日本最大級のeスポーツプロバイダである株式会社JCG。同社は、年間1,000回以上に及ぶ大会運営実績・ノウハウに基づいて、eスポーツを通じたファンづくりをサポートしています。
今回のインタビューでは、新規事業推進部でシニア・プロジェクト・マネージャーを務める木成諒様に、株式会社JCGのサービス内容や、eスポーツならではの魅力についてお話しを伺いました。
インタビュイー
木成 諒
株式会社JCG
新規事業推進部 シニア・プロジェクト・マネージャー
1988年生まれ、大阪府出身、2016年ゲーム制作会社にeスポーツ事業部の広報として入社、その後プロチームのマネージャーや新作タイトルのイベント事業を監修後、2018年にeスポーツイベント制作会社に入社をしてeスポーツ業界のイベントにディレクターとして従事。フリーランスのディレクターを2年経由した後、2021年JCGに入社。格闘ゲームのイベントを中心に営業兼プロデューサー兼ディレクター兼プロゲーマーとして誰よりも参加者と主催者の気持ちがわかる営業として業界に携わっている。
日本最大級のeスポーツプロバイダ「株式会社JCG」
御社の事業内容について教えてください。
日本最大級のeスポーツプロバイダとして、eスポーツに関連する様々なサービスを提供しています。
具体的には、オンライン事業、オフライン事業、そしてプラットフォーム事業の3つの事業を柱に展開しております。
オンライン事業は、オンラインでイベントに参加する大会を提供する以外にも、ゲームに関するオンラインコミュニティなどを提供する事業などをしています。
一方、オフライン事業は、参加者が直接来場するイベントを行っており、応援する方々やご家族も参加するイベントを提供しています。
プラットフォーム事業では、当社のエンジニアが中心となり、ゲームの大会をクラウド上で管理できる大会運営のプラットフォームを展開する事業などを行っています。
木成さんは社内でどのようなことをご担当されていますか?
私は新規事業推進部のシニア・プロジェクト・マネージャーを務めています。
eスポーツを活用した新規事業の推進と、法人クライアントへの営業活動が主な業務内容です。
木成さんのご経歴について教えてください。
私は社員として働く傍らで、プロゲーマーとしても活動しています。
元々格闘ゲームが大好きで、毎日ゲームセンターに通うほど熱心にプレイしていました。28歳のときにゲーム業界で働いてみたいという気持ちが強くなり、ゲームメーカーに就職しました。その会社では、プロゲーミングチームのマネジメントやイベントの監修などをさせていただきました。
その後eスポーツ制作会社に転職し、アシスタントディレクターとして2年間活動し、フリーランスとして独立しました。
その後ご縁をいただき、JCGの一員になりました。JCGの個々の社員や、事業内容が非常に魅力的だったことが入社の大きな理由となりました。
効果的にZ世代へリーチできるのは、eスポーツならではのメリット
御社が主催するeスポーツイベントや支援実績について教えてください。
弊社主催の代表的なイベントとしては、「JCG Shadowverse Open」や「Pokémon UNITE Challenge DAY」があります。どちらも数百人単位が参加する大変人気のあるイベントとなっています。
その他、ゲームメーカー様の公式イベントの運営支援などもしており、イベントの企画からプロモーション、大会運営まで一貫したサポートが可能です。
また社内レクリエーションとしてのゲーム大会支援も行っています。近年、社内コミュニケーションを活性化させることを目的に社内でゲーム大会を開催するケースが増えてきています。
直近では成田国際空港様がオーバーツーリズム対策で空港内従業員のモチベーション向上、採用強化のために全日本空輸様や日本航空様など合計5社を交えたZ世代空港従業員向け大会などを実施しました。テレビなどの大手メディアにも取り上げられています。
eスポーツ大会を開催することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
eスポーツ大会の開催には、Z世代をはじめとする若年層へのリーチや、性別、年齢、言語を超えたコミュニティ形成の促進といったメリットがあります。
ゲームは普遍的な楽しみを提供し、異なる背景を持つ人々が共通の趣味を通じて交流し、理解し合える素晴らしい手段です。グローバル化が進む中で、eスポーツだからこそのコミュニケーションが生まれています。
これらの経験は、eスポーツのイベントを通じて得られる、他にはない大きなメリットだと考えています。
御社のサービスはどのような課題がある企業におすすめですか?
当社のサービスは主にゲームを使って、Z世代に向けてアピールをしたい企業様にとってはとても有効的です。ゲームユーザー層はZ世代が多く、デジタルネイティブ世代でもあるのでマス広告やデジタル広告を打っても、なかなか刺さりにくいのが現状です。彼らは自分たちの「推し」を支えてくれる企業などの製品やサービスを応援する特徴があるので、Z世代に向けたアプローチをしたい企業様にとってオススメです。
また当社はこれまで数多くのeスポーツ大会を運営してきていますので、プロモーション戦略を含めた総合的な支援が可能です。
また「社内のコミュニケーションや交流を深めたい」という企業様にもおすすめです。eスポーツは性別、年齢、言語を超えたユニークなコミュニケーションを実現できるソリューションです。社内の活性化を目的とした新たなアプローチを模索している企業様は、ぜひ一度挑戦してみていただきたいです。
eスポーツエンターテインメントを通じて社会課題の解決を実現する
今後の展望について伺えると嬉しいです。
当社は2023年9月に日本テレビ放送網株式会社の傘下になりました。元々、日本最大級のeスポーツプロバイダを目指すことを目標としてきましたが、日本テレビ放送網株式会社や傘下にある企業と協業することで今までにないeスポーツに関わる新たな事業を展開していきます。
そして私たちは、eスポーツエンターテインメントを通じて、社内コミュニケーションの向上や社会課題の解決にも貢献できると考えており、これらが今後の大きな展望となっています。
読者の方に一言メッセージをお願いします。
現在当社では、eスポーツ市場の拡大に伴い、幅広い職種で新たな仲間を募集しています。
ゲームが好きで、ゲームを通じて社会に貢献していきたいという熱い思いを持つ方々と一緒に働きたいと思っています。
今回のインタビューでJCGにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。