ASEAN地域を中心とした和牛の輸出事業や、フードエンターテインメントの開発・企画を手がけるMTJ株式会社。
今回のインタビューでは、同社が展開するフードイベントメディアや今後の展望について、代表取締役CEOを務める山重柾人様にお話を伺いました。

インタビュイー
山重 柾人
MTJ株式会社
代表取締役CEO
2015年に個人事業主として起業。その後、日本最大級のフードフェスイベントを主催するAATJ株式会社へ入社し、制作部、営業部、マーケティング部を経験。2019年に現在の会社の前身となる会社を創業。2021年にMTJ株式会社へと社名変更し、和牛輸出事業、フードエンターテインメント開発・企画事業、広告代理事業を展開。
ASEAN地域を中心とした和牛の輸出事業を手がけるMTJ株式会社

まずは事業内容のご紹介からお願いします。

当社の事業は大きく三つに分かれています。
主な事業は、ASEAN地域を中心とした和牛の輸出事業です。現在、アメリカ、ヨーロッパ、中東への事業展開を準備しているところです。
次に、フードエンターテインメントの開発・企画を手掛けています。フードイベントや、大型音楽フェスティバル・スポーツイベントのフードエリア開発などが代表的です。
そして三つ目は、広告代理店業です。イベントの協賛営業をはじめ、様々なメーカーや飲食店と連携しています。
リアルイベントの開発能力に加え、デジタルマーケティングも得意としており、これらを融合させた総合ソリューションを提供しています。

山重さんのご経歴について教えてください。

私のキャリアは、大学在学中に広告代理店業で個人事業主としてスタートしました。
その時期から、様々な大型フードイベントへの出店や独自ブランド立ち上げに取り組み、気がつけば年間で約5,000万円以上の売上を達成し、20歳の頃にはその規模をさらに拡大していました。
大学を卒業した後は、日本最大規模のフードフェスを主催する企業からお声がけいただき、社員として入社。1年間という短い期間ではありましたが、営業、マーケティング、財務など様々な業務を経験しました。
その後、22歳の時に資本金2万円、4畳の部屋でMTJ株式会社を設立し、現在に至ります。
リアルな体験を重視するフードイベントメディア

フードイベントメディアの詳細について伺えると嬉しいです。

我々はよくイベント会社だと思われますが、実際はイベント主催・制作は手段であり、本来の目的は和牛の魅力を広めるためのリアルメディアを運用する会社です。
そのためには、Web広告やSNSの活用も重要ですが、リアルで直接体験していただくことを重視しています。
イベントをメディアとして捉え、牛の丸焼きや全国の店舗との連携を通じて、フードイベントメディアを47都道府県で展開していく予定です。
また、和牛の魅力を広げることだけでなく、余剰な食を消費するイベントを開催して社会貢献に繋げる取り組みをしております。
フードイベントを開催するとお肉が余ってしまうことがあります。その場合に、余った食材を子供食堂や自治体に寄贈し、必要な場所に届ける取り組みを行っていきます。

どのようなきっかけから始められたのでしょうか?

当社は人類が生きていくために必要不可欠な「食」分野で海外市場へ挑戦しています。
食は生きていく上で最も重要な要素です。衣服や住居とは異なり、食べることができなければ人は生きていけません。
その中で、日本人であることのアドバンテージを活かし「和牛」というブランドを海外にも届け、活力ある企業へと成長していくことを目指しています。
また和牛輸出事業を通して、日本を元気にしていきます。今の日本はどこか閉塞感が漂っており、あまり元気を感じられないと思います。
日本の宝である和牛の輸出を通じて日本を元気にしていくことに貢献します。
世界一の和牛輸出会社を目指す

今後の展望について教えてください。

私たちの目標は日本食を通じて、世界に新しい価値を提供することです。具体的には、「食の革命」とも言えるような、新たなフードインフラの構築を目指しています。
私たちは今後、世界一の和牛輸出会社になっていきます。国内は和牛・食に関するイベント主催・制作やデジタルをメディアにして、世界に向けて発信していきます。
海外は和牛を卸会社、小売店、レストラン向けに輸出強化しております。
国内、海外を合わせて世界中に和牛をはじめとした日本食のインフラをつくります。

読者の方に一言メッセージをいただけると嬉しいです。

現在、ここから世界で勝つための準備・スタートとしてIPOを目指すことにしました。当初は反対でしたが、世界で闘うための手段であり本当のスタートとして捉えています。
大きな目標を共に目指せる仲間と働きたいと考えています。
世界一を目指す当社のビジョンに共感できる方はぜひ一緒に働きましょう。
ご応募をお待ちしています。