今では多くの企業がWebCMを制作し、マーケティング施策として活用しています。
まだWebCMを制作していない場合には、その効果やメリットが気になる方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、WebCMの概要、テレビCMとの違い、WebCMのメリット、広告効果、制作のポイントなどについて解説します。
WebCMの制作・配信をご検討されている場合には、ぜひ最後までご覧ください。
目次
WebCM(ウェブCM)とは?
WebCM(ウェブCM)とは、Web上で配信される動画広告です。
YouTube動画などを視聴する前や途中に配信される数十秒程度の動画がWebCMです。
それ以外にも、Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなどの各種SNSや、Webメディア上でもWebCMは掲載されています。
近年はスマホでの動画視聴時間も増加傾向にあり、多くの企業がWebCMに注目しています。
Web広告市場はテレビ広告市場を大きく上回る
国内の媒体別広告費では、Web広告(インターネット広告)は、2019年にテレビ広告を上回り、2021年にはマスメディア四媒体の合計を上回りました。
さらに2023年には、インターネット広告が3兆3,330億円になった一方で、マスメディア四媒体広告は2兆3,161億円と減少が続いており、その差はますます広がっています。
WebCMとテレビCMの違い
WebCMとテレビCMの違いは以下です。
- ターゲティングの精度
- 視聴媒体
- 動画の内容
- 動画の尺
- コスト(動画制作費・広告配信費)
それぞれの違いについて詳しく解説します。
ターゲティングの精度
テレビCMは幅広いターゲットに対して配信するマス広告ですが、WebCMは細かいターゲティングをして特定のターゲット層にだけアプローチできます。
WebCMを出稿する各種SNSでは、年代や興味のあるジャンルなど、ユーザーのあらゆるデータを蓄積しているので、精度の高いターティングを実現できます。
細かいターゲティングができるため、それぞれのターゲットに合わせたWebCMを視聴してもらうことができます。
視聴媒体
テレビCMは基本的には、テレビのCM枠のみで視聴することになりますが、WebCMの場合には、インターネット上のあらゆるプラットフォームで配信することが可能です。
YouTubeや、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、などのSNSのほかに、Webメディアの記事下やサイドバーなど、さまざまな媒体があります。
ターゲット層に合わせて幅広い媒体から配信先を選ぶことができるため、効果的にターゲットにアプローチすることが可能です。
動画の内容
テレビCMはマス向けの広告であるため、細かいターゲティングはできず、幅広いターゲット層に向けた動画を制作するのが一般的です。
具体的に商品のメリットなどを伝えるよりも、企業のブランドイメージを高めるような内容を動画にしているケースもよくあります。
一方、WebCMは細かいターゲティングができるので、動画の内容も特定のターゲット層に向けた具体的なものになります。
地域ごとの配信もできるので、「〇〇区にお住まいの○代男性のあなた!」というフレーズが使われることもあります。
また期間限定のキャンペーンなどを用意して、WebCMの視聴者がすぐに購入や問い合わせなどの行動を起こすように促す動画も多いです。
動画の尺
テレビCMの尺は通常15〜30秒ですが、WebCMでは5秒程度の尺の短い広告から数分程度の尺の長い広告まであります。
WebCMは、テレビCMよりも動画の尺に自由度があるので、ターゲットに合わせて動画の尺を変えることができます。
ただし、あくまでも広告なので、WebCMを長い時間視聴してもらうのは非常にハードルが高いです。
WebCMを制作する際には、可能な限り短い尺の中で、商品・サービスの魅力を伝えるようにしましょう。
コスト(動画制作費・広告配信費)
テレビCMの制作費、広告配信コストは高額で、トータルで数千万円程度かかることが一般的です。
テレビCMでは有名タレントを起用することも多く、その場合にはさらに高額な費用がかかります。
一方WebCMはテレビCMと比較すると安価に制作ができ、広告配信コストも柔軟に対応できます。
WebCMであれば、数万円だけテスト配信することも可能です。
コストのハードルから、テレビCMは実施できる企業が限られますが、WebCMは多くの企業で実施可能な施策です。
動画制作の相場についてより詳しく知りたい場合には、以下の記事もあわせてご覧ください。
参考:動画制作・映像制作の相場・料金表を解説!費用を抑える方法と外注依頼のポイントも紹介
テレビCMとの比較から見るWebCMの長所・メリット
テレビCMと比較した際のWebCMの長所・メリットは以下です。
- より細かいターゲティングができる
- 少額からでも広告配信が可能
- 配信できる媒体や配信フォーマットが豊富にある
- 動画の尺を自由に決められる
- 効果検証の精度が高い
それぞれの長所・メリットについて具体的に見ていきましょう。
より細かいターゲティングができる
テレビCMとの違いでも解説したように、WebCMは細かいターゲティングが可能です。
特定のターゲット層にだけ訴求したい場合にも、WebCMであれば実現できます。
それぞれのターゲット層に合わせたWebCMを制作することで、反応率を高めることも期待できます。
少額からでも広告配信が可能
WebCMは月数万円程度の少額からでも広告を出稿できます。
これはテレビCMにはない大きなメリットです。
まずは低予算で広告を出稿してみて、パフォーマンスが高いようであれば、広告費を増加させていきながら、リーチ数を拡大することもできます。
WebCMであれば、各企業の予算にあわせて柔軟に広告費を調整できます。
配信できる媒体や配信フォーマットが豊富にある
テレビCMで出稿できる媒体は、テレビのみですが、WebCMの場合には、YouTube、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、Webメディアなど、あらゆる媒体にCMを配信することが可能です。
またテレビCMのフォーマットは限られているのに対して、WebCMの配信フォーマットは豊富にあります。
たとえばYouTubeという1つの媒体だけでも、スキップ可能な広告、スキップ不可の広告、バンパー広告と呼ばれる6秒間の広告など、さまざまなフォーマットが存在します。
テレビCMにはない媒体や配信フォーマットの多様性もWebCMの大きなメリットの1つです。
動画の尺を自由に決められる
テレビCMは通常、15秒か30秒の2パターンで構成されています。
一方、WebCMは数秒間〜数分程度、場合によっては尺の制限がないものまで、多様な動画尺で配信することが可能です。
目的やターゲットによって最適な動画尺は異なるため、自由に動画の尺を決められることもWebCMのメリットです。
効果検証の精度が高い
WebCMでは、インプレッション数やクリック数、視聴維持率などあらゆる指標を細かく分析できます。
またSNS上のWebCMでは、いいね数やコメント数なども分析可能です。
WebCMごとのパフォーマンスが細かく把握できるため、精度の高い効果検証を行い、次にどのような動画を制作すべきなのかが明確になります。
WebCMの広告効果
WebCMには、主に以下の4つの広告効果があります。
- 販売促進
- 認知拡大
- ブランディング
- SNSでの拡散
それぞれの広告効果について詳しく解説します。
販売促進
WebCMの1つ目の広告効果は、販売促進です。
WebCMでは、細かなターゲティングができるため、顧客になりやすいターゲットに向けて広告を配信することが可能です。
WebCMを通じて、商品・サービスの魅力を伝えることで、見込み顧客の購買を促進できます。
認知拡大
WebCMの2つ目の広告効果は、認知拡大です。
Supership株式会社の調査では、静止画広告と比較して、動画広告は約1.6倍の広告認知効果があったことが発表されています。
参考:動画広告の効果的な活用方法 ~最新事例から見る動画広告をターゲティングに活かすには〜 #Japan IT Week 関西 講演レポート
静止画広告よりも認知効果の高いWebCMを活用することで、効率的に認知を拡大していくことができます。
ブランディング
WebCMの3つ目の広告効果は、ブランディングです。
アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士が発表した研究結果では、1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、Webページに換算すると約3,600ページ分であることが発表されています。
参考:How Video Will Take Over The World
動画はテキストに比べて多くの情報を短時間で伝えることができるため、効率的に企業や商品のことを理解してもらうことができます。
結果的にブランドイメージを伝えやすくなり、企業や商品のブランディングにつながります。
SNSでの拡散
WebCMの4つ目の広告効果は、SNSでの拡散です。
本来WebCMは広告費をかけることで、ターゲットにリーチする動画ですが、SNSと相性の良いWebCMを制作することで、SNS上でユーザーに拡散されることも多いです。
ユーザーの共感を生み、動画を拡散してもらうことで、広告費以上に多くのユーザーにアプローチすることが可能です。
WebCMの制作事例(株式会社Lumii制作実績)
ここでは弊社がこれまでに制作した、WebCMの制作実績を紹介します。
WebCM制作事例:アニメーション動画
Chatwork株式会社
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | サービス利用によるメリットを直感的に表現したWebCMです。アニメーション特有の動きとBGMによって、興味を引きやすいWebCMに仕上げています。 |
ファストドクター株式会社様
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | 細かいアニメーションを加えながら、サービスの訴求ポイントを明確に伝えることで、サービスの魅力をわかりやすく印象づけるWebCMです。 |
Fintertech株式会社
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | 短時間で直感的な訴求が可能なアニメーションを採用したWebCMです。WebCMの最後にキャンペーンを訴求し、動画視聴後の行動を促しています。 |
株式会社fundbook
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | 図解を豊富に使用することで、複雑に思われてしまう金融サービスをわかりやすく伝えているWebCMです。サービスイメージとアニメーションのトンマナを整理し、ブランドイメージを統一できるようにしています。 |
株式会社atta
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40万円〜60万円程度 |
ポイント | 本来は可視化しにくいシステムの機能をアニメーションを活用し、ビジュアル化しました。初めてサービスについて知った人でも、スムーズに理解できるWebCMへと仕上げました。 |
WebCM制作事例:実写動画
CROOZ SHOPLIST株式会社
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 150万円〜200万円程度 |
ポイント | 「あざとかわいい」をテーマにして、衣装やスタジオをピンクカラーに統一して、商品の世界観を演出したWebCMに仕上げました。 |
DIGGLE株式会社様
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100万円〜150万円程度 |
ポイント | 実写映像にCGを合成することで、本来は目に見えないクラウドサービスを直感的に理解しやすく表現したWebCMです。 |
株式会社マイホム
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 150万円〜200万円程度 |
ポイント | ストーリー仕立ての映像に適宜グラフィックを加えることで、視聴者の共感を生みながら、サービス内容をしっかりと理解してもらえるWebCMを制作しました。 |
株式会社エアウィーヴ
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100万円〜150万円程度 |
ポイント | アプリのUIをイメージしたグラフィック素材と実写映像を組み合わせることで商品内容をイメージしてもらいやすいWebCMを制作しました。また店頭ディスプレイでも視聴してもらいやすい縦型動画で制作しています。 |
APAMAN株式会社
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100万円〜150万円程度 |
ポイント | 爽やかな印象を与える映像と軽すぎないBGMを合わせることで、「真面目な婚活」というサービスイメージを表現したWebCMです。またあえてナレーションを加えないことで、視聴者の興味喚起を図っています。 |
成功するWebCMの制作ポイント
成功するWebCMを制作するためには、以下の3つのポイントがあります。
- WebCMの目的を明確にする
- 狙いたいターゲットを明確にする
- ターゲット・商材に合わせた媒体を選ぶ
それぞれのポイントについて具体的に解説します。
WebCMの目的を明確にする
WebCMの目的を明確にすることはWebCMを成功させるために最も重要なポイントです。
たとえば同じ商品・サービスのWebCMであっても、より幅広いターゲットに対して認知を広げたい場合と、ピンポイントのターゲットに対して、その場で購入を促したい場合は制作すべき動画の内容が異なります。
どのような目的があってWebCMを配信するのかを改めて整理した上で、動画制作に臨みましょう。
狙いたいターゲットを明確にする
次に重要なポイントは、狙いたいターゲットを明確にすることです。
WebCMは細かいターゲティング機能により、アプローチするターゲットを明確に定められるメリットがあります。
このメリットを十分に活用するためにも、事前にターゲットを明確にしておくことが望ましいです。
「どのような年代の人なのか?」「どこに住んでいるのか?」「どのようなニーズがあるのか?」など、可能な範囲で細かくターゲットを定義しましょう。
ターゲット・商材に合わせた配信媒体を選ぶ
WebCMは動画の内容だけでなく、配信先の媒体選びも重要です。
たとえばFacebookであればビジネス関連の商材が好まれやすかったり、Instagramであれば美容・健康関連の商材が好まれやすかったりするなど、各媒体によって特性があります。
事前に媒体の特徴を調査し、自社の商材に最も適した媒体を選んでWebCMを配信するようにしましょう。
全く同じ動画でも、配信媒体が異なればパフォーマンスも異なるので、配信媒体も慎重に選びましょう。
WebCMを出稿できる媒体
ここからは、WebCMを出稿できる媒体として以下を紹介します。
- ディスプレイ広告を使用した媒体
- SNS広告を使用した媒体
それぞれ詳しく解説します。
ディスプレイ広告を使用した媒体
ディスプレイ広告を使用した媒体として、代表的な媒体は以下です。
- Googleディスプレイネットワーク(GDN)
- Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)
それぞれの特徴について具体的に解説します。
Googleディスプレイネットワーク(GDN)
Googleディスプレイネットワーク(GDN)は、Googleが提供するさまざまなサービス、アプリ、Webサイトに広告を配信できる広告です。
配信先が豊富であり、何百万もの提携Webサイトが存在します。
そのため、多くの見込み顧客に対して効率的にアプローチが可能です。
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は、Yahoo!のトップページやYahoo!ニュース、そのほかYahoo!が提携しているWebサイトに広告を配信できるディスプレイ広告です。
Googleディスプレイネットワーク(GDN)同様に、性別、年代などに合わせた多彩なターゲティングが可能です。
SNS広告を使用したWebCM
SNS広告を使用したWebCMとして代表的な媒体は以下です。
- YouTube広告
- Meta広告(Facebook・Instagram)
- LINE広告
- TikTok広告
それぞれの特徴について具体的に解説します。
YouTube広告
YouTube広告では、YouTubeと動画パートナーサイトでユーザーにアプローチすることが可能です。
YouTube広告では、豊富な動画広告フォーマットが利用可能で、以下の6種類のフォーマットがあります。
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- インフィード動画広告
- バンパー広告
- マストヘッド広告
- YouTubeショートの広告
YouTube広告の種類について、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
Meta広告(Facebook・Instagram)
Meta広告では、主にFacebook、Instagram、Messenger、WhatsAppに広告を配信することが可能です。
Meta広告は、年齢、性別、興味関心などの個人の細かいターゲット情報をもとに広告を配信できるため、ターゲティングの精度が高いことが特徴です。
またFacebookはビジネス目的で利用しているユーザーも多く、BtoBサービスの広告配信先としてもおすすめです。
LINE広告
LINE広告は、国内月間9,700万人(2024年3月末時点)の多様なLINEユーザーに広告を配信できるプラットフォームです。
日本では、幅広い世代で日常的にLINEを利用する習慣があるため、圧倒的なリーチ力があるのが特徴です。
またLINEヤフー株式会社の調査では、SNS利用者のうち、LINEのみを利用するユーザーが41.2%もいることがわかっています。
参考:LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ
リーチするターゲットをさらに広げていきたい場合に、おすすめの広告媒体です。
TikTok広告
TikTok広告では、TikTokやPangleなどのプラットフォームに広告を配信することが可能です。
10代〜20代の若年層ユーザーが多く、若年層をターゲットとした商材に強いのが特徴です。
また「TikTok売れ」という言葉が有名になったように、TikTokをきっかけに商品が大ヒットするケースも増えており、WebCMの配信先として非常に注目されています。
WebCMの種類
WebCMには、以下の種類があります。
- インストリーム広告
- インフィード広告
- インバナー広告
- インリード広告
- オーバーレイ広告
それぞれのWebCMの特徴について見ていきましょう。
インストリーム広告
インストリーム広告は、動画の再生前、再生中、再生後に挿入されるWebCMです。
YouTubeを視聴しているときに表示される広告が代表的なインストリーム広告です。
動画コンテンツの視聴中に、動画広告が流れるので、自然に視聴してもらいやすいというメリットがあります。
媒体によっても異なりますが、一般的にインストリーム広告は一定時間以上視聴されなければ広告費が発生しません。
そのため、無駄な広告費が発生しにくく、費用対効果が高まることが期待できます。
インフィード広告
インフィード広告は、SNSのタイムラインやフィード上に表示されるWebCMです。
タイムラインを眺めているときに自然と目に入りやすいのが特徴です。
インバナー広告
インバナー広告は、Yahoo!のトップページや、Webメディアのバナー枠に表示される広告です。
DSP(Demand-Side Platform)の仕組みによって、広告と相性の良いメディアに露出できるのが特徴です。
またアクセス数の多いメディアに掲載されることで、短期間で多くの認知を獲得できることも期待できます。
インリード広告
インリード広告は、コンテンツ中に掲載されるWebCMで、ユーザーが広告部分を表示したときに動画が再生されます。
コンテンツを見ているユーザーの目に止まりやすいメリットがあります。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、コンテンツに覆い被さるように表示されるWebCMです。
PCやスマホの画面上部や下部に常時広告が表示されている場合や、画面全体を覆うように広告が表示される場合があります。
ユーザーに広告を認知してもらえる可能性は高いですが、ユーザビリティを損ねてしまう可能性もあるので、表示バランスが重要な広告です。
WebCMの出稿にかかる費用の相場
WebCMは、大きく分けると「WebCMの制作費」と「WebCMの広告配信費」の2つの費用から成り立っています。
それぞれの費用の相場について解説します。
WebCM制作費の相場
WebCM制作費の相場は以下です。
- アニメーション動画:30万円〜50万円程度
- 実写動画:50万円〜100万円程度
WebCMの制作費用は、動画の内容や尺などによって異なります。
WebCMの概算費用を知りたい場合には、5つの質問に答えるだけで概算費用がわかる「見積もりシミュレーション」をご活用ください。
WebCM広告配信費の相場
WebCM広告配信費は、月に「数万円程度〜数千万円以上」と非常に幅が広いです。
多くの中小企業では、月に数十万円〜数百万円程度の広告費をかけています。
また大企業の場合には、月に数百万円〜数千万円以上の広告費をかけているケースもあります。
WebCMはテレビCMとは異なり、少額からでも広告を配信できることが特徴であるため、このように企業によってかけている広告費に大きな違いがあります。
得たい結果からどの程度の広告費が必要かをシミュレーションし、まずは少額からテスト配信をするのがおすすめです。
費用対効果の高いWebCMを制作しよう
本記事では、WebCMの概要や、テレビCMとの違い、WebCMのメリット、広告効果、制作ポイントなどについて解説しました。
動画の試聴時間が長くなっている昨今において、WebCMは企業のマーケティング戦略として、ますます重要になっています。
WebCMを制作する際には、ぜひ本記事をお役立ていただければ幸いです。
また弊社では、ハイクオリティなWebCMを業界相場の1/3以下の価格で制作する動画制作サービスを提供しています。
コストを抑えながら、高品質なWebCMを制作したいという場合には、ぜひ本サービスもあわせてご覧ください。
WebCMに関するよくあるご質問
ここではWebCMに関するよくあるご質問に回答します。
WebCMとは何ですか?
WebCMとは、Web上で配信される動画広告です。
YouTube動画などを視聴する前や途中に配信される数十秒程度の動画がWebCMです。
詳しくは「WebCM(ウェブCM)とは?」をご覧ください。
WebCMとテレビCMの違いは何ですか?
WebCMとテレビCMの違いは以下です。
- ターゲティングの精度
- 視聴媒体
- 動画の内容
- 動画の尺
- コスト(動画制作費・広告配信費)
詳しくは「WebCMとテレビCMの違い」をご覧ください。
テレビCMと比較した際のWebCMの長所やメリットは何ですか?
テレビCMと比較した際のWebCMの長所・メリットは以下です。
- より細かいターゲティングができる
- 少額からでも広告配信が可能
- 配信できる媒体や配信フォーマットが豊富にある
- 動画の尺を自由に決められる
- 効果検証の精度が高い
詳しくは「テレビCMとの比較から見るWebCMの長所・メリット」をご覧ください。
WebCMの広告効果は何ですか?
WebCMには、主に以下の4つの広告効果があります。
- 販売促進
- 認知拡大
- ブランディング
- SNSでの拡散
詳しくは「WebCMの広告効果」をご覧ください。
WebCMを制作する際のポイントは何ですか?
WebCMを制作する際のポイントは以下です。
- WebCMの目的を明確にする
- 狙いたいターゲットを明確にする
- ターゲット・商材に合わせた媒体を選ぶ
詳しくは「成功するWebCMの制作ポイント」をご覧ください。
WebCMを出稿できる媒体にはどのようなものがありますか?
ディスプレイ広告を使用した媒体として、代表的な媒体は以下です。
- Googleディスプレイネットワーク(GDN)
- Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)
SNS広告を使用したWebCMとして代表的な媒体は以下です。
- YouTube広告
- Meta広告(Facebook・Instagram)
- LINE広告
- TikTok広告
詳しくは「WebCMを出稿できる媒体」をご覧ください。
WebCMにはどのような種類がありますか?
WebCMには以下の種類があります。
- インストリーム広告
- インフィード広告
- インバナー広告
- インリード広告
- オーバーレイ広告
詳しくは「WebCMの種類」をご覧ください。
WebCMにはいくらかかりますか?
WebCMの制作費用相場は以下です。
- アニメーション動画:30万円〜50万円程度
- 実写動画:50万円〜100万円程度
またWebCMの広告配信費は、月に「数万円〜数千万円以上」です。
詳しくは「WebCMの出稿にかかる費用の相場」をご覧ください。
Web動画広告とは何ですか?
Web動画広告とは、Web上の動画広告のことです。
YouTubeやFacebook、Instagram、Twitter、TikTokなどで配信されています。