「次の時代の当たり前を創造する」をビジョンに掲げて、広告事業やIT事業を展開する株式会社wonderX。
同社の「MaisonFreak」はアートの持つ本質的な価値に着目したNFTプラットフォームです。
今回のインタビューでは、代表取締役の野澤智貴様に「MaisonFreak」がどのようなサービスなのかについて伺いました。
インタビュイー
野澤 智貴
株式会社wonderX
代表取締役
広告代理店営業及びマネージャーとして大手ナショナルクライアントを新規で開拓、飲食、化粧品等のクライアントを開拓。同時にデジタルチームを立ち上げ新商品開発及び営業に従事。2017年11月に株式会社 SAI&COを創業。代表取締役社⻑に就任。2018年10月に株式会社wonderXに称号変更。広告事業を中心に会社を成長させつつ、新規事業としてNFTアートプラットフォーム「MaisonFreak」を2023年1月に正式ローンチ。同年2月にはリアルプリントサービスを開始。現在に至る。
「日本一のエンタメテック企業になる」ことを目指す株式会社wonderX
まずは御社の事業紹介からお願いできますでしょうか?
弊社は広告・PR事業と、NFTのアートプラットフォーム事業の2事業を主に展開している企業です。
「日本一のエンタメテック企業になる」ことを目指し、さまざまなプロダクト・サービスを提供しています。
創業の経緯について伺えますでしょうか?
私は元々広告代理店で働いていたのですが、人生一回きりということもあり、自分で会社を起こしてみたいと思うようになり、起業に至りました。
弊社は「次の時代の当たり前を創造する」というビジョンを掲げていまして、ゼロから自分たちでサービスを生み出して、次の時代のスタンダードとなるサービスにしていきたいという思いを持って、会社を設立しています。
アートの持つ本質的な価値に着目したNFTアートプラットフォーム「MaisonFreak」
「MaisonFreak」とはどのようなサービスなのでしょうか?
「MaisonFreak」は簡単にお伝えすると、NFTアートの売買プラットフォームです。
クリエイターの方が制作したデジタルアート・リアルアートを即時NFT化して出品できます。
ユーザーはアート作品を購入して、プラットフォーム内のギャラリーに飾ったり、リアルアートプリントをして自宅に飾ったりできます。
また購入したアート作品はNFTとして再度売買することも可能です。
他にもデジタルアートを売買できるプラットフォームはありますが、現状は多くの方が投機目的でアートを購入していますよね。
我々はアートの持つ本質的な価値に着目していて、家に飾りたくなるような、スタイリッシュでセンスのいいデジタルギャラリーを作りたいと思っています。
そのような価値観に共感してくれるクリエイターやユーザーの方とコミュニティを作っていって、さまざまなビジネスに展開していきたいと考えています。
アートの持つ本質的な価値に着目している点が興味深いですね。どのようなきっかけからスタートされたサービスなのでしょうか?
元々、Web3やAI、メタバース、NFTなど、インターネットの次の大きな波で勝負したいという気持ちを持っていました。
これまでも多くのクリエイターさんたちと仕事をしてきたのですが、新たなトレンドに乗れて大きく活躍している方がいる一方で、才能があっても日の目を浴びないクリエイターの方々も見てきました。
そのようなクリエイターの方々の役に立ちたいと思ったときに、NFTプラットフォームのアイデアを思いついたのです。
またアートは金額に上限がないので、本当に良い作品だと認めてもらえれば、それだけ高い値段がつくものです。
そのような点においてもアートは面白いと思い、「MaisonFreak」の立ち上げに至りました。
クリエイターの方々がより活躍できる環境作りということですね。クリエイターとユーザーはそれぞれどのようにサービスを利用するのでしょうか?
クリエイター・ユーザーに関わらず、NFTを利用するので、メタマスクと呼ばれるウォレットをまずは作っていただく必要があります。
もちろんすでにお持ちの場合には、新たに作る必要はありません。
クリエイターの場合、ご自身の作品を出品すると勝手にNFT化されて販売が可能、ユーザーの場合は作品を選んで、デジタルアートとして購入するかリアルアートプリントとして購入するかを選択して、paypalまたはクレジットカード決済で購入できます。
ユーザーの方は購入したアート作品を後述するギャラリー機能にて再販することも可能です。
出品作品や購入した作品はギャラリーを作成して2次流通以降を促し、活性化させることが可能です。プラットフォーム内では、自由にギャラリーを見ることができるので、そこでアート売買がより積極的に行われることで、2次流通以降が活性化するような仕組みを整えています。
「リアルアートプリント」により、NFTアートを自宅に飾れる
「リアルアートプリントサービス」について教えてください。
先ほどもお伝えしたように、私たちはよりアートの本質に着目したサービスを提供したいと思っています。
もちろんデジタルアートにはデジタルアートの良さがありますが、やはりアートは直接触れてみることの感動体験に非常に大きな価値があると思うのです。
そこで弊社では、「リアルアートプリントサービス」と呼ばれる、プラットフォームで購入した作品をプリントしてお届けするサービスを提供しています。
国内最高級品質のフォトアクリル加工を使用しているので、非常に高級感のあるスタイリッシュな絵を自宅などに飾れます。
サイズ展開も3種類用意していたり、壁掛けタイプのものを選べたりなど、用途に合わせて自由にカスタマイズできるという点も人気です。
「次の時代の当たり前を創造する」Web3サービスを次々に立ち上げていきたい
昨今非常に注目されているNFTですが、まだ本格的にNFT関連のサービスを利用しているユーザーは少ないように感じています。野澤さんはNFT業界が今後どのように変化していくと予想されていますか?
そうですね、やはりまだ浸透するまでは時間がかかると思っています。
今は街に例えると、道などのインフラが少しずつ整ってきている状態で、そこに少しずつお店ができたり、人が住み始めたりしているような状態です。
ここからさらに進化するスピードは加速すると思いますが、多くの人が実際にサービスを使うようになるまでは3〜5年程度のスパンで考える必要があると思います。
まだサービスを提供する側の企業も正攻法がなく、模索している状態なので、これから3年程度かけて、徐々にさまざまな分野で応用されていくことになるはずです。
まだ時間はかかりそうですよね…。
今後の御社の展望についてお伺いできますでしょうか?
まずは広告事業を伸ばしながら、徐々に新規事業を増やしていきたいと思っています。
今回お話しさせていただいた「MaisonFreak」以外にも、Web3関連のサービスを次々に立ち上げていく予定です。
我々のビジョンになっている「次の時代の当たり前を創造する」サービスを創っていきたいと思います。
今最後になりますが、読者の方に一言メッセージがあればお願いします。
NTFやブロックチェーンなど新たな技術がどんどん登場するので、正直とっつきにくいイメージもあるかとは思いますが、ぜひ一度気軽にサービスを試してみてほしいです。
「MaisonFreak」には家に飾りたくなるような、アートとして本当にかっこいい作品が多く掲載されているので、まずはWebサイトをご覧いただければと思います。
また一緒に働く仲間も募集しているので、興味があれば、ぜひお問い合わせください。