を実現できるのは社会的にも意義のあることだと思っています。

独自の物件情報を保有し、不動産仲介のプロが最適な提案を行う

Lumii

「ハイッテ by 株式会社IPPO」をご利用いただいた企業様に人気のポイントについて教えてください。

関口様

1つは物件情報が多岐にわたっているという点ですね。

弊社顧客のスタートアップ・ベンチャー企業の移転ニーズをいち早くキャッチしているだけでなく、物件オーナーとの長年の関係地構築のため、他社にはない弊社独自の情報が多いです。そのため、スタートアップ・ベンチャー企業にとって希望にマッチするオフィスを見つけやすくなっています。

2つ目は不動産仲介のプロが在籍している点です。

単なる物件紹介ではなく、企業の状態をしっかりと理解した上で、お客様に最適な提案をさせていただいています。また不動産仲介にありがちな、物件オーナーからの手数料が多くもらえる物件ばかりを提案せず、全てを開示して明瞭な状態でご提案しているのもお客様に喜んでいただいています。

Lumii

どのような企業におすすめのサービスでしょうか?

関口様

スタートアップ・ベンチャー企業様がメインではありますが、入居・退去のニーズがある企業様であれば、全方位で支援ができます。

居抜き物件では、内装やオフィス家具の引き継ぎがしやすい10〜100名程度の規模感の企業様が最も相性がいいですね。

サービスを通じて、不動産業界の入退居のあり方を変えたい

Lumii

今後の御社の展望についてお聞きできると嬉しいです。

関口様

弊社は「不動産業界の商慣習を再定義し、これからのあたりまえを創る」というミッションを掲げています。

不動産業界はまだまだ古い業界慣習が多く、非効率な仕組みが見受けられます。

弊社のサービスを通じて、入退去のあり方を変えていけるように今後もさまざまな事業を展開していきたいですね。

Lumii

読者の方に一言メッセージをお願いします。

関口様

弊社では、スタートアップ、ベンチャー企業に限らず、お客様のご状況に合わせたオフィスを提案しています。

会社の状況を深くヒアリングさせていただいた上で、居抜きがいいのか、セットアップオフィスがいいのか、ゼロから内装を作り込むのがいいのかなど最適な提案をさせていただくので、オフィス移転で悩まれている場合には、ぜひ一言お声がけください。

また退去される予定がある企業様もぜひ一度ご相談いただければと思います。

近年、部品の価格高騰により退去コストは上がってしまっており、これまでの約1.5倍のコストがかかるようになっていますし、原状回復工事期間も伸びてしまっている傾向にあります。

弊社では退去の支援実績も豊富にありますので、ぜひお声がけください。

会社としては絶賛採用募集中でして、営業担当者を新たに10名募集しています。

今の仕事に満足できていない方や、不動産業界で新たな変化を起こしたい方、自分を成長させたいと考えられている方はぜひ弊社ホームページからご応募いただけると嬉しいです。弊社の事業、ひいてはマンションの一室から上場に至るまでのお客様の成長を支援することで、自身の成長にも繋げられると思います。

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