日本各地の生産物のシェアオーナーになれる「Pocket Owners」の魅力

最初に御社の事業内容からご紹介いただけますか？

当社は、地域創生事業と広告代理店事業を主に展開しています。

地域創生事業では、プロフェッショナルガイドと海外の観光客をマッチングするプラットフォーム「WOW U」と、生産者と消費者をつなぐサービス「Pocket Owners」を提供しています。

広告代理店事業では、日本全国のテレビ局が持つ観光素材を活用できるプラットフォーム「DOGADOZO」や、テレビ番組を活用したコンテンツマーケティング支援事業を展開しています。

中林さんのご経歴について教えてください。

もともとは広島テレビという地方局に勤めており、ディレクターを2年、営業を8年担当しました。

大学院でMBAを取得したことをきっかけに独立し、EXest株式会社を設立しました。

「Pocket Owners」とはどのようなサービスなのでしょうか？

Pocket Ownersは、消費者に「生産物のシェアオーナー」となっていただくことで、生産者と消費者をつなぐサービスです。

シェアオーナーになることで、生産物に関するさまざまな体験や特典を受け取れます。

Pocket Ownersでは、消費者の中でも特にこだわりを持って生産物を購入したいと考えている方に、ストーリーも含めて楽しんでいただけるような仕組みを提供しています。

ワインで有名なアメリカのナパバレーのように、自分の「推し農家」を持てるイメージです。

Pocket Ownersは、どのようなきっかけから立ち上げられたのでしょうか？

当社はもともと2016年から、海外の観光客向けにガイドのマッチングサービスを提供していたのですが、観光客を地方へ誘致することに苦戦していました。

実際に地方の方々と話すと、観光資源がなくて悩んでいるというご相談を多くの方々からいただきました。

しかし、観光資源が少ない地域であっても、実は素晴らしい一次産業を営んでいるケースはよくあります。

この一次産業を魅力的なコンテンツとして打ち出せれば、多くの方々に関心を持っていただけるのではないかと思い、Pocket Ownersを立ち上げ、まずは国内向けにサービス提供を開始しました。

シェアオーナーになられた方からはどのような声をいただいていますか？

一般の市場では流通していない農産物を最適なタイミングで送ってもらえる点を高く評価していただいています。

またPocket Ownersには、「フィード機能」がありまして、農家の方が発信するさまざまな情報を受け取れます。

それらの情報を食育として、お子様と楽しんでいただける点もご好評いただいています。

Pocket Ownersはどのような方におすすめのサービスですか？

Pocket Ownersは、多少高くても本当に良い商品を買いたいと思っている方や、地球全体の利益を考えたい方におすすめのサービスです。

また商品自体を買うことよりも、その商品に関するストーリーや体験など、プラスアルファの付加価値を楽しんでいただける方にぜひご利用いただきたいですね。

今後の展開はどのようにお考えですか？

今後国内の人口減少は避けられないため、いかに海外展開を進めていけるかが重要だと考えています。

ただし、現状は規制などの問題もあり、海外の方に農産物を届けるのは、簡単ではありません。

改めてサービスを見直し、加工品やデジタルサービスを提供するなど、海外の方に地域の魅力を知っていただける取り組みを強化していきたいと思っています。

読者の方に一言メッセージをいただけると嬉しいです。

日本は非常に恵まれた国で、良いものが安く手に入ります。

ただし、安く買えるということは、誰かが無理をしている可能性もあるということに目を向けるべきだと思っています。

最近では、あらゆる場面で「サステナビリティ」というキーワードを聞くようになりましたが、本当に良いものにはしっかりと対価を支払う人が増えると、より持続的な世の中になっていくと考えています。

当社のPocket Ownersは、サステナブルな世界を作っていくことに貢献できるサービスだと思っていますので、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひシェアオーナーにご登録していただけると嬉しいです。

また現在採用にも注力していますので、一緒にサービスを作っていきたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社にご連絡ください。