日本初クラウド型フルマネージドWi-Fi セキュリティ・ソリューション「WiSAS」

株式会社スプライン・ネットワークは次世代Wi-Fiセキュリティソリューション「WiSAS」を提供するIT企業です。

「WiSAS」は日本初のクラウド型フルマネージドWi-Fiセキュリティ・ソリューションで、Wi-Fi環境のセキュリティを強化します。

今回のインタビューでは、株式会社スプライン・ネットワークの代表取締役社長である雪野洋一様に「WiSAS」の詳細や、Wi-Fiセキュリティの必要性について伺いました。

インタビュイー
雪野 洋一
株式会社スプライン・ネットワーク
代表取締役社長

広告代理店、ソフトウェア開発会社、ITベンチャーを経て2002年1月に株式会社スプライン・ネットワークを設立。その後プリンティングやセキュリティ領域のソフトウェアを自社で開発・販売。2020年より次世代Wi-Fiセキュリティソリューション「WiSAS」のサービスを提供開始。

目次

次世代Wi-Fiセキュリティソリューション「WiSAS」を提供する株式会社スプライン・ネットワーク

Lumii

御社の事業内容からご紹介いただけますでしょうか?

雪野様

当社の注力事業は「WiSAS(Wi-Fi Security Assurance Series)」と呼ばれるWi-Fiセキュリティ・ソリューションです。

「WiSAS」は日本初のフルリモート・フルマネージドを実現した新世代のWi-Fiセキュリティソリューションで、特許も取得しているサービスです。

脅威の検知から対策まで網羅しているので、専門的な知識がなくとも運用できるという特徴があります。

Lumii

雪野さんのご経歴について伺えますでしょうか?

雪野様

私は最初、官公庁を中心とした広告代理店に勤務していました。

その後エンタメ系ソフトウェアの開発・販売を行うエレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社に転職し、ITベンチャーを経て、2002年1月に株式会社スプライン・ネットワークを設立しました。

スプレインネットワークでは、TonerSaverやPrint Insightに代表されるプリンティングやセキュリティ領域のソフトウェアを自社で開発し販売をしていました。

2018年にカード情報漏洩事件に遭遇したのをきっかけに、Wi-Fi領域の脆弱性を改善していきたいという思いから、過去の事業を譲渡し、「WiSAS」の開発に全てのリソースを集中することに決めました。

2020年からWiSASサービスの一部、翌年1月には全てのラインナップが完成し、本格的にサービス提供を開始しました。

Lumii

創業の経緯について教えてください。

雪野様

先ほどもお伝えしたように、私は元々エンタメ系ソフトウェアの開発・販売を行うエレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社に勤務していました。

そのときITの可能性に触れたのが大きなきっかけとなっています。

当時、日本のIT分野はその多くが海外製品で日本企業は代理販売が主流でしたが、私は自らメーカーになりたいという思いがありました。

そのような思いから株式会社スプライン・ネットワークを設立して、TonerSaverを手始めに、PrintInsight、SmartClick、PrintHubといった製品を次々と開発・販売していきました。

日本初のクラウド型フルマネージドを実現

Lumii

「WiSAS」とはどのようなサービスなのでしょうか?

雪野様

「WiSAS」は日本初のフルリモート・フルマネージドを実現した新世代のWi-Fiセキュリティソリューションです。

「WiSAS」を活用することでWi-Fi環境における脅威や脆弱性の可視化ができ、許可されたデバイスのみに通信を許可することが可能です。

未許可および不正なデバイスが発見された場合にはアラートを発報し、不正通信を遮断します。

このように検知だけでなく対策まで備えているので、専門知識をお持ちでない方にも簡単にご利用いただけます。

Lumii

「WiSAS」ならではの特徴があれば教えてください。

雪野様

いろいろとありますが、ここでは代表的なものをお伝えできればと思います。

まず1点目は導入が非常に簡単である点です。

「WiSAS」のセンサーを対象エリアに設置して、電源を入れるだけでサービスをご利用いただけます。

また「WiSAS」は完全独立型なので、既存ネットワークの変更も必要なく、新たに設備を構築する必要もありません。

2点目は常時監視ができるという点。

従来のWi-Fiセキュリティ検査は、担当者によるウォークスルー検査が主流なのですが、「WiSAS」はセンサーを用いた検査・監視システムです。

そのため調査内容にブレがなく、担当者の稼働費用がかかりません。

またその瞬間だけの調査だけではなく、センサーを設置している限り常に監視できます。

3点目は拡張のしやすさです。

事業の拡大とともにより大きなオフィスに移転する必要もあるかと思いますが、その場合にもセンサーを移動していただくだけで、引き続き簡単にサービスをご利用いただけます。

またオフィス自体が広くなったとしても、「WiSAS」を複数台設置し、グループ化することで対応できます。(「WiSAS」1台で半径50mのエリアをカバー可能。)

大きな問題になる前に常時Wi-Fiの脅威を監視できる体制を構築するべき

Lumii

「WiSAS」を導入された企業ではどのような効果が生まれていますか?

雪野様

代表的な効果として、社員が私物のスマホでデザリングしていたことや、管理外のWi-Fiネットワークを利用していたことを発見できる場合があります。

大きな問題になってしまう前に課題を発見できたことに喜びのお声をいただいています。

また「WiSAS」の常時監視サービスをご導入いただいた企業様の多くが、人手を介さない監視運用について有用であるとコメントをくださいました。

既存システムの変更が不要なので、短期間で簡単に導入できるという点も満足いただいたポイントになりますね。

Lumii

なかなかセキュリティ問題に取り組めていない企業も多いと思うのですが、御社の考えるWi-Fiセキュリティの必要性について教えてください。

雪野様

セキュリティ対策は、どうしても「コストセンター」という見られ方をされてしまうことが多いと思いますが、今や企業活動において必須の分野です。

世界的に見ても、日本企業のIT投資に対する意識は低く、実際セキュリティ事故は右肩上がりに増加しています。

当社でも、何度かセキュリティ事故の現場に立ち会いましたが、対応が非常に大変です。

国内においては、有線ネットワークのセキュリティ対策は充実していても、無線領域の対策は多くの企業が未対応です。

都度都度の対処ではなく、ゼロトラストの概念に基づいて、常時Wi-Fiの脅威を監視できる体制にすることが重要になります。

今後は中小企業・個人向けのサービス提供や、海外への展開も予定している

Lumii

今後の御社の展望について教えてください。

雪野様

常にWi-Fi技術は進化しているので、それに伴って「WiSAS」の機能拡充も進めていき、より多くのお客様に対応できるサービスにしていきたいと思っています。

中小企業や個人の方を対象とした廉価版のサービスや、海外向けサービスの展開なども考えているところです。

また今後はSIEM(マネージメント製品)やログ・システム管理ツールとの連携、有線ネットワーク系の他製品との機能補完など、幅広くサービス連携を進めていきたいと思っています。

Lumii

最後に読者の方に一言メッセージをお願いします。

雪野様

総務省や経産省が警鐘を鳴らしているように、Wi-Fi領域の脅威は、2022年の春辺りから活発化しています。

まずは、自社のWi-Fi環境の見える化から始めてみるのはいかがでしょうか?

内包する脆弱性を可視化し、必要に応じて対策を施すために、WiSASはさまざまなサービスを用意していますので、ぜひご相談いただければと思います。

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この記事を書いた人

Lumii Discoverの運営チームです。企業・サービスの魅力をインタビューを通じて発見し、多くの人々が新たな可能性に気づくきっかけ作りを支援します。

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